「就職活動の過程が評価されたスカウト」が届くダイレクトリクルーティングサービス「ABABA」(大阪府吹田市/久保駿貴・中井達也 代表取締役)は、「新卒採用のトレンドや課題、人事・採用担当が抱える実情、悩み」などをテーマとした現役の人事・採用担当者が参加する座談会を開催。
座談会には、広告・IT・人材・金融・コンサルティング業界企業の人事・採用担当者が参加。
業種の垣根を超えた、「就活生のあるあるエピソード」「就職活動の早期化・長期化」「人事・採用担当の悩み」「AI採用についての可能性」など、気づきと発見を共有するリアルなトークが展開された。
就職活動中やこれから就活する学生も、全国の企業・団体の人事・採用担当者も、「そうなんだ!」と想う“リアルあるある”、採用・人事のヒントや最新トレンドがいっぱいだぞ↓↓↓
まずは座談会に参加した人事・採用担当者の面々
広告業界 Aさん(担当歴:約2年)
広告業界 Bさん(担当歴:約3年)、Cさん(担当歴:約1年)
IT業界 Dさん(担当歴:約4年)
人材業界 Eさん(担当歴:約半年)、Fさん(担当歴:約1か月)
金融業界 Gさん(担当歴:約半年)
コンサルティング業界 Hさん(担当歴:約半年)
学歴やSPIの点数、ガクチカのリアル
コンサルティング業界 Hさん 「個人的ですが、リソースに関わらず、ある程度は、適性検査などで仕切った方が良いのかなと。私たちの会社で実施している適性検査は比較的簡単なものを利用しています。コンサル業界は論理的な思考力が必要となる業界なので、(簡単な適性検査で)明らかに点数が低いとなると難しいかなと。その最低限のラインは越えておいて欲しい、という意味合いを込めて、適性検査を実施しています」
広告業界 Cさん 「バイトリーダーはめちゃくちゃ多いですね(笑)!」
人材業界 Eさん 「分かります!こんなに世の中にバイトリーダーっているんだって思います(笑)」
広告業界 Bさん 「(サークル等の)副会長もめちゃめちゃ多いかな~」
人材業界 Eさん 「副部長、副サークル長も多いですよね」
広告業界 Bさん 「コロナ禍で、バイト先の飲食店が困った際に、『SNSで集客しました!』というエピソードは2億回ぐらい聞きました(笑) (サークルや部活での)副会長・副部長の人数を聞くと、めっちゃ人数が多かったりして「じゃあ、ほぼ副会長じゃん!」って思ったりしますね」
コンサルティング業界 Hさん 「とあるジャンルで世界大会に行ったという人はかなり印象に残ってますね。でも、その活動に全振りしてきた影響なのか、言葉遣いがちょっとあれだったりして・・・面接でどう判断するかすごく迷いました。(笑)ガクチカももちろん大切ですが、その他の部分も見なければならないので、なかなか難しいなと」
通したいと想う学生は?
広告業界 Aさん 「私は新卒採用で入った会社で、1年目に新卒採用を担当していたんですが、長期インターンをしている学生さんは、私よりも社会人としての経験が長いということがあったりしました(笑)気づきを逆に与えられたというか・・・そういう学生さんは(面接を)通したくなりますね。自分よりもすごいな、と思う学生さんや、この人の考え方は勉強になるな、という学生さんは尊敬しちゃいます。どんな経験でもスタンスとして魅了される学生さんっているな、と思います」
広告業界 Cさん 「自分が学生の時と比べると、今の学生さんは、やれることの手段がたくさんあるな、と思います。最近はガクチカにしやすいことがたくさんあるのかな?と。なので、やっぱり学生さんの頑張ってきたことをきちんと聞く、というのは大切だなと感じますね」
広告業界 Cさん 「意思がはっきりしている学生さんは、すごいなって思いますね。『これがこうだと思ったから、こういうことをやりました』といった感じで、学生時代から確固たる意思を持って物事に取り組んでいる人は、面接で話を聞いていても自信が満ちあふれているんですよね。そういう人は入社した後も、自分でやりたいことをはっきりさせて、活躍しているな、という印象があります」
いま気になる内定充足率
IT業界 Dさん 「内定充足率はまだ全然足りていないですね・・・」
広告業界 Aさん 「全然ですね・・・まだ10%くらいです。新卒採用に関して会社の方針が結構変わるので、この10月にいきなり採用人数を増やすことになったりで、この内定充足率です。そのような状況なのに、エージェントフィーは下げなければいけなかったり・・・」
コンサルティング業界 Hさん 「わかります! エージェントフィーについて言われますよね」
エージェントフィー、採用単価は?
