日本国内の優れた鉄道旅行を審査・表彰する『鉄旅オブザイヤー』(https://www.tetsutabi-award.net/index.html)。
ことしは13回目を数え、“ニッポンの鉄道旅行アワード”として定着してきたこの賞で見事、グランプリに選ばれたのは―――。
グランプリ:日本旅行「北陸新幹線乗務員お仕事体験ツアー」
全国の旅行会社より応募された鉄道の魅力溢れる65商品のなかから、第13回 鉄旅オブザイヤーグランプリに輝いたのは、日本旅行「北陸新幹線乗務員お仕事体験ツアー」。
この日本旅行「北陸新幹線乗務員お仕事体験ツアー」は、普段は入ることができない鉄道のお仕事見学・体験をするツアー。
乗務準備体験や名札づくり、制服を着て記念撮影などイベントが盛り沢山。
訓練室でのシミュレーターなどリアルな体験が鉄道を愛する子どもたちから好評だったという。
また、企画者からの熱い想いが伝わってくる内容で、授賞式には実際に同ツアーを担当していた車掌と運転士も登場し、ツアーのようすを会場で再現していた。
「これは鉄道好きの子どもにはたまらない企画だったと思います。単なる見学ではなく、鉄道会社社員になりきれる体験が続き、グランクラスを体験できたり、WESTER会員限定商品であったり、この一回では終わらせず、ご家族が鉄道にひきつけられ続けるマーケティング要素も考えられていたかと評価いたしました」(井門審査員)
ベストアマチュア賞:東海大学「あなたはきっと、福井が好きになる。~雪月花で行く福井横断の旅~」
一般部門は、鉄道旅行ファンから「夢の鉄道旅行企画」を募集。
42作品のなかから「ベストアマチュア賞」に選ばれたのは、2024年度のデスティネーションキャンペーン開催地である福井県を対象とした、矢部航平さん(東海大学遠藤ゼミ 鉄旅FCプロジェクトチーム)「あなたはきっと、福井が好きになる。~雪月花で行く福井横断の旅~」に。
福井の魅力を存分に活かした企画にしたいという思いから、しっかりリサーチした実現性の高い作品として評価され、賞金と記念品が贈られた。
吉川正洋、久野知美、南田裕介も登壇し会場は大爆笑
授賞式終盤では、鉄道好きタレントでおなじみのダーリンハニー吉川正洋、女子鉄アナウンサー久野知美、ホリプロ南田裕介マネージャーが、“脱線しないトーク”。
鉄道にちなんだ特別企画「もしオリジナルTV番組を作るなら!?」と題し、やってみたいオリジナル番組を紹介し会場を沸かせた。
―――円安、コロナ明け、北陸新幹線 敦賀延伸……と、ニッポンの鉄道旅行がさらに注目を集めるいま、こうした“高濃度鉄分”なツアーで、非日常を楽しんでみて。
第13回 鉄旅オブザイヤー そのほかの受賞作品も、注目↓↓↓
エスコート部門賞:JTB「最高速度285㎞の戦い 新幹線プロレス」
パーソナル部門賞:JTB「新感戦 西九州新幹線かもめVS九州新幹線さくら あなたはどっち? JRで行く長崎・佐賀VS熊本・鹿児島」
DC部門賞:JTB「茨城DC特別企画 1日限りの復活運転 大洗エメラルド号で行く鹿島臨港線の旅」
国土交通省 鉄道局長賞:日本旅行「南阿蘇鉄道全線運転再開記念!特別トロッコ列車で南阿蘇・高森を巡る旅2日間」(JAL・JR九州・南阿蘇鉄道共同企画)
審査員特別賞:JR東日本びゅうツーリズム&セールス「『只見線ナイトトレイン』で行く奥会津への旅/「只見線ナイトトレイン」で行く夕闇の只見線と磐越西線・只見線の橋梁ビューポイント巡り」