コロナショック後、初めての夏。
通勤通学で乗る電車やバスのなかは冷房が効いていても、窓を大きく開けているから、「酷暑の日とかって、どうなるんだろう」って思ってる人も多いはず。
ウィズコロナで暑さとも上手に付き合わないと、身体に不調をきたす予感……。
そんないま、免疫力アップや熱中症ケアにつながるマルチヘルシーフード情報が公開された。それは、ニッポン人なら誰もが知ってるあのメニュー。
そう、みそ汁。しかも #夏みそ汁―――。
みそ汁のベース、味噌(みそ)には、タンパク質、糖質、脂質といった生きていく上で欠かせない3大栄養素のほかに、ナトリウム、カリウム、カルシウム、鉄などのミネラル、ビタミン類(ビタミンB群、ビタミンE)などが含まれている。
さらに みそ汁 として調理すれば、味噌そのものの栄養素に加え、具だくさんのさまざまな食材から、多くの栄養素をかんたん手軽にいっぺんに摂取できる!
そこで、#夏みそ汁にはどんなパワーが含まれているか、ミソド(https://misodo.co.jp/)がまとめたレポートを頼りに、その実力をチェックしていこう。
#みそ汁 がもつ免疫機能キープ力
感染症専門医でグローバルヘルスケアクリニック 水野泰孝 院長は、「みそ汁で免疫力を高めた身体づくりを」と伝える。
「ことしは春先の外出自粛の影響での運動不足や、身体が暑さに慣れていないという点で、免疫力低下の懸念が例年に増してある。もともと夏は暑さによる食欲不振で栄養不足、また発汗が脱水状態を起こし血液がドロドロになり悪循環になるなど、体内環境が悪くなりがち」
「さらにさまざまなウイルスが活発化する秋冬に備え、油断する事なく夏のあいだからバランスのとれた規則正しい食生活をすることが重要で、多くの栄養素を摂取できる みそ汁 は、そのためにも適したフードといえる」
また、北嶋佳奈 管理栄養士は「味噌にある色素成分 メラノイジン などが免疫機能を維持してくれる」とも。
「みそ汁の味噌からは乳酸菌やオリゴ糖、メラノイジンなどを、具材からは食物繊維を摂取でき、腸内環境を整えてくれる」
「ヨーグルトやキムチなどの発酵製品にはなくて、味噌にある色素成分 メラノイジン や、野菜をはじめとしたみそ汁の具材に含まれる抗酸化物質(ビタミンA・C・Eやカロテノイドなど)が、活性酸素をおさえ、免疫機能を維持してくれる」
#みそ汁 で熱中症対策も
脱水症・熱中症専門家で済生会横浜市東部病院 患者支援センター谷口英喜センター長は、
「マスク着用機会が多いことしの夏は、水分を摂る機会が自ずと減少するほか、口もとが熱源になり身体が熱くなりやすいため、脱水症のリスクがとても高くなる。さらに外出自粛による運動不足の影響で、水分を蓄える働きも持つ筋肉が衰えている可能性もある」
「ことしは平年より高い平均気温が予測され、屋外はもちろん、近年増加傾向にある屋内でも十分注意が必要。対策次第で熱中症は限りなくゼロ近づけられる。発汗により失われる水、塩分、カリウムを同時に摂取でき、食欲をそそる 冷やしみそ汁 を上手に取り入れ、ことしの夏を乗り切ろう」
なるほど。#夏みそ汁 が免疫機能維持や熱中症対策にいいと。じゃあ、みそ汁のバリエーションが広がるレシピを教えて! ってことで、料理研究家 Mizuki の最新レシピを。
「これだけ色々な食材をいっぺんに、手軽に調理できるのは みそ汁 ならでは。火も使わずにかんたん、時短、おいしく、栄養があって、夏の心配ごとまで解消してくれるマルチ・ヘルシーフード #夏みそ汁。ことしの夏にうってつけの料理」ということで Mizuki が考案したレシピがこれ↓↓↓
みそ汁のバリエーションが広がるかんたんレシピいろいろ
◆トマトときのこの冷やしみそ汁(冷)…暑さで体が火照る、熱がこもるときに、水分やカリウムが豊富なトマトが体をクールダウン
◆叩き長芋ときゅうりの冷やしみそ汁(冷)…茗荷(みょうが)が食欲を促進してくれるので、暑さで食欲のわかないときに◎
◆ブロッコリーとコーンのクリーミー冷やしみそ汁(冷)…牛乳からカルシウムやマグネシウムの補給ができるので、たくさん汗をかいたときに◎
◆和風参鶏湯みそ汁 オクラ添え(温)…生姜が体を温めてくれるので、体温が下がっている朝や冷房冷えのときに◎
◆パプリカと油揚げのみそ汁(温)…鉄の補給ができる油揚げが、夏バテ、貧血対策に◎
◆夏風 具沢山豚汁(温)…野菜たっぷり、タンパク源の肉も入っているから、おかずをつくる余裕がないときに◎
――― どう。どれもおいしそうでしょ。その日の気温や、自身や家族の体調に応じて、温と冷を臨機応変に上手く取り入れたい。とくに食欲をそそる冷やし #夏みそ汁 はおススメ。対策次第で熱中症は限りなくゼロに近づけることができるというから、試してみて。