広告業界 Aさん 「エージェントフィーが毎年上がっている気がします」
コンサルティング業界 Hさん 「毎年上がってますね・・・なのに、会社にはエージェントフィーを下げなさいと言われるという(苦笑)」
広告業界 Aさん 「一番高いところだと、1件あたり230万円だったことがありました。まあこれは、開発経験や中途採用の際の基準ですが・・・」
コンサルティング業界 Hさん 「230万円はさすがに聞いたことないです(笑)」
IT業界 Dさん 「100万円で高いなあ、という印象です」
内定までのスケジュール、外注コストも苦労
金融業界 Gさん 「そうですね。例年であれば、7月末ごろに達成できるんですが、今年は10月の内定式ギリギリまでかかりました。私の会社はあまり採用人数は多くないんですが、結構かかりましたね」
広告業界 Bさん 「採用スケジュールはあまり例年と変わらないですね。私の会社はそもそも採用開始時期が遅いんですが、就職活動の長期化に伴い、今の学生さんは意思決定のタイミングがゆっくりな気がするので、内定承諾の意思をキープするためにも面談の数をかなり増やしました」
広告業界 Cさん 「内定辞退も増えてきているので、今年は内定式までのスケジュール感を提示するようにしました。このタイミングで面談をして、などといった感じです」
広告業界 Cさん 「そうですね。でも、私たちの会社は外注のコストは減らしています。なので、採用単価は下がったんですが、内部の人的コストなどはかなり増えました」
内定辞退、内定承諾後辞退などの苦しさ
人材業界 Eさん 「内定式直前に内定後辞退の連絡がありました。内定式の日に学生さんから『卒業できませんでした』という電話がかかってきて、そのタイミングで内定充足率が達成しなくなるということがありまして・・・悪夢のような経験でしたね(苦笑)せめて、前日までには連絡して欲しかったです!しかも、内定式開始の30分くらい前に電話がかかってきたので、急いで内定式の内容も変更しました・・・」
広告業界 Cさん 「私たちは昨年、内定辞退がとても多かったので、採用方法を見直して、今年の内定辞退はかなり減りました」
IT業界 Dさん 「内定後辞退は法律的には問題ないというのもあって、仕方ない部分はありますよね」
コンサルティング業界 Hさん 「内定承諾に何の効力もないというのは事実ですからね。ここ数年、インターネット等で『内定に法的効力は無い』ということが広まってから、(内定承諾後辞退は)当たり前の世の中になってしまっているなと」
IT業界 Dさん 「内定承諾をしても辞退する可能性がある、というのがあるので、私の会社では、採用期間を伸ばしています」
コンサルティング業界 Hさん 「早い時期に内定を出しても、どれだけグリップし続けられるか、という問題もありますし。内定を早く出しすぎると、一人一人にかける時間やコストも増えるので、それはそれで大変だったりもしますね」
退職代行のリアル
IT業界 Dさん 「無いですね」
広告業界 Cさん 「私たちも無いですね」
コンサルティング業界 Hさん 「私も今の会社ではないですね。すごく個人的な話ですが、私は前職がブラック会社だったので、退職代行で退職していまして・・・今、退職代行で退職の申し出があったら、『そんなにこの会社での仕事がきつかったのか・・・』と心配に思ってしまいます」
IT業界 Dさん 「退職代行を利用した方に初めて会いました!でも、そうですよね。もし、退職代行を使われたら、まずは、こちら(会社)側の原因を疑います」
不採用通知(お祈りメール)への考え
IT業界 Dさん 「面談の中で、フィードバックを伝えることはありますが、メールでの不採用通知の際には難しいかな、と。面談の際だと、関係値もあるので、採用できない理由をフィードバックしやすいというか。文字にしてしまうとあんまり意味がないかなと思います。むしろ、不採用通知については定型文で良いのかなと。定型文の方がダメージも少ないんじゃないかと、逆に思っちゃいますね。(お祈りメールが)冷たいという印象については、正直『ごめん!』という気持ちしかないです」
就職活動の早期化・長期化、面談の回数
広告業界 Bさん 「私たちは、昨年に比べて採用の開始を早めて、選考期間はあえて長くしました。ハラハラドキドキしながら決断しましたが・・・会社の役員からは『今年の採用遅くない?』と言われたりして(苦笑)。人事側からすると、期間を長くしているので当たり前なんですが(笑)。結果的にはうまくいったので良かったです」
