「白あずきバー」――

それは井村屋が2022年12月19日から発売している期間・数量限定の新商品。

2023年に「あずきバー」が発売50周年を迎えることを記念したもので、原材料に希少価値の高い北海道産「白小豆」を100%使用しているそう。砂糖や食塩も全て北海道産だ。

「サファイアより硬い」とも評される硬さはもちろん健在で、そこにあずきの絶妙な粉感が加わる。実際に試食してみると、普段の「あずきバー」より上品な甘さが感じられる。

もちろん普通の「あずきバー」と同じようにマグカップで加熱して「ぜんざい」として食べても美味しい。見た目は甘酒にトロリと溶けたお餅を入れたようで、和スイーツ好きにはたまらない。

「あずきバー」はもともと「ぜんざいを凍らせたようなアイスができないか?」という発想から生まれた商品。ある意味では先祖返りと言えなくもないかも?

実はかなりレア?「白あずきバー」と出会える確率は

東京都内を駆け回り、ようやく1本だけ発見できた

この「白あずきバー」は50万本限定の数量・期間限定商品として販売されている。

一見たくさん製造されているように見えるが、実はそうでもない。想像してみよう。東京都の人口がだいたい1,400万人なので、都民だけに限定しても28人に1人、つまり1クラスに1人程度しか「白あずきバー」を手にすることはできない。

井村屋によれば、2021年度の「あずきバー」シリーズの年間販売本数は「3億本」らしい。つまり「白あずきバー」の製造本数は年間販売本数の0.16%程度のレアモノなのだ。

商品の値段は140円(税込)、内容量は80mlということで、普通の「あずきバー」と全く同じ。北海道産の白小豆という高級品を使って、しかも少量しか生産していないわけで、ふつうの「あずきバー」と比べたらコストも高くつくだろうに……あくまで他の「あずきバー」と同じ値段で提供する井村屋の誠意が感じられる。もし店頭で見つけたら、ぜひ確保しておきたい一品(一本)だ。

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