「6区の横澤が、前(の走者)が見える位置でタスキを渡してくれて、前半追いかけて少し差を縮められたんですけど、後半失速してしまって、差が広がってしまった状態でタスキを渡してしまった。今までで一番悔しかったレースだなと思います」(7区 4年 川口慧)
「いざ走ってみると、前が見えるってことで、追いかける展開だったので、気持ちよく走れました。補助員の人たちが、どこまでいっても沿道の人を押さえてあげてたり、自分ひとりの力だけではないというのを痛感しました」(8区 2年 大泉真尋)
―――みんながひとつの目標に向けて、それぞれにある想いを込めて駆け抜けた、箱根駅伝。第98回大会は総合12位に終わった神奈川大学のランナーたちは、いまどんな想いか、この先どう走り続けていくか。
神奈川大学は、第98回東京箱根間往復大学駅伝競走の大会報告会動画をジンダイエキデンサイト(https://ekiden.kanagawa-u.ac.jp)で公開。
レース後の選手インタビューや学内外関係者のコメントなどがつづられている。
「今回の結果は総合12位(往路12位、復路11位、11時間00分00秒)で、残念ながらシード権獲得は叶いませんでしたが、来年の箱根駅伝に向け、新チームでの活動がすでに始まっています」(神奈川大学)
8分30秒の動画後半には、神奈川大学 陸上競技部 大後栄治 監督や同大 陸上競技部 三浦大介 部長、同大 兼子良夫 学長などがレース振り返りと今後について語っている。
また同大 陸上競技部OB会 岡部勝美 会長、同大 宮陵会 久保清治 会長、同大 後援会 西脇幸二 会長、六角橋商店街 石原孝一 会長、日総工産 清水竜一 代表取締役社長執行役員兼CEO、東急東横線 白楽駅職員などが、彼らの熱い走りへの感謝・応援メッセージを添えている。
―――1928年創立の神奈川大学は、学生数約1万8000人、文系・理工系併せて8学部、大学院8研究科を擁する総合大学。
「知の拠点」として未来社会の発展と安定に貢献する研究を推進し、研究成果を教育に活かすと共に産学連携やエクステンション事業など社会に還元。
現在、2028年に迎える創立100周年とその先の時代を見据え、さまざまな改革を推進しているという。