縁結びの神様として名高く、神話のふるさと出雲を象徴する出雲大社(いづもおおやしろ)。
いまも年間を通して旅人を惹きつけるこの出雲大社への道は、お参りする人の数だけある。
たとえば1974年の時刻表をみると、いまでは信じられないルートと距離をマークする列車があった。
かつて毎日走っていた、出雲大社へといざなう長距離列車を想いながら、旅してみたい。
その信じられないルートをたどった列車とは―――。
急行 大社(きゅうこう たいしゃ)出雲市~金沢・名古屋 10時間超えの列車旅
1974年の時刻表を頼りに、かんたんにルートを描いてみた。
急行 大社(きゅうこう たいしゃ)出雲市~金沢・名古屋は、石川・福井・愛知・岐阜・滋賀・京都・兵庫・鳥取・島根と県境を越えていく長距離列車。
所要時間は10時間超え。当時は気動車(ディーゼルカー)で運行していた。
名古屋と金沢、両駅を9時台に出た 急行 大社 は、金沢発が北陸線を、名古屋発が東海道線・北陸線を走って、敦賀で両列車が連結して、小浜線・宮津線を経て、山陰線をひた走り、出雲市に1942に着く。
しかも、ルート図のように、米原・敦賀・豊岡で進行方向を逆転するとか!
金沢~出雲市は、ほとんど日本海側を行く10時間の列車旅だった―――。
そんな参詣ロマンを想いながら、いまこそ出雲へ旅に出たい
いま出雲大社が見守る出雲エリアへは、出雲空港を離着陸する東京・静岡・名古屋・大阪・福岡便をはじめ、山陽新幹線 岡山を結ぶ伯備線 特急 やくも や、東京・名古屋・京都・大阪・岡山・広島・福岡を結ぶ高速バスも走っている。
―――お参りする人の数だけある、出雲大社参り。四季折々の風景・味覚、ちょっと足を伸ばして津和野や松江へと行く旅も、ゆっくりめぐってみて↓↓↓
◆しまね観光ナビ
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