レストラン外観

静岡県伊東市の伊豆急行線伊豆高原駅前にレストラン「ミクニ伊豆高原」がオープンしました。

左から三國清三 氏、隈研吾 氏、野本弘文 会長

「ミクニ伊豆高原」は東急グループが所有、運営する地中海料理レストラン。世界的にも有名な敏腕シェフの三國清三氏と新国立競技場の設計を手掛ける隈研吾氏がタッグを組み、伊豆の大自然の恵みを生かした料理を提供します。

オープンに際し、先行して内覧会及び試食会が行われました。

野本弘文 会長

東急グループ代表の野本弘文会長は、「世界で活躍されているお二人がコラボするのは夢のようなことだ。伊豆半島の活性化にとって良い起爆剤になればと思いお力を頂き、活性化に繋がることを願う。」と述べられました。

 

レストラン外観(側面)
個室
テラス席で談笑する3名

木を主役にした造りは、シンプルながらも力強い印象があり、温かみのある空間。松の木を中心としたテラス席も自然と調和し、明るく開放感がありました。

レストランロゴマーク
ロゴマークと同様の木組みのフォルム

天井には、日本では滅多に使えないアラスカヒノキがあしらわれ、レストランロゴマークと同様に斜めの角度をつけた、木の枝のような構造になっています。

レストランから望む相模湾

全面ガラス張りの大きな窓からは、相模湾を一望する美しい景観が広がり、最上級のひと時を演出します。

隈研吾 氏

設計を手掛けた隈研吾氏は、「我々の想いが伝わった建物となった。三國さんの素材の使い方からもヒントを得て、手に入れるのが困難な三國さんの食材同様に、最高級な材料を使用して設計した。」と述べられました。

相模湾 季節の3種小魚のフリチュール
ふじのくに いきいきポークと豚足、フランス産フォアグラ、伊豆産木の子のブーダン仕立て、伊豆高原温泉そだち野菜のメスクラン
伊豆産くき茶のジュレと静岡産柑橘類コンポート、ほろ苦いぐり茶のソルベ

試食会で振舞われた料理は「海の輝き」という5,000円のコース(コースメニューは全3種。メニュー内容は季節や仕入れ状況により異なります)。新鮮な魚介類や野菜など、伊豆の食材をふんだんに使用した地中海料理です。

相模湾カサゴのポワレ、西伊豆産塩かつおと自家製タリオリーニのペペロンチーノ、伊東産わさび菜のピストー

特に驚いたのは鮮魚がまるまる1匹乗ったパスタ料理。世界の三國シェフらしい斬新な発想から生み出された彩り豊かで美しい逸品でした。

コース料理を頂く柏原

見た目もさる事ながら味も一流で、食材同士が喧嘩することなくバランス良く調理され、伊豆で育った食材本来の味を楽しめます。

三國清三 氏

三國清三氏は、「隈さんは同い年の午年生まれでウマが合う。お店もうまくいくだろう。スマートカジュアルなので、開放感のある海辺でくつろいでほしい。地中海のように、伊豆にも海辺にたくさんお店ができるといいなと思っている。」と今後の展望も話されました。

三國シェフの料理を堪能する柏原

世界の建築家 × 世界の料理人という最強コラボで開店した「ミクニ伊豆高原」。予約困難な三國シェフが提供するコース料理がお手頃に頂けるレストランはここだけかもしれませんね。伊豆旅行の際や記念日には、是非訪れてみてはいかがでしょうか。

(記事:柏原美紀、写真:神森沙織)

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