漢方薬を中心とした一般用医薬品と医療用医薬品を販売するクラシエ薬品は、「漢方セラピー」ブランドの2021年1月~11月販売データをもとに、2021年度の漢方薬市場の変遷や withコロナ時代の漢方動向を発表。

オンラインで行われた発表会には、クラシエ製薬 草柳徹哉 取締役副社長執行役員兼薬品経営企画室長、同 山本政春 ヘルスケア事業部学術部課長、同 矢嶋浩平 ヘルスケア事業部学術部係長が登壇。

同社がまとめた「漢方トレンド2021」をはじめ、年末年始の暴飲暴食で心配される胃腸や更年期の今後の予想などについても伝えた。

漢方セラピーは5年連続伸長、ストレスカテゴリがけん引

2021年の漢方薬市場は、漢方風邪薬の落ち込みで減少傾向のなか、クラシエ薬品「漢方セラピー」ブランドは5年連続で伸長。

その売れ行きをけん引したのは、「ストレス」カテゴリで、ことし最も売れた漢方は、ストレスやのどのつかえに対応する「半夏厚朴湯」(はんげこうぼくとう)だった。

続く2位は、2020年に外出自粛等の影響を受けた「芍薬甘草湯」(しゃくやくかんぞうとう)』が回復傾向。また、気象病関連処方の「五苓散」(ごれいさん)と「苓桂朮甘湯」(りょうけいじゅつかんとう)も上位にランクインした。

半夏厚朴湯、芍薬甘草湯、五苓散料に注目

クラシエ 漢方半夏厚朴湯エキス顆粒(第2類医薬品)は、体力中等度をめやすとして、気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴うのどのつかえ感・不安神経症に。

クラシエ 漢方芍薬甘草湯エキス顆粒(第2類医薬品)は、体力に関わらず使用でき、筋肉の急激なけいれんを伴う痛みのある、こむらがえりや筋肉のけいれんに。

クラシエ 漢方五苓散料エキス顆粒(第2類医薬品)は、体力に関わらず使用でき、のどが渇いて尿量が少ないもので、めまい、はきけ、嘔吐、腹痛、頭痛、むくみなどのいずれかをともなう頭痛・二日酔に対応するから、気になる人はクラシエ漢方セラピー公式サイトをチェックしてみて↓↓↓
https://www.kracie.co.jp/ph/k-therapy/

ストレスや食生活の乱れが生じやすい年末年始と漢方

久々の忘年会・新年会や年末業務でバタバタ、年始の親戚への挨拶や仕事始まりで飲食機会急増などで、年末年始はストレスや食生活の乱れが生じやすい時期。

クラシエ薬品では、こうした年末年始に半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)や六君子湯(りっくんしとう)に注目。

ストレスなどによる気の停滞と、胃部に熱が停滞することによる、神経性胃炎・胃痛、みぞおちのつかえには、半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)を、と。

また、疲労・加齢による気の不足と、胃の動きが悪く、水はけも悪いことによる食欲不振、食後の膨満感、胃腸虚弱には、六君子湯(りっくんしとう)を、と伝えた。

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