いまスマートフォン最新モデルのカメラ機能はどこまで進化してるいか―――。
au 、UQ mobile 、Y!mobile 、楽天モバイルの4ブランドが、8月8日から販売をスタートさせた ファーウェイ・ジャパン製『P liteシリーズ』。
そのライトモデル「HUAWEI P30 lite SIMフリー」(本体実勢価格3万円前後)の1日タッチアンドトライが行われ、さっそく人気機能「トリプルカメラ」などを試してみた。
この「HUAWEI P30 lite」には、ドイツの老舗光学機器メーカー「Leica」(ライカ)と共同開発したカメラを採用。
しかも最大の特長は、アウトカメラ(背面側)は約2400万画素、約800万画素、約200万画素の3タイプのレンズが並ぶトリプルカメラを搭載している点。もちろん、正面側にも約2400万画素のインカメラがつく。
そのトリプルカメラと周辺機能をまず試してみる。
ライカの高精細レンズとファーウェイのAIが撮影をおもしろくする
このライカの高精細レンズに組み合わさるのが、ファーウェイのAI技術。
「HUAWEI P30 lite」には、アウトカメラに22種類、インカメラに8種類のシーンをリアルタイムで認識するAIが搭載され、料理にカメラをむけると「フード」、クルマにむけると「自動車」といった具合に、それぞれのシーンにあわせて色・明るさ・コントラストなど自動で調整してくれる。
そのときの画像が、いちばん上の画像。料理にカメラをむけると、一瞬で「フード」とカメラが認識し、画像のベストな調子に調整してくれる。
画面に「フード」と表示されてるでしょ。
ブレない、陰影もきれい、夜景モードが女性にうれしい
夜景って、「うわっきれい!」と思って撮影してみても、暗くてブレたりキラキラ感が出なかったり。
そんなとき「HUAWEI P30 lite」は「夜景」モードを選ぶ。もともと「HUAWEI P30 lite」には、夜景や地下、ライブハウス、レストランといった、あまり光がない暗いシーンを美しく撮るイメージセンサーを採用していることから、一般的な「写真」モードでも「ブレずに止まる」を実感。
さらに強い味方が、この「夜景」モード。
上の2つの画像は、上が「写真」モード、下が「夜景」モードで撮影した画像。「夜景」モードが、コントラストよく、柱や線路、天井の陰影が美しく出てるでしょ。
これ、実は「一般」モードの露出時間が1/33秒(f/1.8、ISO-250)、「夜景」モードが4秒(f/1.8、ISO-400)という差がある。「夜景」モードの撮影時は、3~4秒間「端末を動かさないでください」というメッセージが表示される。
4秒も手持ちで撮影しているのに、ブレずにカチッと止まる。これが夜景モードのすごいところ。
―――ここまで頼れると、コンパクトデジカメを持ち歩くことがなくなりそう。
もちろん、雲ひとつない青空の下でも、「HUAWEI P30 lite」のトリプルカメラは、余裕さがある。
総武線電車の画像は、太陽の反射光を受けているのに、影になる車体側面が真っ黒につぶれない。電車がいなくなったあとのホームは、青空をしっかり描写しながら、線路やホームのようすも黒くならずに描いている。
このあたりも、いよいよ「脱デジカメ」を感じちゃうところかも。
写真 記事:戸塚陽子