ポラスグループの賃貸管理を事業とする中央ビル管理は、同社が管理する賃貸物件ブランド「Room Spot」(ルームスポット)で入居者ポイント制度「Room’sポイント」を10月1日からスタートさせる。

ルームスポット管理物件に住む入居者が対象のRoom’sポイントは、毎月の家賃支払いや共益費支払いで支払額の0.1%ぶんのポイント、更新・再契約の手続きで支払額を問わず一律50ポイントが貯まるという仕組み。

次の賃貸物件への住み替えで1ポイント10円で利用可能

貯まったポイントは、他社管理物件への住み替え仲介手数料(ルームスポット管理物件は仲介手数料無料)や、ルームクリーニング代、賃貸付随商品、家電レンタル費用、住宅売買仲介手数料、インテリア商品券などに使える。

ポイント換算額は、賃貸物件への住み替えで1ポイント10円(上限額5万円)、住宅購入時で1ポイント100円(売買金額の1%を上限)に。

3年間で2万円分が貯まるケースも

たとえば、6万円の家賃を毎月支払い、3年間(1回更新)住んだ場合、毎月の家賃で60ポイント×36か月で2160ポイント、1回更新で50ポイントがプラスされて合計2210ポイント。

賃貸に住み替えるときは1ポイント10円換算ということで、2万2100円ぶんが使えることに。

狙いは若い世代の囲い込み

9月30日に開いたRoom’sポイント説明会には、中央ビル管理 ビル管理事業部 本間敬一事業部長、同 業務管理部 江本昌央 部長、同 営業推進課 原桂太 課長が登壇。今回のポイント制度導入についてこう伝えた。

「ルームスポットへの来店客数は前年比109%と順調に推移しながらも、入居者を囲い込めずポラスグループの総合力を活かしきれていなかった」

「たとえば賃貸物件管理戸数2万2000戸に対し、2018年度の退去件数は3397件あり、住み替え時の賃貸契約や住宅購入へと仲介できないでいた」

「そこで、ターゲットである若い世代に、次もルームスポットで賃貸契約してくれるよう、このRoom’sポイントを立ち上げた」

また中央ビル管理は、きょう10月1日から国土交通省による電子契約の社会実験に参加。重要事項説明や契約書をデータで送付し、IT重要事項説明や契約書への電子署名などを経て契約を締結させる。

さらに2020年4月には、入居者むけアプリを導入。ポイント残高確認や建物修理依頼をスマホで確認できるサービスも展開する構え。

http://www.roomspot.net/


tokyochips編集部

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