「いまの若者はうらやましい。自分が20代のころの元気はもうない」

「いくらお金があっても、あのころには戻れないと思うと、もっともっと一生懸命に生きてればよかったって、後悔する」

「いまの若者はいろいろチャレンジできるし、一日も無駄に過ごしてほしくないって思う」

―――そうメッセージを伝えるのは、実業家 三崎優太。

三崎優太や公益推進協会は、「三崎優太 若者のみらい応援基金」助成にもとづく若者支援プロジェクト第1弾 ビジネスコンテストを8月31日に開催。

9月10日には、同ビジネスコンテストで選ばれた6組の助成対象者を表彰する「三崎優太 若者のみらい応援基金 助成先決定記者発表会」を東京・渋谷で開催。10~20代の助成対象者に合計1800万円の助成金を手渡した。

今回 最優秀賞(1000万円)に選ばれたのは、モール型ECサイトで「あまいスイカ」の専門店を立ち上げたいという佐藤洸氏。

優秀賞(250万円)は、物流会社むけVR安全教育などを計画する佐々木章太氏、外国人が安心して食を楽しめる北海道QRコード「ScanEat」をめざす村上武志氏・上原大尚氏に。

審査員賞(100万円)は、eスポーツゲーマーマッチングアプリ「HIDEBASE」を開発する渡邉亮氏、足場に広告を展開する「Ashiba Ad」開発をめざす田中幸大氏、そして転売防止にむけたイベントチケットオークション方式を提案した倉ヶ市衿加氏(18歳)が選ばれた。

デヴィ夫人やじゅんいちダビッドソンも期待

助成先決定記者発表会にはスペシャルプレゼンターとして、デヴィ スカルノ(デヴィ夫人)や、じゅんいちダビッドソンも駆けつけ、新たなビジネスに挑む若者に期待した。

「実はぼく、2020年元旦に会社を立ち上げて、いま、お笑い芸人 兼 社長なんですよ。思いついたことぜんぶやっちゃう性格で、会社を立ち上げたころはやばいかなって思ったけど、やってみたら、大したことないと。あ、あれ、いいこと言ったららダメでしたここ?」

―――じゅんいちダビッドソンのビジネス話からのボケで始まったトークに火がついたデヴィ夫人は、こう返した。

「三崎優太さんすばらしいことをなさっている。必要は発明の母という。いろいろなことに着眼して、発想して、熱くなるってすばらしいこと」

「わたしは石油プラントの会社を立ち上げて、13年間、女性一人で引っ張ってきた経緯があります。朝は6時半ぐらいからオフィスに入って、夜は10時まで働いて、働いて、働いて」

「成功してる人たちは、人の3倍働いている。成功が一朝一夕でつくられるものではないってことを知ってもらいたい。まず努力」

「いまの若者はブランド思考でしょ。それが成功者のパスポートになってると思っている人が多い。愛国心がないんですよね。対岸の火事のように世界の悲劇を眺めている」

「日本の尖閣諸島に中国の工作船が侵入している。尖閣諸島が中国に盗られてしまう恐れもある。若い人たちは誰も怒らない。香港の若者のように社会に訴えない。自分だけいいのかと失望しています」(デヴィ スカルノ)

―――そんな強いメッセージを伝えたデヴィ夫人に対し、「若い人のほうが能力も高いし、性格のいい人が多い。正確が悪いのはおっさんですよ」とじゅんいちダビッドソンが返すと、再び熱くこう語った。

「わたくしはそうは思いません。物質に恵まれて戦おうという気持ちがない。『働かざる者食うべからず』ですから、大人が引きこもって生活保護を受けながら生きるというのは、恵まれ過ぎている」

―――そういうデヴィ夫人は、自らも恵まれない音楽家たちを支援。ニューヨーク イプラ財団(音楽)の名誉会長を25年務め、ピアニストとオペラ歌手の育成に注力。また、国際的な基盤を活かし、NPO アースエイド・ソサエティを発足。地球規模で慈善活動を行っている。

そんなデヴィ夫人が、若者にむけてこうエールを送った。

「目標、目的、使命感をもって生き抜いてほしい。それがないと幸せじゃない。大志を抱いてください」

また、20代に戻れるとしたら、なにをするかという問いには、「たとえば、わが子を虐待死させる事件をみて、失望している。いまの日本は非道なことがまかりとおっている。ここまで落ちたかと思う。だから、国内に保育園をたくさんつくってあげたいと思うでしょうね」とデヴィ夫人は伝えていた。

三崎優太 著「過去は変えられる」出版! 10月9日~発売

1億円以上を寄付し、若者の未来を支援し続ける三崎優太が、扶桑社から「過去は変えられる」という題名の著書を出版する。

第1章 青汁劇場~栄光から転落へ~
第2章 「青汁王子」と呼ばれて
第3章 人生最大の試練
第4章 自らの運命に一矢報いる
第5章 過去は変えられる

「今死んでしまえば、どんなに楽になれるだろうか。目の前にあるイヤなことすべてから逃げることができるんだ。判決が出たら、自分が脱税したとされる 1 億 8000 万円を世の中にバラまいて、死んでやろう。僕の中の真実を伝えるために――」

「当時、私の心はそこまで追いつめられていました。そんな私を救ってくれたのは、SNS を通じて応援してくれたみなさんでした」

「死んではいけない。あきらめちゃ終わりだ。そう考えたら、どんな失敗や挫折も、今抱えているちっぽけな不安なんて、人生における誤差でしかない。向き合い方次第で「過去は変えられる」と、みなさんから教えてもらいました」

「次は、ぼくがみなさんに恩を返す番です。人生はいくらでもやり直せるし、自分自身の過去を変えることだってできます。あきらめなければ、必ず道は開けます」(三崎優太)

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