おだやかなオンショアの空を、最高時速375km、最大加速度12Gという人間離れした航行空間で1/1000秒というわずかな差でそのスピードを競う、レッドブル・エアレース。
航空スポーツというカテゴリを世界中に広めたこのレッドブル・エアレースが、ここ日本の千葉・海浜公園でことし、その歴史に幕を下ろした。
泣いても笑ってもこれが最後のレッドブル・エアレース 千葉大会は、唯一の日本人パイロット 室屋義秀がまさかの初戦敗退。2日めの決勝に、主役を失ったオーディエンスは、室屋のフライトを地上から追いかけることは、二度とないと思っていた。が、なんとまさかまさかの敗者復活。
ここから狙い通りの飛翔をみせた室屋が、まさかまさかまさか、わずかなタイム差でトップで逃げ切り優勝するとは……。
台風15号が接近し、大幅なスケジュール変更を余儀なくされたなか、日本人パイロット室屋義秀が2度めの千葉大会優勝。総合優勝はレッドブル・エアレース最後の大会で最初の総合トップを獲得した、マット・ホールに決まった。
―――なにもかもが、驚きと興奮の連続だった最後のレッドブル・エアレース、千葉大会。
その熱気と興奮を、なんとテレビで体感できる!
チャンネルは、NHKBS1。放送タイトルは「決定版!エアレース世界選手権2019 最終戦in 千葉」(再放送)。オンエアは、10月27日 日曜 19時00分~20時50分。
これがほんとうに最後の再放送かもしれないから、最後のレッドブル・エアレース、千葉大会の興奮と余韻、感動とサウダージをもう一度という人は、同番組をチェック。
またレッドブル・エアレース公式サイトには、レッドブル・エアレースの歴史と最終戦のドキュメントを記した「【ラストレポート】 航空スポーツを世界中に広めたレッドブル・エアレース」が公開中。こちらもあわせてチェックしてみて。
そして最後は、フォトグラファー神森沙織が撮影したレッドブル・エアレース 千葉大会のフォトアルバムを添えて―――。
レッドブル・エアレース 千葉大会フォトアルバム
撮影:神森沙織
記事:tokyochips編集部