人材業界 Eさん 「採用期間はどのくらい長くしたんですか?」
広告業界 Bさん 「今までは1.5~2か月の選考期間でしたが、今年は、プラス1か月くらい内定を出すタイミングが遅くなりました」
広告業界 Bさん 「今までは採用担当者の寄り添い度によってまちまちで、属人的になっていたので、今年は一定のフローを決め、仕組み化しようという方向性で進めてきました。担当者によっては、学生さんに寄り添いすぎてしまい、一次面接と二次面接の間に3回も面談をしたり、ということがあったので、フロー化しました」
広告業界 Aさん 「現在は2026年卒業の学生さんの採用活動をしていますが、2024年卒業の際のスケジュール感と比べると、四半期ぐらい前倒しになっています。今までやっていなかったサマーインターンを始めようとしているからなんですが。サマーインターンの集客を5月くらいから始めなければいけないので、元々は8~9月に採用開始していたのですが、かなり早まっていますね」
広告業界 Bさん 「5月開始って世の中的には早いんですかね?」
広告業界 Aさん 「いや、世の中的には遅い方ですね。他の会社さんはもう少し早いと思います」
広告業界 Bさん 「早すぎて訳わかんないですよね(笑)」
コンサルティング業界 Hさん 「(私たちでは)どうにかなるものではないですからね・・・。環境にあわせてやっていくしかありません」
IT業界 Dさん 「そういうもんだ、と思うしかないですね」
採用・人事の人材不足、AI面接の利点
広告業界 Aさん 「正直パツパツなので、面談は基本的に人事部ではない営業などの現場の方々に依頼しています。最近はAI面接も導入しました」
広告業界 Bさん 「AI面接を入れたことによって、今まで人力でやっていた部分と何か評価は変わりました?」
広告業界 Aさん 「まだ効果については検証中で、1回やってみているという感じではあるのですが・・・。肌感では、人事面接で会う方は、(AI面接の1次フィルターを通ったあとなので)今までよりも質が良くなった気はしています」
コンサルティング業界 Hさん 「AI最高じゃないですか!」
広告業界 Aさん 「これまでは、適性検査→人事面接だったところを、適性検査→AI面接→人事面接としています」
コンサルティング業界 Hさん 「AI面接が1つのフィルターになっているんですね」
コンサルティング業界 Hさん 「AI面接をこれから取り入れたいなと思っているところです」
広告業界 Bさん「複数名の人事で採用面接をやっているんですが、採用基準に対する判断が人それぞれになってしまっているのが課題でして、今のお話を聞いて、AI面接を取り入れてみたいなと思いました(笑)」
IT業界 Dさん 「それこそ、お祈りメールもAIにしてもらったらダメージが少なそうですよね(笑)?」
3年以内に辞める人、適性検査のあり方
広告業界 Aさん 「自分で事業をしている人とご実家が家業をされている人は、3年以内に転職されるイメージがありますね(笑)。そういう方に限って、ハイパフォーマーなのでしっかり結果も残してくれるのですが・・・(苦笑)」
コンサルティング業界 Hさん 「自分でできる力があるからこそですよね~(苦笑)。私のところは逆かもしれません。ストレス耐性検査などで、少し懸念があったけれど、成長を見込んで採用した人などの方が、入社してから厳しそうだなと思う時があります。意外と適性検査などはアテになるんだなと思っています」
コンサルティング業界 Hさん 「面接の際に、適性検査で数値が低い部分を深堀りして話を聞いてみると、『確かに弱いかもな。』ということがあったり。意外と適性検査で見えてきますね」
広告業界 Aさん 「適正検査は意外とアテになりますよね」
コンサルティング業界 Hさん
「適正検査の数値が高い人は、『スポーツや部活で苦戦した経験がある』などのエピソードがしっかりしているイメージもありますね」
3年以内離職率、平均は3割
IT業界 Dさん 「(3割よりは)下のはずですね」
人材業界 Eさん 「私は、ちょうど入社3年目なんですが、同期は半分くらい辞めていますね(苦笑)。時期などによっても変わるものではありますが・・・。辞める人の特徴で言うと、『他責』する人は結構、辞めがちかなと。給与、やりたいことができない、配属先が嫌だ、などの愚痴を言う人は、『もっといい所(会社)があるはず!』と転職していくのかなと。割と、入社前から『こんなことがやりたい!』と明確にある人は、希望の部署ではない場所にいってしまうと、『思っていたのと違う!』と言いう感じで辞めていきますね」
