「医療機関による再生医療のための細胞調整室をはじめ、医薬品などの無菌試験時サンプリング、新型感染症などの検査ブース、大学研究機関、宇宙開発、半導体メーカーなど、幅広い分野に活用が可能。スグ建てられる、すぐバラせる、画期的な据え置き型 室圧可変式小型クリーンブースです」
―――そんな解説で国際モダンホスピタルショウ2025(7/16~7/15 @東京ビックサイト)来場者の注目を集めていたのが、Gaudi Clinical 据え置き型 室圧可変式小型クリーンブース「KiOSK」(キオスク)。
世界初・世界最小キオスク型CPC
地域分散型(スケールアウト型)細胞加工受託事業や再生医療アウトソーシング窓口事業(キオスク型細胞調製室運営)、再生医療データ分析支援事業などを手がける 株式会社Gaudi Clinical(ガウディ クリニカル:東京都文京区本郷)は、国際モダンホスピタルショウ2025に出展。
同社ブースでは、世界初・世界最小(ガウディクリニカル調べ)となる 3m×3m キオスク型 細胞培養加工施設(CPC)としてPMDA特許取得予定の据え置き型 室圧可変式小型クリーンブース「KiOSK」実機を展示。
その特長・優位性を紹介し、「詳しく聞きたい」という来場者たちが続いた。
建築工事不要 その日から利用OK
ガウディ クリニカル製 小型クリーンブース「KiOSK」はまず、ニーズに応じてすぐ設置でき、変更があればフレキシブルに組み換えられるうえに、すぐにバラせるという“現地組み立ての据え置き型”。
通常クリーンブースの設置には10日以上かかるとされているところ、会場の実機展示は、「5時間ほどで組み上げた」という。
陰圧維持しクリーン環境実現
また、微陰圧を維持したクリーン環境をかんたんに組み上げられることから、従来の陽圧クリーン室よりも格段にバイオハザードへの対策ができるうえ、陽圧設定への変更も可能という。
さらに、動力は一切不要で、通常の100Vボルト電源だけで運転でき、スケルトン仕様だから照明も要らないのもうれしい。
清浄度ISOクラス5を実現
ガウディ クリニカル製 小型クリーンブース「KiOSK」の最新モデルは、前室にもファンフィルターユニット(FFU)を設置し清浄度を上げることで、本室のバイオハザードセフティキャビネット(BSC)内の清浄度ISOクラス5を実現。
また、HEPAフィルターを通した清浄な空気を廃棄しブース外の空中浮遊微粒子数はISOクラス8をマークしている。
再生医療等安全性確保法にもとづいた細胞培養加工施設
ガウディ クリニカル製 小型クリーンブース「KiOSK」は、再生医療等安全性確保法施行規則で要求される細胞培養加工施設の基本要件を満たしている。
こうした基本要件を満たす安定性とセキュアなつくりから、「無菌操作を伴う特定細胞加工物の製造に」「無菌試験時のサンプリングブースに」「新型感染症などの検査ブースに」「実験室での簡易的な細胞培養区画に」などと幅広い用途への可能性を潜めている。
同社ブースでは、来場者にこう伝えていた。
主治医のもとで再生医療 受診環境を整備
「ガウディ クリニカルは、再生医療を取り巻く諸問題の解決に向けて、アカデミアでの検証を経て、日本人に対する安全性・妥当性が確保された再生医療(歯周病・毛髪再生・創傷治療・関節治療など)を、厳格に管理された細胞培養加工施設(CPC)にて製造します。
加えて、医療機関の皆様の業務負担を軽減するための各種施設を実践し、患者さんがいつものクリニック、主治医の先生のもとで再生医療を受けられる環境を整備します」
株式会社Gaudi Clinical(ガウディ クリニカル)
https://gaudi-clinical.co.jp/