辛子明太子に八女茶、もつ鍋、とんこつラーメン、水炊き、八幡ぎょうざ、うどん、あまおう、博多鶏皮、糸島の牡蠣……。
これ、ぜんぶ福岡名物。「福岡県に行ったらこれ」という旨いもん。
そしてもうひとつ。忘れちゃいけないのが、福岡には銘酒といわれる日本酒・焼酎がこれまた多彩にあるってこと。
―――東京の「麹町なだ万 福岡別邸」で、福岡県酒類鑑評会 受賞酒と、福岡県産食材を使った逸品とのマリアージュ(関係者向け利き酒)で、その多彩さと旨さを実感した。
「はかた地どり昆布〆焼き」の香ばしさ、しっかりした歯ごたえ……そこに、みいの寿「三井の寿 大吟醸 寒の蔵」を口に含ませると……シアワセ。
実は福岡は、日本有数の日本酒どころ
九州の経済中心地、福岡といえば麦焼酎のイメージがすぐ浮かぶけど、実は日本有数の日本酒どころ。
筑後川の良質な軟水と、米づくりが栄えたこの福岡は、いまも酒造好適米「山田錦」の生産量は全国有数で、福岡の日本酒こそが福岡県産食材の旨さを引き立たせる絶好の相手といわれている。
今季の福岡県酒類鑑評会 受賞酒たちが、この蔵元たち
そして今季の福岡県酒類鑑評会 受賞酒の一部が、この蔵元たち。
◆純米大吟醸酒の部/福岡県議会議長賞:みいの寿「三井の寿 純米大吟醸 斗瓶採り」
◆大吟醸酒の部/福岡県知事賞:みいの寿「三井の寿 大吟醸 寒の蔵」
◆純米吟醸・純米酒の部(精米歩合51~59%)/福岡県知事賞:若波酒造「若波 純米吟醸 山田錦」
◆吟醸酒・本醸造酒の部/福岡県議会議長賞:若波酒造「若波 本醸造」
https://wakanami.jimdofree.com/
◆純米吟醸・純米酒の部(精米歩合60%以上)/福岡県議会議長賞:喜多屋「特別純米酒 喜多屋プレミアム」
◆麦焼酎 長期貯蔵の部/福岡県知事賞:ゑびす酒造「芳云 ゑびす蔵」
◆麦焼酎 長期貯蔵の部/福岡県議会議長賞:紅乙女酒造「河童九千坊ヴィンテージ」
◆麦焼酎 樽貯蔵の部/福岡県知事賞:喜多屋「長期熟成麦焼酎 是空」
◆麦焼酎 常圧蒸留の部/福岡県議会議長賞:西吉田酒造「釈云麦」
◆麦焼酎 減圧蒸留の部/福岡県知事賞:光酒造「博多小女郎 福吉」
―――東京にいながら福岡の魅力を体感できる福岡アンテナレストラン、「麹町なだ万 福岡別邸」では、こうしたいま注目の酒蔵の銘酒の一部が試せるから、日本酒好きから日本酒&焼酎ビギナー、福岡旨いもん旅を計画している人まで、全方位でおすすめ。
これら福岡の地酒と「麹町なだ万 福岡別邸」を愉しむ―――
今季の福岡県酒類鑑評会 受賞酒たちも、それぞれに個性と歴史、蔵元の想いが込められていて、「麹町なだ万 福岡別邸」の福岡県産食材を使った逸品たちとのマリアージュは、無限。
最後のデザート「柿の秋王」にも、日本酒や焼酎の受賞酒がマッチし、さらに深い味わいを体感できるから、不思議。
最初からプレイバックすると、先付には福岡県産の小松菜浸し、博多春菊豆腐、はかた地どり昆布〆焼きから。
糸島生ハム、福岡くえ竜田揚げ、博多和牛ロースト……地酒との“組美”
そして博多織があしらわれた小箱を開けると……。
なんということでしょう―――。
福岡県産とまととモッツアレラチーズの糸島生ハム巻きの小鉢。
福岡県産天然マダイとヤイトカツオの造り。
鰆味噌幽庵焼き。
朝倉輝黄卵玉子焼き。
鐘埼天然穴子と博多アスパラガスの煮物。
帆立と糸島野菜明太子和えの合肴。
福岡県産くえ竜田揚げに、メインの博多和牛ロースト。
―――どれもどれも、絶品。そして、福岡県酒類鑑評会 受賞酒が旨くて、想像以上にその料理をも引き立ててくれる。
「麹町なだ万 福岡別邸」から本場 福岡にテイクオフ
食事には、元気つくし米を使った糸島ベーコンときのこ蒸籠蒸し。
お椀には福岡有明のり、博多榎木と万能葱を使った赤だし。
デザートは八女抹茶ムースと柿の秋王。
―――ここで思う。まずはここ、「麹町なだ万 福岡別邸」で“美食@福岡”を体感して、想像力と五感をフルスロットルして、本場 福岡にテイクオフ。これだ!
ってことで、福岡の銘酒に出会う旅に出るなら、福岡県酒造組合 公式サイト 蔵元マップのチェックを忘れずに↓↓↓
http://www.fukuoka-sake.org/
福岡の水、福岡の人が醸し出す福岡の酒に会いに
―――銘醸地として名を馳せた福岡。
福岡の米・麦などを主とした原料、福岡の水、福岡の人が醸し出す福岡の酒を顕彰する福岡県酒類鑑評会は、県下の酒蔵の切磋琢磨と県産酒のさらなる振興を目的とし、福岡県が共催、福岡国税局が後援し開催。
ことしは35の製造場から日本酒96点、本格焼酎93点が出品され、105点が入賞。
各部門で、成績上位を金賞とし、そのなかからとくに優秀と認められるものに、福岡県知事賞ならびに福岡県議会議長賞をそれぞれ1点ずつ授与したという。
―――まだまだ、福岡のおいしい至福時間は。これから。