◆子どもたちが安全に、そして安心して暮らす

◆子どもたちが感性や創造性豊かに育つ

◆子どもを産み育てやすい社会をつくる

この3つの条件を満たす、子どもや子育てに関わる社会課題解決に取り組むプロダクト・サービス・活動を選出するのが、キッズデザイン賞。

その2024年度「第18回キッズデザイン賞」に、埼玉県越谷市に本社をおくハウスメーカー ポラスグループ が手がけた住宅ブランドも、20点が選ばれた↓↓↓

—OKUNIWA—
敷地の裏側をシェアする
3種の奥庭のあるコミュニティ

中央住宅 戸建分譲設計本部 設計一部

一般的な分譲住宅地では未利用地化しやすい各住戸の敷地境界部を、本プロジェクトでは区割と配棟の工夫で敷地の奥に設けた余白を各住戸がシェアする3つの風景が異なる奥庭「OKUNIWA」とし、有用な空間として昇華させた。

安全性や環境面において外遊びがしづらい現代、このプロジェクトではそれぞれの「OKUNIWA」を小径でつなぎ、公道に出ることなく街区内の行き来を可能にすることで、子ども達が車の往来を気にすることなく、緑とかかわりながら遊べる空間とした。

各住戸の区分を明示するフェンスやブロックを設けず、コミュニティとしての一体感を感じられる環境としている。

白岡みちニワPROJECT
-つどう庭の街区-

中央住宅 戸建分譲設計本部 設計一部

3棟からなる分譲住宅で、各戸が敷地の一部を拠出し合うことで3つのフットパス「みち」と、広場「ニワ」を創出。

各住戸の玄関アプローチはフットパス側に設け、玄関から直接道路へ出ない構造とし、小さな子どものいる家庭も安心できる設計に。

フットパスが交わる街区の中心は石畳の広場とし、広場を囲むように住民が腰を掛けて交流できるコミュニティスペースを創出。

自然なコミュニティを築ける「小さな村」のような環境とした。

植栽には常緑樹のほか、果樹・ハーブ類を配植し、緑を中心とした交流や子どもの食育にもつながる。

フレーベスト志木
FOREST SCENE

中央住宅 戸建分譲設計本部 設計一部

全24棟の大型分譲住宅地。東西を既存道路に挟まれた立地条件における通常の配棟プランでは、東側・西側の住民が交わる機会が少なく、コミュニティの一体感が生まれにくいものになってしまう。

本プロジェクトでは、西側道路に面した住戸に小路を隣接させ、東側街区ヘの往来を実現した。

小路はインターロッキング舗装の街区内道路へと至り、街区内道にはベンチや木陰を設け、住民同士の交流の場や子ども達が遊べる公園のような空間としてデザイン。

車通りの多い既存道路へ出なくても安全な環境で遊べるよう設計した。

愉KAIな庭を楽しむまち

中央住宅 戸建分譲設計本部 設計一部

当地は交通量の多い道路に隣接し、また周囲に公園がなく、子どもたちが気軽に遊べる場所を内包することを考えて設計した分譲住宅地。

建物・車庫・アプローチ配置を工夫し、街の中心に隙間を膨らませつつ、複数方向から動線が交わる様にして、そこに中庭と成得る空間を形成。隣地境界に配慮した気楽な近所付合いを目標に、緩い仕切を兼ねたフラワーベンチ、食べられる草木を配し、K(腰掛け)、A(集まり)、I(一緒に見(守)る・食べる)機能がある「愉KAIな庭」とした。

ダイニング・キッチンの配置も庭を基点として決定し、内から外へ自然と足が向く「連続体験化」を図っている。

Yoridokoro上尾
こどもの自主性を育む中2階の住まい

中央住宅 戸建分譲設計本部 設計一部

スキップフロアの下部が単なる収納スペースになりがちなところ、子どものためのスペースとしては有効に活用できることに着眼し、幼児期から自分用のスペースを持たせつつ、親の姿を見て学ぶことのできるゾーニング計画とした。

