北海道の地チーズとの出会いを楽しむ年に一度のイベント――「北海道地チーズ博」の季節がやってきた。5回目となる2023年の地チーズ博は、渋谷ヒカリエで2月10日(金)~13日(月)にかけて行われる。

会場には46の乳業者から約300種の地チーズが集結。出店社に直接相談しながら購入できる「直売コーナー」、出店社やチーズスペシャリストによる「ステージイベント」などが設けられ、様々なコンテンツが用意される。

大好評の「食べ比べ企画」はさらにパワーアップ。乳業者一押しの地チーズ46種からお好みの5種を自由に選べる「セレクト5」はもちろんのこと、チーズに詳しくない方でもカジュアルに楽しめるオススメ5種がセットされた「セット5」が新たに登場する。会場に赴けば、魅力的な地チーズとの新たな"出会い"があなたを待っている。

北海道地チーズは、先人が築いた伝統と作り手の創意工夫、風土を生かした製法で、多様に進化してきた北海道のナチュラルチーズ。世界的にも評価を受け、進化を続けている。会場ではぜひ新たなチーズとの出会いや、美味しい北海道のお酒などとのマリアージュを楽しんでほしい。

メディア向けの試食会ではチーズ似合う北海道のお酒も試飲ができた。函館麦酒やアーバンエールは柔らかな甘い香りとはど良い苦味で重すぎずスッキリ飲める。エール系ビールやピルスナーは爽やかでフルーティーな香りとスッキリとした味わいが楽しめる。また年輪は白・赤ともに非常に評価が高かった。白は甘すぎず何にでも合わせやすい。赤はスモーキーな独特の香りなのに重すぎず、飲みやすく食事にぴったり。北海道ワインの地力の高さを思い知らされた。

メディア向け試食会では試食用に大量のチーズが用意され、まさに食べきれないほどのチーズの洗礼を浴びた

地チーズ博の目的は?

ホクレン酪農畜産事業本部 酪農部生乳共販課 竹尾淳氏

「北海道地チーズ博2023」の開催に先立ち、メディア向けの試食会で主催のホクレンから開催趣旨の説明があった。

「地チーズ博の目的は、地チーズがより毎日の暮らしに定着する文化づくりを目指すこと」

ハレの日に食べる特別な食事としてではなく、むしろ日常的に、毎日のように地チーズを楽しんで食べて欲しい、そんな思いが伝わる。

だから今年のテーマは「毎日に、とけこむ幸せ。はい、チーズ!」になったのだろうか――

ただ食べて楽しめるイベントにするだけではなく、ステージイベントなどで北海道地チーズの魅力や日々の品質向上に向けたブランドの努力なども伝える。会場に来られない乳業者もオンラインでPRし、レシピなど生きた情報を伝えるという。

ホクレンは北海道内のJAが出資し、JAの経済事業を担うことを目的として設立された組織だ。生産者の営農活動を支える「生産者支援」を行いながら、消費者への食の安定供給もサポートする。こうしたイベントは北海道の食を都心に発信する重要な場なのだ。

『北海道地チーズ博 2023』 イベント開催概要

開催期間:2023年2月10日(金)~2月13日(月)
開催時間:11:00~20:00 ※最終日のみ11:00~18:00
開催場所:渋谷ヒカリエ ヒカリエホール ホールA(東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ9階)
入場料:無料

サブ会場ではオリジナルメニューや限定アソートセットを展開

『北海道地チーズ博 2023』のメイン会場は渋谷ヒカリエだが、サブ会場として自由が丘の「MILKLAND HOKKAIDO → TOKYO」が選ばれている。

こちらでは2月2日(木)から28日(火)までのおよそ1ヶ月にわたり、オリジナルメニューや限定アソートセットを展開する『北海道プチーズ博 2023』を開催する。

また、都内のレストラン6店舗と地チーズを使用した特別メニューのコラボも決定している。参加する店舗一覧はこちら。

上原デリー(代々木上原)
GARB Tokyo(丸ノ内)
eplus LIVING ROOM CAFE&DINING(渋谷)
ARK HiLLS CAFE(六本木)
GOOD MORNING CAFE(品川)
サンシャイン クルーズ・クルーズ(東池袋)

実施期間やメニューなど、詳細は各店舗にお問い合わせを。各店舗のシェフが「北海道地チーズ」と組み合わせた品々をぜひ堪能してほしい。

LIVING ROOM CAFE&DININGとの特別コラボメニュー。広島産カキと北海道十勝産ソフトチーズ『カウベル』、セミドライトマトのキッシュ

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