広告業界 Bさん 「ポジティブな評価ですね。もちろん、面接の際に『総合職採用ですよ』とは言いますが・・・(笑)」
コンサルティング業界 Hさん 「採用担当として、ギャップが無いように伝えていく、というのが大前提であるとは思います」
コロナ前と後の学生の違い
コンサルティング業界 Hさん 「そんなに大きな差は無いんじゃないかなと思います」
広告業界 Bさん 「そうですね。あまり変わらないかなと」
コンサルティング業界 Hさん 「ガクチカの内容(SNSを頑張りましたなど)が少し変わってきたかなとは思いますが、学生の質や仕上がり具合はそこまで変わっていないかな」
広告業界 Cさん 「コロナ禍の採用の時の話です。新卒採用した人達が、『グループでのコミュニケーションを取るのが苦手な人達だった』ということが、入社後の研修合宿の時点で発覚したのはびっくりしましたね。今までずっとオンラインなどで面接をやってきて、オンライン上だとスムーズに話せるのに、対面かつグループだととたんに話せなくなるんです。採用段階では気づきませんでした」
ガクチカにも変化
広告業界 Aさん 「筋トレがガクチカの人が増えた気がします(笑)」
広告業界 Bさん 「めっちゃ分かります(笑)!フィジークやってます!みたいな」
広告業界 Aさん 「そうなんですよ。やたらいるイメージが・・・(笑)。そういう人には『チーム経験ありますか?』って聞いちゃったりしますね」
コンサルティング業界 Hさん 「おそらく、コロナ禍の外出自粛で、友達とも会えない中、一人でできることとして『筋トレ』が流行ったからだと思うんですけど・・・(笑)」
広告業界 Bさん 「まあ悪いことではないですからね。世の中的にも流行りましたし」
広告業界 Aさん 「学生自体に一番力を入れたことが『筋トレ』だと、どのレベル感なのかでちゃんと判断しなければならないので、難しかったですね。プロなのかアマチュアなのかでも違うので・・・」
広告業界 Bさん 「そういえば、面接でメダルを持ってきた人がいましたね」
コンサルティング業界 Hさん 「そういう場合は、形のあるものがあると分かりやすいですよね(笑)」
広告業界 Bさん 「時代というよりは、今も昔も人によりけりですね」
人材業界 Eさん 「コロナ禍の話とは少しずれるのですが・・・、最近は『オヤカク』がとても増えました。『親に、これ聞いてこいって言われたんですが』、という学生がめちゃめちゃ増えて。親が確認してこいなんていうことがあるんだ!とびっくりしました!上長に聞いても今までは無かったことだそうで、最近の変化としてはそのようなことがありますね。皆さんの会社もありますか?」
広告業界 Bさん 「ありますね。学生から『親に(入社を)止められた』、という話がありました」
IT業界 Dさん 「『オヤブロ』というやつですね」
コンサルティング業界 Hさん 「オヤブロもありますね。『その業界はやめてくれ』、みたいな」
広告業界 Bさん 「内定通知した後にそんなこと言われても・・・って感じです、正直(苦笑)。学生から否定されるならまだしも、親からだとやりようがないですからね・・・」
人材業界 Eさん 「『オヤカク』・『オヤブロ』対策で何かやられていることってありますか? 私たちは昨年は結構対策していたんですが・・・」
広告業界 Bさん 「親に会いに行く、まではやらないですが・・・。親の年代的に、『この業界はちょっと・・・』という話なのか、インターネットの口コミなどの情報で『不安だ』という話なのか、によって対策も異なりますよね。後者の口コミの方などは対策をしています」
IT業界 Dさん 「必要であれば親御さんにも説明はしますよ、というのは学生さんには伝えていますね。実際に依頼されたことは無いですが・・・」
人材業界 Eさん 「私は親御さん宛てに手紙を書いたことがありますね。それでも結果的には辞退されてしまったんですが・・・」
コンサルティング業界 Hさん
「正直、人事あるあるですよね。手間をかけても辞退されちゃうってのは・・・」
人材業界 Eさん 「皆さんも『オヤカク』・『オヤブロ』のご経験があるということで、少し安心しました(笑)」
オンライン面接
コンサルティング業界 Hさん 「カンペを見ているのは正直、めっちゃ分かりますね。目線で分かります。どこ見ているんだろう?って(笑)」
IT業界 Dさん 「そういう時って指摘したりするんですか?」
コンサルティング業界 Hさん 「特に何も言わないですね。内容によっては合格にもしますし」