子どもが二人の場合、勉強に集中したい長子を個室に追いやることなく、スキップフロア上部(6才~ゾーン)を勉強スペースとし、スキップフロア下部(3~5才ゾーン)では次子が気ままに遊び、かつ親はそれぞれの子どもと同一空間で過ごせる。

またスキップフロア下部は土間収納から玄関へと通じ、朝夕の身支度・片付けが自然と身につく子ども用のおでかけ動線とした。

ベルフォート桶川
地域を繋ぐ路地のあるまち

中央住宅 戸建分譲設計本部 設計一部

全14棟の間を縫うように四方に広がる路地と、路地の交差部には街のコアとなる広場を設け、建物・路地・庭を一体化し、住空間を各住戸のみで完結しないデザインに。

地域で活躍する乳幼児知育アドバイザー・キッズ食育トレーナー・農家の方とともに各棟の間取りとゾーニングを計画し、自然に触れて食育にもなる家庭菜園や、玄関そばには手洗いカウンターやキッズストレージを取り入れ、帰宅後の手洗いや身支度・片付けを習慣化できるように子どもの動線を配慮している。

路地沿道の外構・子どもの習慣化を促す動線・空間計画を通じてワークショッププログラムを構築し分譲地内だけでは完結しない地域に開いたコミュニティづくりをめざした。

縁景-ENKEI-のまち
戸塚安行

中央住宅 戸建分譲設計本部 設計一部

子どもたちが成長するまで長期にわたって居心地よく住めるために、多様性を受け入れられる分譲住宅地としてデザイン。

各戸の内部はLDKとその続き間を「マルチルーム・ステージリビング・可変の間」の3つのプランを、また外部への解放感の度合いが異なる3つのテラスを組み合わせた全9棟。

多様な感性・住まい方を受容する住宅地です。庭と道の機能を持つ「ニワコウジ」はコミュニティの中心になる。

敷地境界を曖昧にして街区の一体感を演出するため、ニワコウジや、共有地と専有地の境界にさまざまな円のモチーフを配置。

「円」がある風景が「縁」を取り持つ街としてデザインされた。

共存の通り庭のある暮らし
REASON船橋・三咲
Bright Scene

中央住宅 戸建分譲設計本部 設計二部

南道路に面して横並びに連続する分譲住宅地。

通常の配棟プランでは、日当たりを確保するため南側を大きくし、道路側からの景観は各戸が隙間なく並び、壁とカースペースのみの単調なものになることが多いところ、本物件では互いに隣り合う敷地境界側に、シームレスにデザインされた通り庭を設けることで建物が連続する単調な景観となることを回避した。

住宅の間に緑が入り込み、豊かな陽光と自然のあふれる街並みへと変化し、単調で広いだけの庭から、通路としての通り庭やポタジェなど庭の意味合いを持たせることで庭での活動が広がり、自然に触れ合うことが少ない現代の子どもたちに、緑を身近できる環境とした。

SNS とリアルな「農」体験で
富山生産者とつながる食育
「きときと未来プロジェクト」

中央住宅 戸建分譲設計本部 設計二部

SNSなどのソーシャルメディアとリアルな体験を組合わせ、分譲地住人同士だけでなく課題を抱える富山県生産者と「農」を通してつながることで、生産者との交流を「日常」に組み入れ、かつ自邸の家庭菜園で野菜を育てる体験を通して「人」「モノ」「地域」のつながりを知る新たな食育提案。

富山県生産者と直接つながりその生産背景や想いを知ることで、人や食、農のつながりが生まれ、地域と地域がつながることでフードロス等の社会課題や地方農業が抱える課題について身近なものとして捉える機会につなげた。

