酒のつまみになる「食べるコーヒー」があるって、知ってた？

2024-10-23 2024-10-23 4分59秒

「食べるコーヒー」と聞いて最初に思い浮かべるのはコーヒーゼリーでしょうか。日本では1960年代頃から喫茶店やスーパーなどで販売されるようになりました。最近ではタブレット型に成形したお菓子のようなコーヒーも販売されており、固形物としてコーヒーをいただくのも珍しくありません。

今回ご紹介するのは、UCC上島珈琲が昨年発売した「YOINED」――読みは「ヨインド」で、その名の通りコーヒーの香りの「余韻」を余すことなく味わえる「食べるコーヒー」です。

昨年、初めて発売した際は公式ECの年内の販売目標をわずか5日で達成（UCCの自社ECで初動売り上げNo.1）、店頭でも発売日に列ができ、ECでは販売終了が2か月前倒しになってしまうほどの人気ぶりでした。

好評を受け、今年は上島珈琲店の店頭（7店舗）でも販売するなど販路を拡大、多くの方に手に取っていただけるよう十分な量を用意しました。また、原材料のコーヒー豆もタンザニア産のキリマンジャロに変更しています。

見た目はチョコレート

早速空けてみましょう。

「YOINED」にはコーヒー豆配合量15％の「MELLOW BROWN」と40％の「CRAZY BLACK」の2種類があり、見た目は同じ円形で少しだけ色味に違いがあります。

手に取った感触は「チョコレート」、あるいはクッキーやビスケットをチョコでコーティングしたお菓子。実際、「YOINED」はチョコレートの製造にヒントを得た独自製法で作られているとのこと。しかしながらカカオ豆は一切使用しておらず、ココアバターもコーヒーオイルに変えて、特許を取得した独自製法で作っているそうです。

原材料には浅炒りのコーヒー豆を丸ごと使用。一般的な飲むコーヒーでは味や香りの一部が粉に残りますが、豆をそのまま使うことでコーヒーの香りをそのまま、しかもカフェイン少なめで楽しめるというメリットがあります。

その最大の特徴は口から鼻に抜けるコーヒーの鮮烈な香り。

口に入れる前に鼻から嗅ぐ香りは「オルソネーザルアロマ」、口にした後に鼻に抜けて感じられる口虫香を「レトロネーザルアロマ」と呼び、一般に後者を「余韻」と表現します。

「YOINED」のオルソネーザルアロマはさほど強くはありませんが、一度口にするとコーヒーの豊かな香りを強く感じます。