IT業界 Dさん 「カンペは伏せてもらって、とか言うとどうなるんですかね(笑)?」
コンサルティング業界 Hさん 「言ってみたいですね(笑)!」
広告業界 Cさん 「(オンライン面接になって)いろいろ説明はしやすくなりましたね。制度周りとか、仕事についてとか・・・。学生さんが聞いてきたことに対して、(画面共有で)資料の共有ができるので、説明もしやすくなりました」
コンサルティング業界 Hさん 「うーん、採用基準には入れていないですね。いくらごちゃごちゃしていようとも関係ないっちゃないです(笑)」
IT業界 Dさん 「さすがにカフェとか人のいる場所でやっていたら、『この人は気が遣えない人だな』と思いますね」
広告業界 Aさん 「携帯で(オンライン面接)入るのもちょっと・・・」
コンサルティング業界 Hさん 「できればPCが推奨ではありますね」
IT業界 Dさん 「外から携帯で(オンライン面接)入るってのもありますね。それならリスケしようよ、ってなります。本人が良いなら良いんですが(笑)、本人も喋りたいことが喋れないんじゃないかな?と思いますね」
面接や採用時の強烈エピソード
広告業界 Bさん 「『僕を取らなかったら後悔しますよ』と面接で面と向かって言われたので、合格にして入社した学生さんがいたんですが、半年後に辞めました。後悔したわ!となりました(笑)」
広告業界 Aさん 「面接ではないんですが・・・。採用広報の一環でYouTubeに動画を上げているんですが、たまたまYouTubeのコメント機能がオンになってしまっていて。学生さんから、動画に映っている採用担当に対して、『○○さん先日はありがとうございました。活躍をお祈りしています』といったコメントが残されていて、ちょっと怖かったですね(笑)。そこからコメント機能はオフにしましたが・・・」
LINEのオープンチャット
金融業界 Gさん 「LINEのオープンチャットですかね。会社のオープンチャットがあるんですが、少人数で会話をしていまして。5~6人で話しているんですが、『次、○次面接で~』といった話をしているので、だいたい時期によって誰が誰かは分かっちゃってますね(笑)。面接では、あまり給与の希望については触れていなかったのに、オープンチャットでは『30歳だとこのくらい(給与が)貰えるだろう』とか投稿していたりして、本当はこんなことを思っているんだな~ってなります(笑)。結構(オープンチャットは)、見ちゃいますね。人事も見てるかもしれないぞ!と思っていてほしいです(笑)」
広告業界 Cさん 「オープンチャットって学生さんが作ってるんですか?」
金融業界 Gさん 「そうですね、基本的には学生さんが作っていると思います。たぶん、何人か人事の方が(グループに)入っているパターンもありますね」
コンサルティング業界 Hさん 「人事の方が入っているパターンもあるんですね?それだと、とてもじゃないけど本音は話せないですね(笑)」
オープンチャットやウェビナーの利用について
コンサルティング業界 Hさん 「最近はとても増えましたね。就活生同士の相談の場になっていますよね」
コンサルティング業界 Hさん 「ウェビナーでは、アニメを見ている人はいました。アニメを横で見ながらイベントに参加していて、音が入ってしまっているという。そっとミュートにしますね、といってこちらでミュートにしました。逆にその学生さんの名前は覚えましたね(笑)」
なぜ人事・採用担当になったか
IT業界 Dさん 「私は2021年から人事担当ですが、現場のメンバーから『人事をやってくれ』と声をかけられたのがきっかけですね。採用人事だけではありますが。興味関心はありましたが、人事についてはやってみたいとも、やってみたくないとも思っていなかったのが、正直のところです(笑)。せっかくならやってみようかな、ということで今は人事担当をしています」
人材業界 Eさん 「私は、学生の頃から、『将来、人事になりたい』と思っていました。就活の面接の時から言っていましたね(笑)。ただ、人事になるためには、現場経験も必要ということで、営業も経験しました」
コンサルティング業界 Hさん 「人事に興味はありましたが、私の会社では新卒から人事担当になるというのは中々難しいので・・・中々そういう求人もないですし。ゆくゆくは人事になりたいな、と思っていた感じですね」
広告業界 Aさん 「私は、学生の頃の長期インターンでインターン生の人事などをやっていました。そこで人事って面白いなって思っていたんですが、新卒1年目で人事はちょっと・・・と思っていたんですが、結果、人事に配属されました(笑)。私の会社はマーケティングの会社なんですが、当時の上司に『採用こそマーケティングだ』と言われたのが、人事って面白いのかも?と思い始めたきっかけですね」
