「既存のプール・スタジオつきジムは60歳以上の健康高齢者獲得には成功しているが、運営コストが高くつく」
「24時間ジムは、20~40歳の会員獲得に成功し、フィットネスをより身近なものとしたけど、スタッフは管理のみでケアがない」
―――そんな課題が、フィットネスジム業界にはある。いっぽうで、地域を支える病院にもこんな課題がある。
「高血圧・高脂血症・糖尿病といった生活習慣病の薬物・食事指導は行ってきたけど、運動療法の指導にまで力を入れられないというジレンマがある」
「併設ジムを導入したけど、リハビリ主導でノウハウがなく、対象者も通院患者が多く、集客できない」
「国は地域医療構想をすすめているけど、医療以外の回復機能を持つ施設に対してまでは、助成を受けられないでいる」
そんなフィットネスと病院の双方の悩みや課題を打破すべく、あの24時間年中無休の「ANYTIME FITNESS」(エニタイムフィットネス)が、国内で珍しいコラボレーションに挑んだ。
それが、「病院の敷地内にエニタイムフィットネス」
Fast Fitness Japan は、山口県周南市にある徳山病院の敷地内に「エニタイムフィットネス徳山病院店」を12月1日にオープン。
このエニタイムフィットネス徳山病院店では、徳山病院と連携し、新たな取り組み「地域ヘルスケアプログラム」を提供。プログラムを通じて地域の健康増進をめざしていく。
この地域ヘルスケアプログラムは、健康診断結果にもとづき、BMIや腹囲など検査項目において2項目以上「基準値」より高値・低値に該当する人をプログラム会員の対象とし、トレーニングメニューの作成などを介して継続的な運動環境を整え、サポートしていく。
「メディカルとウエルネスをシームレスにつなぐ」
今回、エニタイムフィットネス徳山病院店で展開する地域ヘルスケアプログラムは、患者の健康診断後の実際の運動状況などを把握・管理する方法を模索していた徳山病院からの相談をきっかけに実現。
エニタイムフィットネスと同じく「地域の健康」を提供する医療機関と連携することで、メディカルとウエルネスをシームレスにつなぎ、地域の健康増進におけるフィットネスジムの新たな価値を創出する。
「オープンフィットネス宣言」で積極的に社会とつながる
24時間年中無休の「ANYTIME FITNESS」(エニタイムフィットネス)は、2018年、社会とよりつながることを目的にオープンフィットネスを宣言。
エニタイムフィットネスのこの「オープンフィットネス宣言」から、「誰もが健康的に暮らせる、心豊かな社会の実現」をめざし、積極的に社会とつながっていくという。
◆エニタイムフィットネス
http://www.anytimefitness.co.jp/