家族だけでなく分譲地の住人同士で共有することで、分譲地全体のコミュニティ形成につなげる取り組みに。

「ステイパス」のある風景

中央グリーン開発

東南西三方を道路に囲まれた全15棟の分譲地。

通常の配棟プランでは、アプローチを道路に向けて計画しますが、建物同士が背を向き、動線が分断され、住民間同士の自然なコミュニティが生まれにくくなる。

また2台カースペースを優先することが多く、緑地帯の確保も難しくなってしまう。

そこで、本物件では各棟の間に、通行路としてだけでなく「滞在+小路」の役割を持つステイパスを設け、各棟のアプローチはステイパスへ接続させた。

住民が動線を共有し、交流を育めるよう、ステイパスには四季折々の植栽を配置し、気軽に腰掛けられるベンチを設けた。

また、居室やデッキなどの中間領域をステイパスに面して設置することで、住民同士の自然な交流が生まれやすい環境とした。

子どもたちは、車を気にせず、大人に見守られながら走り回ることができる。

自治会館、公園、河川敷を合わせた
「まちのリビング」
みずべのアトリエ

中央グリーン開発

地域社会の結びつきの希薄化により、子育て世代が孤立を感じやすくなっている中、新規分譲地と共につくられた自治会館と公園。

地域資源である河川敷を含めて「まちのリビング」として地域に開き、多世代のゆるやかなつながりが自然に育まれるコミュニティ拠点。

地域の大人が子ども達を見守る先でお母さんたちがお喋りを楽しんでいたり、大学生が子どもたちの学習支援をしていたり。

子どもたちを「地域で見守り育む」風景が生まれています。

お年寄りや大学生とのふれあいや季節の催しを通した体験は、子どもたちにとって学びと成長の場となる。

未来輪区~共助と共生を育む街~

中央グリーン開発

シェアサイクルやコミュニティファームのある住民交流の拠点となるコミュニティスペースに、救急グッズなどの入った収納ベンチや井戸を設置。

各住戸や公園にも雨水タンクやかまどベンチを設けるなど災害に強い街を意識してデザインされた分譲住宅。

子どもから大人まで自助と共生の意識を学ぶための防災関連のワークショップを開催することで共助の関係性を育む。

また、地球温暖化など自然災害とは切り離せない環境問題についても、家づくりの専門家として真剣に考えて、リサイクル材を用いた壁紙や国産木材を取り入れた環境に優しい住まいとし、未来を担う子ども達にも環境問題への関心を高めてもらうものとした。

和奏の郷 縁側テラスのある暮らし

ポラスガーデンヒルズ

昔、日本でよく見られた「縁側」の団らん風景を現代的に見直し、近所の人と気軽に話せるスモールコミュニティを紡ぐ場所として取り入れた分譲住宅地。

道路に面して縁側を配置することで、屋外で遊ぶ子ども達を大人が縁側テラスから見守ったり、縁側が子どもたちの遊び場になったりと幅広い活用が期待できる。

さらに、瓦屋根の縁側テラスは夏の直射日光を避けて風を招き入れることで、近年の猛暑を和らげる効果がある。

「縁側」と現代の遮熱性の高い瓦を使用することで、時代にあったパッシブデザインとした。

室内環境の快適化と省エネを両立
AI型全館空調

ポラスマイホームプラザ

昨今、全館空調が採用される住宅が増加しているなか、居住者が適切な換気や冷暖房を行わないことによるリスクもわかってきた。

症状を自覚しづらい子どもやお年寄りの熱中症や急激な温度変化により引き起こされるヒートショックなどのリスクもある。

これらのリスクに対応する、AIによる適切な冷暖房管理を可能とする住宅を提案。

住宅内の温湿度センサーがスマートホームシステムと連動し、リスクの度合いに応じて、自動で窓の開閉や冷暖房の起動を行う。

外出先から遠隔で冷暖房を起動させて在宅時の室温を最適化させることもでき、試算では冷暖房費を抑えることが可能となる。

安全と交流を生み出す
「こもれびテラス」がある街
育実(はぐくみ)の丘ふじみ野

ポラスマイホームプラザ

南側は交通量の多い道路、北側は比較的安全な住宅街の市道に面した敷地に計画した5棟の分譲地。

安全を優先に考え、全棟のアクセスを北側道路につないだ。

誰もが利用できるように地役権を設定した60cm幅の通行用地を各棟から延ばして一カ所に束ねることで、駐車スペースと併せて8m四方の広場空間「こもれびテラス」を創出し、安全で広がりある空間を確保した。