人事でいちばんたいへんなこと
人材業界 Eさん 「こんなに泥臭いとは・・・というのが感想ですね(笑)。人事担当の人数が少ないこともあり、こんなにいろんなところにまで気を使ってやらなきゃいけないんだ、とか、社内調整もしなければならないので、社内コミュニケーションが大切だったり・・・。やりがいでもありますが、大変なところでもありますね。正直、予想していなかったぐらい大変だな、と思っています」
コンサルティング業界 Hさん 「確かに、社内コミュニケーションが辛いなと思う時はありますね。現場の本部長に連絡を取らなればいけないときに『いつ連絡が返ってくるんだろう・・・?』とかがあったり。上の役職の方と話せる機会があるのは、人事の良い所でもありますが、やっぱり緊張はしますね」
コンサルティング業界 Hさん 「人事は学生さんに対する営業担当という一面もあるのかなと思っています。前職が営業職だったんですが、新規顧客の開拓よりも、学生さんに営業するほうがよっぽど楽だなと(笑)。新卒採用と就活生はお互いのニーズが一致しているのでやりやすいんですよね」
人事のやりがい、達成感
金融業界 Gさん 「内定者同士が仲良くなってくれると嬉しいですね。懇親会の後に、内定者だけでご飯に行きました!とか聞くと嬉しくなります」
IT業界 Dさん 「採用した方が、顧客から評判が良いと嬉しいですね。採用という入口から見ているので、人の成長を感じられるのは嬉しいことです」
広告業界 Aさん 「自分で企画した採用イベントがうまくいった時ですかね。内定承諾の連絡ももちろん嬉しいんですが、正直、内定承諾などは個別の対応になってくるので、それよりは採用の全体を見て、自分の考えたことが実際にうまくいった時は嬉しいです。扱える予算も大きいな、と思いますね」
人事・採用のスキルアップ
IT業界 Dさん 「何もなかったですね(苦笑)。とりあえず、面談の経験をしながら・・・が基本でした。あとは、本を読むとか」
コンサルティング業界 Hさん 「週に1回、人事部の上長から研修がありますね。業界についてや競合についての勉強をしたり。面接の仕方などの採用についての研修やロープレもやります」
広告業界 Bさん 「私は、人事部の立ち上げをやらなければいけなかったので、外部研修に行きました。アメリカには人事にも体系的なものがあるので、それを日本にローカライズしたものを学校に通って学びました。アウトプット型の勉強だったので、インプットは自分でという感じでしたね」
ダイレクトリクルーティングサービスの存在
コンサルティング業界 Hさん 「そうですね。学生さんがそっちで応募してくるのが増えた気がします。昔よりも学生がスカウトサービスを使うようになった気がします。最近はナビサイトで学生さん自身で調べて応募というより、スカウトサービス経由の方があきらかに増えていますね。学生さん側からすると、会社から連絡が来るので楽ですよね(笑)」
金融業界 Gさん 「スカウトサービスのイメージも変わりましたよね。昔は、ナビサイトに掲載していても、応募が集まらない会社が使っているイメージがありました。最近はそんなことないですよね」
コンサルティング業界 Hさん 「昔は、スカウトしてくる会社は危ない会社みたいなイメージもありましたよね(笑)。今の学生さんにとっては、全然イメージが違うのかなと。スカウト承諾率も多いですし」
お祈りエールを日本の文化に
新卒対象スカウトサービス「ABABA」
「お祈りメール」を少しでも前向きな応援するもの(エール)に変えたい。
そんな気持ちから生まれたのが、ABABAの「お祈りエール」。
最終面接で採用できなかった就職活動生に送る不採用通知メールの中で、
「当社で採用はできませんでしたが、あなたは素晴らしい人材なので他社に推薦したいです。ABABAに登録していただければ、今後の就職活動を応援させていただきます」
…という文面でABABAへの登録を促し、その企業の最終面接まで進んだ就職活動生として、他企業のスカウトを受け取ることができるスカウト型サービス。
選考の過程を評価することで「就職活動うつ」に悩む就職活動生の心理的ストレスの軽減に寄与しながら、採用企業のブランディングにも貢献できる、社会課題と事業課題の双方を解決する事業活動を展開中↓↓↓
https://hr.ababa.co.jp/company