「1936年の創業以来、革新的なモノづくりを通じて暮らしを快適にする志と常識にとらわれない発想で、世界初・業界初の製品を生み出してきました」

―――富士通ゼネラルは、創業90周年を迎えることし 2026年、「ゼネラル」と名を変え、パロマ・リームホールディングスの傘下に入り、日本の大手ガス機器メーカー パロマ、米国の空調・給湯機器大手メーカー リームなどグループ各社とバリューチェーンで相互補完的に協業し、世界市場で事業拡大をめざしていく。

パロマ・リームホールディングスグループ新体制となるパロマ・リーム・ゼネラルが組むことで、どんなシナジーを生むか。

ゼネラル 増田幸司 代表取締役社長、パロマ・リームホールディングス 小林弘明 代表取締役社長が説明した。

世界をリードするエアー&ウォーター・カンパニーへ

まずは事業カテゴリの拡充。

パロマ・リームホールディングスグループにゼネラルが参画することで、ゼネラルの強みである壁掛けエアコン(日本式)とヒートポンプ式給湯器が世界展開できる。

北米ではセントラルエアコン(ダクト式)が主流であることから、日本式壁掛けタイプを北米で拡販する商機は小さいが、ガス給湯器、電気給湯器(タンク式)などとあわせて、空調関連を網羅でき、「世界をリードするエアー&ウォーター・カンパニーになる」という。

ゼネラル参画後に動き出す4つのシナジー

また、パロマ・リームホールディングスグループにゼネラルが参画することで生まれるシナジーについて、次の4つをあげた。

◆空調と給湯の技術融合によるイノベーションの加速―――高効率インバーターユニタリー開発/ガス給湯とエアコンのハイブリッドシステム開発

◆製品ラインナップ拡充と販売網の融合―――デジタルマーケティング戦略、相互CRM活用/両社販売ルートでの相互製品販売

◆サプライチェーンの効率化―――共同購買によるコストダウン、サプライヤー集約/コンポーネント供給(コンプレッサー・モーター・基板)

◆保守・修繕サービス体制の共同運営―――サービス・コールセンター統合/アフターサービスの相互補完

売上規模は25%増の1.4兆円へ

パロマ・リームホールディングスグループにゼネラルが参画し、売上規模は1.4兆円を見込む。

2024年度の売上は約1兆円だったことから、ゼネラル参画で売上額25%増を見込んでいる。

また地域別売上構成は、北米・中南米が66%、日本が11%、欧州8%、オセアニア7%、その他8%に。

事業別売上構成は、空調機器が59%、給湯機器が35%、その他が6%に。

国内外の市場でさらなる事業拡大を

パロマ・リームホールディングスグループに参画したゼネラルは、自社の強みであるヒートポンプ・インバータ技術、基幹部品となるコンプレッサー、モーターの開発・生産、それらの最終製品化等に係る高度な技術を発展させながら、パロマ・リームHDグループ各社とバリューチェーンで相互補完的に協業し、競争が激化する国内外の市場でさらなる事業拡大をめざしていく。

「長期的には、世界の空調市場におけるポジショニングを高めるとともに、空調と給湯の技術融合を進めることで、さらなるイノベーションを創出し、脱炭素社会の推進にも貢献してまいります」(ゼネラル)

Creating a Life Conditioner

「私たちが支え、守り続けて行くのは、大切な人や家族の快適。

そして、今や災害とも言える猛暑や寒波からの健康と街や地域を支えるサステナブルでウェルビーイングな暮らしです。

未来の子供たちの笑顔や地球環境という “全てのLIFE” を守り続けたい。

私たちは Air Conditioner を作ることから Life Conditioner を創造していきます。

ゼネラルの新スローガン「Creating a Life Conditioner」のもと、モノづくりの原点は人への確かなまなざしと技術革新へのたゆまぬ探求にあるとの信念を持ち続け、新たな価値を創出するための企業文化を育んでまいります」(ゼネラル)

おすすめ記事