レッドブルは、Red Bull Air Race World Championship(レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ)を2019年シーズン限りで終了することを決めた。

今後開催を予定しているレースは以下の3戦。

6月15日(土)、16(日)カザン(ロシア)

7月13日(土)、14(日)バラトン湖(ハンガリー)

9月7日(土)、8日(日)千葉 海浜幕張

2003年の初開催以来、レッドブル・エアレースはこれまで90以上のレースを開催し、 世界最高の飛行技術を持つパイロットたちが低空の空中コースを高速で旋回しながら競い合う世界最高峰のスポーツ・エンタテイメントを世の中に提供。

しかしレッドブル・エアレースは、レッドブルが世界各地で開催している ほかのイベントと同じレベルで世間の興味関心を得ることができなかった。

「記憶に残るすばらしいレースの数々をつくりあげてくれたパイロットたちとチームメンバー、大会パートナー、ホストシティと地域住⺠のみなさん、そしてファンたちにこの場を借りて感謝を申し上げたい。ありがとうございました。」

今回の発表をうけ、千葉大会を主催するレッドブル・エアレース・ジャパン実行委員会は、次のようにコメントしている。

「レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップのなかでも千葉大会は最大規模の動員数を誇り、多くのモータースポーツファンの興味関心を惹きつける一大イベント」

「千葉大会にはさらなる可能性があったため今回の発表は非常に残念。レッドブル・エアレース最後のレースが有終の美を飾れるようにレッドブル・エアレース・ジャパン実行委員会は邁進していく。みなさんぜひ千葉大会へ」

2017年ワールドチャンピオンで、現在シーズンランキング首位の室屋義秀選手はこう語っている。

「今シーズンは全4戦に変更となったので、チャンピオンシップの年間戦略を修正しながら、現在のリーディングポジションを維持できるよう全力を尽くしていく」

「9月までの短期決戦となったので、ほかことは考えず100%レースに集中していく。スポーツ選手とは、設定されたルールや与えられた条件のなかで、その能力の限界に挑戦する存在だと考える。その挑戦の過程により、新たな未来が創造されていくと考えている」

おすすめ記事