冬の札幌オリンピックが閉幕して半年が経った1972年9月、ときの内閣総理大臣 田中角栄が中華人民共和国 北京を初めて訪問し、日中共同声明調印式を経て日中国交が正常化してからことしで50年をむかえる。
この日中国交正常化50周年の記念し、東京・小石川にある日中友好会館美術館は、「日本と中国の文化を融合させた3つの展覧会」を実施。
その第1弾が、3月1日から4月17日まで開催する「~四季礼賛(しきらいさん)~故宮+IKEBANA」。
日本と中国の文化が融合する空間に没入!
「~四季礼賛(しきらいさん)~故宮+IKEBANA」展は、「世界最大の宮殿」といわれる故宮(中国・北京)の四季をとらえた写真80点と、故宮の春夏秋冬の移ろいを目と耳とで体感するムービーを、国内で初公開する。
中国のフォトグラファーがとらえた故宮の活写に華を添えるのは、池坊東京連合支部所属の華道家らによる四季をテーマにした生花や、イケメン華道家グループ“IKENOBOYS”の新感覚作品、15点。
画像↑↑↑はその初日に登場した、IKENOBOYS の加藤真啓と齊官昌伍。日中国交正常化50周年を祝って、「このあと100年、200年と、いい関係でいられるように」という想いを込めて2人はわずか20分でこうした生花をつくりあげた。
故宮の四季をとらえた写真80点の展示とムービーを放映
かつて紫禁城と呼ばれ、600年以上にわたり栄華を極めた世界最大の宮殿、故宮。
同展では、故宮博物院の広報チームが365日かけて撮りためた春夏秋冬、季節とともに移ろいゆく故宮の姿をとらえた写真80点を厳選。日本で初めて紹介。
故宮に住みつく猫や鳥たちの姿も活写され、これまでの故宮とは違った視点でみつめることができる。
また、四季の移ろいを目と耳とで体感するショートムービーもあわせて鑑賞することで、故宮の素顔を体感できる。
週ごとにテーマカラーや花器を替え「変化する展覧会」に
故宮の写真にまさしく「華を添える」のは、華道家元池坊プロデュースのイケメン華道家グループ「IKENOBOYS」と、池坊東京連合支部に所属する華道家による、いけばな作品15点。
いけばなは週ごとにテーマカラーや花器の材質を変え、いけ替えを行い、来館するたび新たな表情を魅せる「変化する展覧会」に。
IKENOBOYS と来場者でつくるダイナミックいけばなも毎日更新!
会場では、IKENOBOYS によるライブパフォーマンスや、IKENOBOYS と来場者でつくるダイナミックいけばなも登場。
IKENOBOYS が花をいける凛々しい姿や、楽しいトーク、ライブパフォーマンスは必見もの。
また、IKENOBOYS 作品に、美術館来場者が一輪ずつ花をいけていき、1週間かけてひとつの「ダイナミックいけばな」をつくりあげる参加型イベントスペースも正面に設置。徐々に作品が完成していくようすが Twitter などの SNS でも更新されていくから、気になる人は公式サイトをチェックしてみて↓↓↓
◆日中国交正常化50周年記念展Part 1「四季礼賛(しきらいさん)故宮+ IKEBANA」
http://www.jcfc.or.jp/blog/archives/19291
◆日中友好会館美術館 Twitter
https://twitter.com/jcfc_museum/
◆日中友好会館美術館 Facebook
https://www.facebook.com/jcfc.museum/
会期:3月1日(火)~4月17日(日)
会場:日中友好会館美術館 東京都文京区後楽1丁目5−3
開館時間:10:00~17:00(ただし3/4(金)、3/18(金)、4/1(金)、4/15(金)は20:00まで開館)
休館日:月曜日
入館料:無料