「梅雨はどこに行ってしまったの?」と問いたくなるような暑い日が続く今日この頃。「どこかで涼みたい」「冷たいものが欲しい」と感じる機会も多いでしょう。そんななか、新橋駅近くのアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」に「鳥取すいか」を食べながら涼める「クールシェアスポット」が登場しました!
鳥取すいかの特徴は?

左から「琴浦がぶりこ」「倉吉西瓜」「大栄西瓜」
「鳥取のすいかって普通のすいかと何が違うの?」という人のために、まずは解説から。「鳥取すいか」は、全国トップクラスの生産量を誇るすいかです。湯梨浜町泊地区の特産で鳥取すいかのなかで最も早く収穫される「とまり美人」から始まり、北栄町(旧・大栄町)を中心に栽培されているブランドすいか「大栄西瓜」や倉吉市の特産「倉吉西瓜」「極実(ごくみ)西瓜」、琴浦町で生産する黒皮で種が少ない「琴浦がぶりこ」など、さまざまな種類が栽培されています。
鳥取すいかの特徴が、甘みの強さ。その秘密は、適度な降水量と大山山麓の豊かで水はけの良い土壌、そして、すいかの生育時期の「日照時間の長さ」にあります。光合成によりたくさんのでんぷんが生成されてショ糖に変化し、葉から実へ運ばれることで、甘味が強くおいしいすいかとなるのだそうです。
今が旬! 大玉で甘みたっぷりな鳥取すいかを販売

店内に入ってすぐのスペースに並ぶすいかたち。1/8カットでもかなりの大きさでした
JR新橋駅銀座口から徒歩約1分の「とっとり・おかやま新橋館」1階では、旬の鳥取すいかをカットや玉売りで販売しています。カットすいかは、一口サイズのサイコロカットやまるかぶりできる1/4や1/8カットも販売。好みの量や食べ方で楽しめます。玉売りは、自宅用はもちろん、贈答用にも最適です。
また、今年4月、鳥取県北栄町にグランドオープンした「道の駅ほうじょう」で販売している「すいかプリン」を県外初入荷。鳥取県産すいかピューレ使用したプリンに、すいかの種を思わせるチョコチップをトッピングした、見て・食べて楽しめる逸品です。
すいかを片手に涼める「クールシェアスポット」登場!

クールシェアスポットを紹介する、「鳥取すいかPR隊」の杉本さんとすいかカラーの浴衣姿で登場した鳥取県の平井伸治知事
すいかを食べながら気軽に涼めるように、「とっとり・おかやま新橋館」1 階にクールシェアスポットが登場(6月20日~7月4日まで)。鳥取県産材を使用したベンチなどを取り入れ「昔懐かしい鳥取の縁側」をイメージして設けられたスペースで、前述のカットスイカやすいかプリンといった、対象のスイカ商品を購入すると利用が可能です。
鳥取県の平井知事が鳥取すいかをPR!

「クールシェアスポットでひとときの涼をとってもらえれば」と期待を寄せる平井知事
クールシェアスポットの設置初日には鳥取県の平井伸治知事が登壇し、鳥取すいかをPR。「鳥取のすいかの季節がいよいよ本番を迎えております。10年、20年前は東京の方に鳥取すいかを召し上がっていただく機会があまりなかったのですが、最近は多くの皆さんに食べていただけるようになりました」と笑顔の知事。
当初は鳥取すいかの認知度を向上させるため、都内の自動改札機に(ICカード乗車券Suicaとかけて)「鳥取すいか」と書いたステッカーを貼る広告展開を行ったというエピソードも明かしました。

鳥取県出身の俳人、尾崎放哉の句「西瓜の青さごろごろと見て庵に入る」を詠む一幕も
「すいかのおいしい季節になってまいりました。これを食べると夏の暑さも飛んでいき、スイカッとします。そんな訳で鳥取のすいか、食べてやっていただければと思います。鳥取県、おいしいすいか、とっとります!」と締めくくりました。
知事も鳥取すいかを実食!

鳥取すいか(大栄西瓜)を試食する「鳥取すいかPR隊」の代表・杉本さんと平井知事
クールシェアスポットで実際に鳥取すいかを試食した知事は「はちみつのように甘いですね。今年は糖度がのっていて、12度くらいはあります。例年と比べても甘みが舌のうえに残るようなすいかに仕上がっていると思います。砂丘はジャリジャリですが、すいかはシャリシャリとした食感です。是非召し上がってみてください」とコメント。来場者に声をかけながら、カットすいかの試食を自ら配布する一幕もありました。

今回のイベントを支えた、鳥取県東京本部のスタッフで結成する「鳥取すいかPR隊」のみなさん
2階「ももてなし家」ではスイーツフェアを開催中

「スイカのフルーツポンチ」はかなりのボリューム!
2階のビストロカフェ「ももてなし家」では7月上旬まで「鳥取すいかフェア」を開催中。鳥取すいかをふんだんに使用したスイカスイーツを期間限定で提供しています。
1日1組限定「スイカのフルーツポンチ」 (6,600円) は前日までの予約制。鳥取すいかをくり抜いて器にした迫力ある逸品。鳥取県産ブルーベリーやいちご、パイナップル、バナナなどのフルーツとサイダーをベースとしています。何人かでシェアしながら楽しめます。

大きなすいかいっぱいに入ったフルーツポンチはかなりのボリュームですが、2人で完食した方もいるのだとか
この日は特別に「クールシェアスポット」で試食をさせてもらいました(通常は「ももてなし家」店内での提供となります)。この日は赤と黄色2色のすいかやメロン、いちご、ブルーベリー、パイナップル入り。パイナップル以外はすべて鳥取県産! フルーツの甘さが口いっぱいに広がり至福でした!

(画像:鳥取県)
「ももてなし家」にはその他にも、魅力あるすいかスイーツが揃っています。「鳥取すいかパフェ」 (1,600円) は、抹茶白バラミルクプリン、黒蜜、きなこ、あずき、白玉、バニラアイス、星空舞ポン菓子、生クリームにすいかをドドンと載せた映えスイーツ。グラスのなかにもすいかが入っています。
「鳥取すいかのスムージー」 (700円)は、鳥取すいかに白バラ牛乳とレモン汁を加え、さっぱりと仕上げたでスムージー。昨年は200個以上を売り上げた人気メニューで、外国人観光客にも人気なのだとか。
「鳥取すいかタルト」 (900円) はタルト生地の上にすいかムース、生クリーム、カットすいかをトッピング。甘さを引き立てる塩も添えられています。
もちろん、ダイレクトにすいかを味わいたい人は「そのまんま鳥取すいか 」(900円) もあります!
果肉の90%が水分でできていると言われるスイカは、夏本番に向けて水分補給にぴったり! 夏のおやつに、暑さ対策に、とっとり・おかやま新橋館であま~い鳥取すいかを味わってみてはいかがでしょうか。
文/写真:斎藤若菜