住友ゴム工業は、ブラジル工場にトラック・バス用タイヤの生産設備「Sumitomo Rubber do Brasil Ltda.」を新設し、3月1日に生産を開始。
ブラジル市場のトラック・バス用タイヤの安定供給と、為替変動リスクの回避が目的。
2020年末には生産能力を日産1000本とする計画。総投資額は465百万レアル(約135億円、1レアル=29円換算)。
同工場は、パラナ州ファゼンダ・リオ・グランデ市に所在。サンパウロから350km南西にある。
同社はこれまで、トラック・バス用タイヤは輸入・販売していた。今回のブラジル工場でのトラック・バス用タイヤ生産で、現地での安定供給が可能に。
ブラジルの同タイヤ市場は今後年2-3%程度の成長を見込む。
現地生産により、乗用車・ライトトラック用タイヤとあわせ、ブラジル市場でのタイヤ販売事業を強化。グローバル展開をさらにすすめる構え。