人生100年時代。ただぼんやりといまのポジションにすがる旧態依然のままでいると、どんな40代50代60代が待っているか―――。
そんなニッポンのゆるい現状に、一撃をくれたのが、「ビジネス+IT」の記事。題名は「「ライフシフト」の本質とは何か、日本人のための「人生100年時代」戦略論」(2018/03/19)。
語っているのは、ライフシフトCEOで多摩大学大学院 徳岡晃一郎 教授・研究科長。
JR品川駅直結キャンパスで仕事を続けながらMBA(経営学修士)が取得できる多摩大学大学院がいま、「知の再武装」を掲げ、人生の新たなステージへむけた「ライフシフト」を推しすすめている。
その第一人者のひとりが、徳岡教授。
ライフシフトとは、「ライフは人生。シフトは「向きや位置を変える」という意味。つまりライフシフトとは、人生の向きや位置を変えることで、人生に変化を起こすこと」(一般社団法人 才能心理学協会/引用元:http://pogss.org/workstyle/9383)。
そのライフシフトの第一人者、徳岡教授も、著書「40代からのライフシフト 実践ハンドブック: 80歳まで現役時代の人生戦略」(東洋経済新報社)のイントロダクションでこう伝えている。
「人生100年時代では、80歳から100歳までの20年間は老後と位置づけるにしても、せめて80歳までは現役で働き続けるイメージを持っておくべきでしょう」
「一般に、会社員としての生活は60歳まで、継続雇用でも65歳までで終わってしまいます。80歳まで現役期間を延ばすには、早い時期からそのための準備を始める必要があります」
「準備を始める時期が早ければ早いほど、人生の後半を充実させることができます。せめて、50代のうちに、やりたいことを見つけておきたいものです。そのためには、40代から準備を始めた方がよいでしょう」
徳岡教授はこのライフシフトの第一歩として「日常の生活を変える勇気」が要るとし、そこへむけては変身資産、知的資産、活力資産が重要と提唱している。
―――これまでの定年退職、年金生活といった老後の生活イメージから脱却し、ライフシフトしながら次のジャンプへの踏み台を自らつくっていく。そんな時代を生きる人材を、多摩大学大学院は創出していくという。
「それまで培ってきたキャリアやスキルを棚卸し、何で自分らしさを打ち立てていくのか、どんなプロとして生きていくのかを決めるチャンス。そのチャンスを生かすのが「知の再武装」への決意だ」(多摩大学大学院MBA)
tokyochips編集部