その豊富な栄養価から、スーパーフードとしていま注目を集めているアマニ(亜麻仁)。

粒はひと目見た感じでは、普通に家庭にあるゴマに似たイメージ。でもこれが、ゴマとはぜんぜん違うチカラを持ってるって知ってた?

このアマニの知られざるパワーとは? 長寿・健康志向の人たちが注目するアマニの「頼れるところ」とは?

そんな衝撃事実を教えてくれる 第9回アマニフォーラム を受講してみた。

アマニが持つ3大栄養素がすごい!

アマニには、α-リノレン酸、食物繊維、リグナンという、3つの栄養素が豊富に含まれていて、とくに「現代人に不足しがち」といわれる α-リノレン酸が多く含まれているのが特長。

α-リノレン酸は、体内に入るとEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)へ変換されるオメガ3系脂肪酸のひとつ。

このEPAとか、DHAってどこかで聞いたことあるよね。そう! 青魚に多く含まれている脂肪酸と同じ種類で、血液をサラサラにする働きがあるっていう成分。

そして人間は、オメガ3系とオメガ6系の脂肪酸は、体内でつくることができないから、食事から摂取する必要がある「必須脂肪酸」。

この α-リノレン酸が、オリーブ油やごま油、なたね油など各種油のなかでもズバ抜けて多く含まれているのが、アマニ油なんだって。しかも……。

アレルギー性疾患を緩和する α-リノレン酸はゴマの150倍以上、食物繊維はゴマの2倍!

オメガ6系脂肪酸には、ゴマ油やコーン油に含まれるリノール酸などがあって、オメガ3系とともにどちらも人間にとって必要な必須脂肪酸。

でも、食生活の欧米化やインスタント食品の普及などで、オメガ6脂肪酸を摂り過ぎている実情があって、オメガ3系と6系のバランスが最も重要になってくる。

そしてオメガ6系を過剰摂取すると、アレルギー症状の炎症が起きやすく、逆にオメガ3系はアレルギー性疾患を緩和する働きがあるってことで、その効果がますます期待されているんだって。さらに……。

アニマのα-リノレン酸(オメガ3系)はゴマの150倍以上、食物繊維はゴマの2倍!

この食物繊維に着目して!

この 第9回アマニフォーラム には、千葉大学予防医学センター長の森千里教授が登壇。予防医学という観点から、体内に入り込む化学物質の危険性と現状について教えれくれた。

森教授はまず、暮らしのなかに化学物質が増えだし、水質・土壌・大気の汚染や、プラスチック消費量が増えるにつれて、化学物質による人体の汚染を指摘。

化学物質が体内に入り込むことで影響をおよぼすと疑われているものに、精子数減少、精巣がん・乳がんの増加、アレルギー、多動性、知能精神発達の遅れ、肥満、糖尿病などをあげた。

そこで! こうした、体内に入り込む化学物質を、体外に排出してくれるのが、あの成分……。

そう、食物繊維! 化学物質を食物繊維で流し出せ

森教授によれば、食物繊維は、体内の血液に含まれている化学物質を吸着しながら、便といっしょに出してくれるんだとか。

アマニは、ゴマの2倍の食物繊維があるうえに、水溶性・不溶性食物繊維がバランスよく含まれてるから、血液サラサラにしてくれるα-リノレン酸(オメガ3系)も多く含むアマニを毎日少しずつ摂るだけで、流れのいい血液から化学物質をスピーディーに排出してくれる可能性があるってわけ!

しかも水溶性食物繊維は、腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えるだけでなく、中性脂肪やコレステロール値を下げる効果があることもわかってる。

アマニ油やローストアマニ粒・粉末と、食し方はいろいろ

このアマニフォーラムは、「生活者にやさしい社会」の実現をめざし、環境や病気の現状、医療やテクノロジーの最新情報、さらに予防や健康維持のために必要な栄養などについて、「最新の医療情報や正しい栄養情報」を伝えるセミナーを年4回実施している。主催はアマニフォーラム実行委員会と日本製粉。

今回の第9回には、1児の母でありキャスターの榎戸教子氏も登壇。「病気をしないで毎日を生き生きと輝く秘訣とコミュニケーション」について語った。

またフォーラムの試食コーナーには、ニップン(日本製粉)のアマニシリーズも展示。カナダとニュージーランドのゴールデン種のみを使用し、遺伝子組み換え(GMO)や残留農薬など一切ない高品質のアマニで、アマニ油やローストアマニ粒・粉末、アマニ油入りマヨネーズなどいろいろ。

その食し方もシンプル! カルパッチョにアマニ油をたらして、粉末や粒をふりかけに、ヨーグルトに粉末を……と、気軽にいろいろ試せる。

どう? いいことばっかりのアマニ。しかも「ええっ!こんなにするの?」なんて驚くような価格じゃないから、試してみて!

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