「岩国錦帯橋空港からの公共交通機関の乗り継ぎは厳しいです。吉賀町には鉄道は通っていません」
公式ホームページにそう明言するほど潔い町―――島根県 吉賀町(よしかちょう)。
この島根県吉賀町をゆっくり歩いて、日本の原風景を全身で体感したい。
鉄道がない吉賀町へは、山陰線・山口線 益田駅か、山陽線 広島駅、山口線 日原駅(にちはらえき)から石見交通の路線バス 広益線 清流ライン高津川号 でアプローチする。
しかも、実は吉賀町には鉄道が走る計画があった。その名残が、いまもある!
それが岩日北線、道の駅むいかまち温泉 は 駅の予定地だった
島根県吉賀町に岩日北線(がんにちきたせん)の駅が置かれる予定だった地は、町役場ちかくにある 道の駅 むいかいち温泉。
いま道の駅だけど、岩日北線が実現していれば、ここが吉賀町をの鉄道駅―――六日町駅だった。
岩日北線は、山口県の山陽線 岩国駅と、島根県津和野町の山口線 日原駅(にちはらえき)を結ぶ、当時の岩日線の北側区間。
南側の岩国~錦町は昭和30年代から岩日線として順次開通。その北側、岩日北線も錦町~六日市が着工され、高架橋やトンネルがつくられた。
いまこの 道の駅 むいかいち温泉 から県道16号 津和野街道を西へ10分ほど歩くと、高津川に架かる橋から、岩日北線の単線高架道や高架橋がみえてくる。
鉄道遺構と石積み棚田が織りなすおだやかな地、吉賀町を歩く
吉賀町へ来たらゆっくり過ごして深呼吸したい地がある。
それが、大井谷棚田(おおいだにたなだ)。
島根県吉賀町と津和野町との境にある山あいにある日本の原風景、石積みと田んぼの段々がつくる空間で深呼吸―――。
この大井谷棚田がつくられたのは、なんと室町時代から江戸時代にかけて。600年前から石積みを何度も積み直し、そのつど手を加えながらいまも現存する。
いま、630枚もの石積み田んぼが現役で吉賀町の風景をつむいでいる。
そして、岩日北線は石見交通 広益線でトレースできる!
そしていま、岩日北線のルートの一部をなぞりながら走っているのが、石見交通 広益線 清流ライン高津川号。
山口線 日原駅のひとつ北の青原駅にも接続するから、吉賀町へは山陽線 広島、山口線 青原、山陰線 益田駅から、タッチダウンしてみて。
―――そのほか、島根県各地にある絶景・グルメ・温泉などをガッチリチェックして、冬の“あったかくておいしい島根時間”を、いまこそ体感してみて↓↓↓
◆しまね観光ナビ
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