「わたしたち「東京二八そば」がこうした振る舞い試食会で一番伝えたいのは、日本で古くから受け継がれている「年越しそば」を、東京都麺類協同組合に加盟するお蕎麦屋さんで、ぜひ体験していただきたいという想いです」

「12月31日の大晦日には、ぜひお蕎麦屋さんで「年越しそば」を味わっていただきたい。そのきっかけとなればと思い、この「2021年 年越しそば振舞い」を実施しました」

―――そう語るのは、東京都麺類協同組合 田中秀樹 代表理事。ここ東京・日本橋コレド室町テラス広場に12月22日、蕎麦(そば)の湯気と、つゆの香りがたちのぼり、行き交う人たちが足をとめ、「江戸生まれ、東京育ちの伝統和食『東京二八そば』」を体感した。

題して「2021年 年越しそば振舞い」。

東京都麺類協同組合は、大晦日まであと10日あまりの12月22日、江戸生まれ、東京育ちの名物「二八そば」600食を、行き交う人たちに振る舞った。

そばの香り・風味と喉ごしの良さをより豊かに味わえる黄金比率、二八そば

「東京二八そば」は、粋を楽しむ、技を味わう日本の食カテゴリのひとつ。

江戸から東京へ。継承してきた職人技を磨き、客に粋な食体験を提供することをめざした、伝統的なカテゴリ。

江戸生まれ、東京育ちの名物といえば「二八そば」といわれ、二八そばは、そばの香り・風味と喉ごしの良さをより豊かに味わえる黄金比率といわれている。

この高品質でおいしいそばを多くの人に体験してほしいという想いから、東京都麺類協同組合加盟店では、製造技術向上に取り組み、現在、都内560店舗にて「東京二八そば」を提供中。

「江戸から東京へ、そして未来へ。継承・発展する東京のそばのおいしさをぜひ体感してください」(同組合)

「のど越しと風味を一番おいしく感じられる二八そばで年越しを」

東京都麺類協同組合 田中秀樹 代表理事は、「2021年 年越しそば振舞い」の現場で、二八そばをすする人たちを遠くからみつめながら、こう語った。

「日本古来の伝統の”年越しそば“を、将来も末永く町場のおそば屋さんで、ぜひ12月31日にみなさんで楽しんで食べてもらいたい。そのひとつの火付け役として本振舞いを行っています」

「のど越しと風味を一番おいしく感じられる二八そばです。かつおぶしから出汁を取って、前日から入念な下準備をして提供しています。本日はそうした手作りのできたてのおそばを、気持ちを込めてきっちりお届けできれば幸いです」

―――「一年の災厄を断ち切る」「一年の労をねぎらう」という年越しそばで、新しい年をむかえたい。東京都麺類協同組合 田中秀樹 代表理事は最後にこう伝えた。

「蕎麦、出汁、つゆ……と、どこのお蕎麦屋さんも気持ちを込めてていねいにつくっています。東京都麺類協同組合に加盟するお蕎麦屋さんが提供するお蕎麦を、ぜひ召し上がっていただき、その風味・のどごしを、体感していただきたい」

「そして大晦日だけでなく、普段の暮らしのなかにも、お蕎麦屋さんで召し上がる時間を増やしていただければと思っています」

◆東京二八そば
https://tokyo28soba.tokyo/

◆東京都麺類協同組合
http://www.menkyo.or.jp/

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