みずほフィナンシャルグループが監修し、空想科学研究所の柳田理科雄氏が執筆した書籍『昔話でおカネの基本がわかる!空想金融教室』が、2025年7月23日(水)に小学館から発売されます。

本書は、大人気のWebコンテンツ「空想金融教室プロジェクト」を書籍化したもので「浦島太郎の長期投資プラン」や「三匹の子ブタのマイホーム計画」「桃太郎の鬼退治事業」など、誰もが知る昔話を金融の観点から楽しく、かつ真剣に解説します。親子で楽しみながら、資産形成から保険、税金、ビジネスまで、お金の基本を学べる一冊です。

異色のコラボが生んだ、新しい金融教育のカタチ

出張授業の風景(イメージ)

出張授業の風景(イメージ)

高等学校での金融経済教育が必修化されるなど、「金融経済教育」は現代においてますます重要視されています。そうした中、みずほと空想科学読本で知られる空想科学研究所がタッグを組み、2024年4月に「空想金融教室プロジェクト」を立ち上げました。

プロジェクトのテーマは「大事な話だから、おもしろく」。とっつきにくい投資や金融の話を、誰もが知る昔話のストーリーに沿って解説するWebコンテンツは、『難しい内容でも楽しく学べた』など多くの反響を呼んだといいます。

今回の書籍化にあたり、Webサイトの面白さはそのままに、専門家による書き下ろしのコラムや用語解説、旗町マコ氏による分かりやすいイラストが多数追加されました。これにより、金融の世界への興味や理解をさらに広げるきっかけとなる、より深く体系的な学びに繋がる一冊となっています。

アートボード

アートボード

アートボード

気になる中身は?全5章のユニークな収録内容

表紙カバー

本書は全5章で構成され、身近なテーマから社会、ビジネスに至るまで、幅広い金融の知識を物語と共に学べます。

第1章 おカネってなんだ!?

『さるかに合戦』を題材に「おカネと資産」の価値を考え、『浦島太郎』では竜宮城での3年間が地上での300年だったことを利用した「長期投資」を考察します。

第1章-1「さるかに合戦」

第1章-2「浦島太郎」

第1章-3「ごんぎつね」

第2章 暮らしと保険

『舌切りすずめ』のおばあさんは実は「金融トラブル」の被害者だったという視点や、『三匹の子ブタ』から「損害保険と土地活用」を学ぶなど、生活に潜むリスクとお金の備えを考えます。

第2章-1「舌切りすずめ」

第2章-2「シンデレラ」

第2章-3「三匹の子豚」

第3章 社会と税金

報酬を巡るトラブルが悲劇を生んだ『ハーメルンの笛吹き男』から「契約と税金」を考え、『かぐや姫』が去った後のおじいさんのための「幸せな暮らし方」を法律の観点から探ります。

第3章-1「ハーメルンの笛吹き男」

第3章-2「かぐや姫」

第4章 仕事と人生

心優しい『かさじぞう』のおじいさんに「老後の資産形成」をアドバイスし、『アリとキリギリス』からそれぞれの価値観に基づいた「幸せな働き方」を考えます。

第4章-1「かさじぞう」

第4章-2「アリとキリギリス」

第5章 おカネとビジネス

『鶴の恩返し』を「ビジネス化」するアイデアや、『桃太郎』の鬼退治を「事業計画」として捉え直すなど、新しい価値を生み出す視点を学びます。

第5章-1「鶴の恩返し」

第5章-2「桃太郎」

第5章-3「白雪姫」

著者・プロジェクトリーダーが語る本書の魅力

柳田 理科雄さん

著者の空想科学研究所・柳田理科雄氏は、「おカネの話はこの世でもっとも苦手」としながらも、「Webサイトでは、みずほさんに教えていただきながら、楽しく学ぶことができました。ぜひたくさんの方に、この『目からウロコ』の経験をしていただきたい」とコメント。

特にお気に入りのエピソードとして『白雪姫』を挙げ、「お互いの可能性を組み合わせることで新しい価値を生み出そうという考え方は本当にステキ」と語っています。

また、みずほフィナンシャルグループの「空想金融教室」プロジェクトリーダーは、「Webサイトでは伝えきれなかった部分を補完し、金融・経済の学びをより体系的かつ深く掘り下げた内容へと昇華することができました」「まるで漫画を読むような感覚で、楽しみながら学びを深められると考えています」と、本書への自信をのぞかせました。

書籍の概要

本書『昔話でおカネの基本がわかる! 空想金融教室』は、小学館から2025年7月23日(水)に発売されます。著者は空想科学研究所の柳田理科雄氏、解説・監修はみずほフィナンシャルグループが担当。仕様はオールカラー256ページのA5判で、定価は1980円(本体1800円+税)です。

誰もが知っている昔話に、こんなにも経済や金融を学ぶヒントが隠されていたとは驚きですね。親子での対話のきっかけに、また大人が学び直すための一冊として、物語の新たな一面を発見してみてはいかがでしょうか。

(画像:みずほ×空想科学研究所)

おすすめ記事