冷凍食品大手のテーブルマークが22日、報道関係者向けに2025年秋季の新商品発表会を行った。同社は2025年9月1日から、家庭用冷凍食品として新商品10品、リニューアル品19品を全国で発売する。

注目を集めるのは2つの「ご当地うどん」。すかいらーくHDによる「資さんうどん」の買収と関東出店で話題を呼んだ福岡の定番メニュー「肉ごぼう天うどん」がラインナップに加わる。同じくご当地うどんとして群馬の「ひもかわうどん」も登場、幅約4cmという驚きの幅広麺が特徴だ。

国内旅行での「ご当地グルメ」需要の高まりと、SNSでのトレンドなどを踏まえ、秋冬シーズンの温かい汁物麺の人気を背景に開発された。テーブルマークの前身は冷凍うどんの「加ト吉」。同社はコシの強さを特徴とした商品を数多く取り揃えているが、今回はコシにとらわれず多様なうどんの魅力を伝える方針だ。

注目の新商品 “ご当地うどん”

「肉ごぼう天うどん」

福岡の定番メニューを再現。甘辛い牛肉と風味豊かなごぼう天が特徴。やわらかめのうどんと上品なだし香る甘めのつゆで、福岡の味に慣れていない人でも美味しく頂ける。

「ひもかわうどん」

上州(群馬県)発祥の幅広麺が特徴のうどん。つるつるとした独特の食感を楽しんでもらうため、約4cmという超幅広麺を採用した。つるんと美味しく食べられるよう麺の薄さにもこだわり、具材には豚肉をメインにかまぼこ、にんじん、ほうれんそうなどをトッピングした。

いずれも再現度は非常に高く、現地で食べたことのある記者陣からも「冷凍麺でこれほどのクオリティを叩き出されるとは」「お店で出されても気付かないかもしれません」といったコメントが出た。

各エリアで愛される麺料理も

今回の発表会で注目を集めたのはうどんだけではない。川崎のソウルフード「元祖ニュータンタンメン」本舗が監修したタンタンメン、奈良の「天理スタミナラーメン」が監修したスタミナラーメンも新発売。有名店の味をご家庭で気軽に楽しめそうだ。

記事:一橋正浩

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