社会風刺を凝らしたグラフィティアートやストリートアートで強いメッセージを発信し続け、世界が熱狂するアーティストの一人、バンクシー。

2018年からモスクワ・マドリード・香港・ニューヨーク・ロサンゼルス・日本各都市など累計300万人以上を動員する展覧会『BANKSY GENIUS OR VANDAL?』(バンクシー展 天才か反逆者か)が、東京・原宿「WITH HARAJUKU」で12月12日~2022年3月8日に開催される。​

横浜を皮切りに、大阪・名古屋・福岡の主要都市を巡回するこのバンクシー展に、ニューヨーク開催時にも人気を博したバンクシー作品のルーツを探るオリジナル企画コンテンツが、いよいよ日本にも初上陸!

アンディ・ウォーホルや、バスキアの作品を比較展示することで、バンクシー作品の制作背景に迫り、再解釈し、どのように新たなポップアイコンを生みだしたのかが、この『BANKSY GENIUS OR VANDAL?(バンクシー展 天才か反逆者か)』でわかるはず。

同展は、バンクシーの独特な個性を、わかりやすく体感できる貴重な機会ってことで、その注目コンテンツをここでちょっとだけ公開!

ウォーホルからインスピレーション「マリリン」×「ケイト・モス」

人々はアートではなく、ブランドや人気のあるイメージにお金を払いたい。大衆はアートを必要としない……。

消費文化を冷静にそう皮肉ったバンクシーは、アンディ・ウォーホルによる「マリリン」の肖像からインスピレーションを得て、制作当時のポップアイコンであったスーパーモデルのケイト・モスをモチーフとした作品を発表。

今回の『BANKSY GENIUS OR VANDAL?(バンクシー展 天才か反逆者か)』展示では、ウォーホルの「マリリン」をコンプリートする10作品を揃え、比較展示する。

バンクシーのインスピレーションの源となった「マリリン」を再解釈することで、バンクシー作品のルーツを探索できる特別企画コンテンツに仕立てている点がポイント。

地元経済を脅かす大企業への痛烈な批判を込めた「スープ缶」

もうひとつのルーツが探れるバンクシー作品は、同じくウォーホルが1962年に描いたキャンベルのスープ缶からインスピレーションを得た、イギリスの大手スーパーマーケット「テスコ」のオリジナルブランドのスープ缶。

地元経済を脅かす大企業への痛烈な批判を込めた同作品も、いまや有名な作品のひとつ。

「もしアンディ・ウォーホルが生きていたら、いま、何をつくるだろうか?」と問うその回答に、バンクシーが代わりに答えてくれているのかも知れない―――そんな比較展示が楽しめる。

バンクシーが大きく影響を受けたひとりといわれるバスキア作品も登場

バスキアの代表作をオマージュしたミューラルも発表しているバンクシー。

彼が大きく影響と受けたひとりいわれているジャン=ミシェル・バスキアの作品も、同展覧会に登場!

作品は、『ジョウボーン・オブ・アン・アス』(制作年:1982年-2004年 作品提供:株式会社ANDART)。

バスキアの王冠・記号など代表的なモチーフが、落書きのようなタッチで繊細に散りばめられた一作。バンクシーのルーツを、バスキア作品から読み解く、大胆で新しいコンテンツ企画だ。

―――『バンクシー展 天才か反逆者か』は、JR山手線 原宿駅 東口から徒歩1分の WITH HARAJUKU で12月12日~2022年3月8日に開催。開館時間は10:00~20:00(最終入場30分前)。チケットなどの詳細は、公式ホームページをチェック↓↓↓
https://banksyexhibition.jp

◆バンクシーとは―――

イギリスを拠点に活動する匿名の芸術家。世界中のストリート、壁、橋などを舞台に神出鬼没に活動している。

アート・ワールドにおいてバンクシーは、社会問題に根ざした批評的な作品を手がけるアーティストとして評価されているほか、テーマパーク、宿泊施設、映画の制作など、その活動は多岐にわたる。

バンクシーの代表的な活動スタイルであるステンシル(型版)を使用した独特なグラフィティと、それに添えられるエピグラムは風刺的でダークユーモアにあふれているのも特長。

その作風は、芸術家と音楽家のコラボレーションが活発なイギリス西部の港湾都市ブリストルのアンダーグラウンド・シーンで育まれたという―――。

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