「こもれびテラス」には名称の通り樹々を植え、子どもたちが遊べるデザインを施すのとあわせて、親が落ち着いて見守れるようベンチを設けた。

近隣住戸にも日当たりと景観を共有し、住民同士のコミュニティ醸成が促進される分譲地だ。

PROMENADE~曲がる街並み~

ポラスマイホームプラザ

宅地開発では敷地面積や形状は効率が優先され、道路は直角に曲がり、視線が抜けない閉塞感のある街並みになることがしばしばある。

本物件では、歩行者目線で歩きながら景色が徐々にうつり変わるPROMENADE(散策路)のような街並みを目指し、新設する道路を緩やかに曲げ、フットパスにより既存道路とつなげた。

自然を意識し、石や下草、樹木を植えた塀のないオープン外構とし、ベンチを設けて景色を楽しむ工夫を施した。

外壁を白で統一したことで、季節の移ろいを感じられる明るい街並みいに。

今後年を重ね、四季折々の緑が生い茂り、住まい手と共に成長する里山の風景ができることを期待している。

子どもの自立をはぐくむ住まい

中央住宅 マインドスクェア事業部 マンションDv

幼い頃から自己肯定感を高め自立心を刺激するため、子どもが住まいの中で「できる」を増やす工夫を組み込んだ集合住宅。

親に頼ることなく「子ども自身が率先してできる」仕組みにこだわり、毎日の暮らしの中で成功体験を積み重ねられる。

子どもの安心・安全への工夫も施すことで、安心して「できる」を伸ばしていく住まいに。

自分でできる・お片付け・親子の時間を紐づけ、自己肯定感を高めるとともに、危ないを減らす仕組みとして、「届かない錠」「角丸仕上げ」「まもるんスペース」なども設け、安心して「できる」を伸ばす。

変身ラウンジ

中央住宅 マインドスクェア事業部 マンションDv

ラウンジとしてもキッズコーナーとしても機能する中規模集合住宅のフレキシブルな共用空間のデザイン。

用途に応じて簡単に可変できる「変身ラウンジ」は、1つの空間に2つの機能が融合され、短い時間のサイクルだけでなくライフステージの変化にも対応できる。

多様な居住者が使用でき、利用率も向上することでコミュニティ醸成に寄与。

子育て期間後には本来のラウンジとして、短期的にも長期的にも有用なスペースとして活用可能な空間に。

「おかえりヌック」のある家

グローバルホーム

コミュニケーション能力が重視される現代において、思春期に突入する小学校4年生前後を皮切りに、親子間のコミュニケーションが減少していると感じる人が多いという調査結果がある。

この問題を解消するために、大きな吹き抜けでDK・キッズスペース・バルコニーを一体化したリビングと玄関をつなぐ「おかえりヌック」を設計した。

このヌックは、子供たちが遊んだり、大人がくつろげる場所で、家族が程よい距離感で団らんできる空間に。

特に「ただいま」「おかえり」といった日本特有のあいさつを重視し、帰宅時のあいさつが自然に行えるように設計されている。

ヌック越しにリビングやキッチン、2階のスペースまで見通せるため、家族全員が安心感を得られ、家庭の絆を深めることをめざした。

子どもたちが集うコミュニティハウス

グローバルホーム

核家族化や地域との関係の希薄化から、家庭の教育力の低下が指摘され、地域全体による子育てや、心の成長をもたらす多様な体験を身近にできる場所が求められている。

本物件では、そうした場所を地域共有のコミュニティ施設としてつくるのではなく、自宅の中に設けようと意図したもの。

玄関とリビングの中間領域に設けた外から見えるスタディコーナや、吹き抜けを通してつながる2階にはライブラリースペース、家の外には家庭菜園があり、自然にも触れ合えるなど、1つひとつの空間を大きくしすぎず、多様な交流スペースを設けつつ、居住部も区画して住まいとしての快適性も確保している。

建物は高断熱仕様で、無垢の床や漆喰など自然素材を使用し、太陽光パネルを搭載した環境に優しい住まいに。

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