品川区小山の「一汁おにぎり 一粒万福」で提供される「一汁おにぎりセット」

全国で加速する「おにぎり専門店」ブーム、その波は品川にも――

東急目黒線の西小山駅から徒歩3分。商店の立ち並ぶ一角に29日、「一汁おにぎり 一粒万福」が開業する。大ぶりのおにぎり2~3個にしじみ汁・お新香が付いた「一汁おにぎりセット」を主軸に、豊富な具材のバリエーションで、ふわっとした食感のおにぎりを提供する。

東急目黒線 西小山駅

株式会社一粒万福の代表取締役・早川由華さんは米農家育ちのZ世代だ。コロナ禍で海外へ行けない日々が続くなか、日本の文化やスピリットの勉強を始め、日本の美しさや古き良き文化に魅了された。

自身のルーツとも関連が深く、フェイストゥフェイスで提供できる「おにぎり」で日本の和の心を表現したいと考えた早川さんは、雑司が谷の「おにぎり・とん汁 山太郎」と大塚の「おにぎりぼんご」で武者修行に励んだ。「米に触れるのは多くとも3回程度」という握り方は、まさに名店の職人技を継承したものだ。

日本文化への思いは内装にも表れる。具材の並ぶカウンター席に座ると、その場で握ってもらう寿司屋のようなライブ感も味わえる

材料にもこだわった。米は京都の老舗「八代目儀兵衛」のおにぎり専用ブレンド米を使用。佃煮は三重県の有名店から仕入れている。味噌も老舗から「しじみ汁に合うもの」を送ってもらい、幾度となく商品開発を繰り返しながらベストな組み合わせを選んでいる。

具材はさけとすじこを盛る「さけの親子」のような定番もあれば、油揚げと椎茸と小松菜を煮詰めた「きつね」、担々麺のそぼろをイメージして開発した「たんたん」なども。もちろん細かなカスタマイズも可能で、「あさりしぐれ」へのクリームチーズのトッピングなどは特におすすめできる。美味しい具材やトッピングは、SNS担当がInstagramなどで発信する。

おにぎりは一つ160gの大きめサイズで、具材もぜいたくに盛った。メインターゲットは30代~40代の主婦層というが、成人男性でも2個で結構な満足感がある。特に女性で3種類食べたい方には「ごはん小さめ」のオプションをお勧めしたい。

メニュー表

店舗情報

■店舗名:一汁おにぎり 一粒万福
■住所:東京都品川区小山6-6-14
■アクセス:西小山駅から徒歩3分/武蔵小山駅から徒歩10分
■席数:カウンター9席
◼︎営業時間:11:00-15:00 (L.O. 14:30)
※12月以降、夜提供も開始予定
■定休日:不定休
■Instagram:https://www.instagram.com/onigiri_ichiryu_manpuku/

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