スマホを置いて、食卓の会話を灯そう―――。
そんな想いから、味の素がスタートしたプロジェクトが、「団ランランタン」。
この「団ランランタン」プロジェクトでは、ライトをつけたスマートフォンと組み合わせるとランタンになる新聞広告を制作。
広告のランタンシェード部分を切り取って円筒状に丸め、スマートフォンなどの上に置いてライトをつけると、食卓を明るく照らす「団ランランタン」になる。
また、灯りとともに隠れていたイラストが浮かび上がるから、ライトをつける前と後でひと続きの物語が楽しめるのもポイント。
ファビングのない“共食”の喜びを
今回の新聞広告エリアは、家族団らんなどの「休養・くつろぎ時間(週平均)」が日本で最も長い地域である、北海道を選定。12月19日発行の読売新聞北海道支社版と朝日新聞北海道支社版に掲載した。
「団ランランタン」は、家族の温かい団らんが増えるクリスマスを前に、近年話題になっているファビング(phubbing)問題に着目し、食卓の会話を“灯す”ことが目的。
ファビング(phubbing)とは、電話(phone)と冷たくあしらうこと(snubbing)を合わせた言葉で、スマートフォンなどに気を取られて目の前の話し相手を無視することをいう。
総務省統計局の社会生活基本調査結果によると、1日に6時間以上スマートフォン・パソコンを使用している人の割合は、過去5年で3倍以上に増加し、スマホへの依存度が高まっている。
こうした現象が台頭し、ファビングによるコミュニケーションの質の低下や、恋人や家族どうしの対立の増加など、人間関係への悪影響を不安視する声も多くなったという。
味の素は、この「団ランランタン」プロジェクトで、スマホを食卓に置くきっかけをつくり、会話を促すことで、ファビングのない“共食”の喜びを提案していくという。
人気切り絵作家 たけうち ちひろさんが制作
ランタンシェードのデザインは、2018年の「国際女性デー」で世界12人の女性アーティストに選出された、人気切り絵作家 たけうち ちひろさん が制作。
4種類のデザインは、それぞれ「クリスマスの素敵な出会い」をテーマとし、北海道の動物たちもたくさん登場。
ライトをつける前と後で絵柄が変わることによって物語が展開するので、スマホの上に置いて楽しみたくなる仕かけに。
「この度、「団ランランタン」のデザイン制作に携わらせていただきました。
わたし自身、家族と食事をする際に「テレビを消して目の前の食事を楽しんで」とこどもたちに伝えてきました。
しかしながら子どもたちが大きくなるにつれ、昨今の「食べながらスマホ」の光景があたりまえになり、寂しい気持ちでした。
今回のプロジェクトを通して、食卓での会話、団らんが少しでも心温まるものになればと願っております」
「団ランランタン」ツールはWEBでも公開中!
「団ランランタン」プロジェクトの作品は、特設サイトでも公開中。
サイトでランタンシェード画像をダウンロードでき、家庭のプリンターでA4の普通紙に両面印刷し、スマホと組み合わせるとランタンが完成。
ぜひこの「団ランランタン」を活用して、食卓の会話を灯してみて↓↓↓
https://www.ajinomoto.co.jp/event/danranlantern/
北海道のレストラン・カフェ10店舗で12/24まで「団ランランタン」イベントも開催中
さらに、「団ランランタン」プロジェクトの一環として、12月24まで、北海道のレストラン・カフェ10店舗で「団ランランタン」イベントを開催中。
対象店舗では、スマホをテーブルに置いて、ランタンの灯りで食事と会話を楽しめるほか、一部店舗ではSNS投稿によるドリンクサービスや割引も実施しているから、気になる人は公式サイトをチェックして、行ってみて。