「誹謗中傷は、すごくセンシティブな問題。問題提起しないといけない。そんな想いを込めたこの花火大会は、すごく意味のあるもの。理不尽な世の中でも生きることを諦めないでほしい」
そう語るのは、ことし9月に『死ぬな! 生きろ! SNS誹謗中傷撲滅基金』を設立した三崎優太。
三崎優太は11月27日、静岡・西伊豆の海辺で、『死ぬな!生きろ!誹謗中傷撲滅-命の大切さを伝える花火大会』を企画し、2021発の花火を打ち上げた。
スペシャルゲストとして駆けつけたタレント 最上もがもは、「コロナ禍で各地の花火大会が中止にり、打ち上げ場所を告知しなかったり、中継されてないことも多かったので、すごくいい企画だなと思って、自分も協力できたらなと」と。
最上もがも、誹謗中傷で苦しんだひとり。「心が何度か折れましたけど、応援してくれる人がいるからこそこの仕事って成立してるじゃないですか。ライブや握手会で直接会う機会も多かったので、応援してくれる人たちに恩返しをしていきたいという気持ちもありました」とも。
「応援してくれてるフォロワーさん、SNS上で応援してくれているみなさんのおかげだなと心から思ってます。大人たちは『たかがSNS』っていう人もいますけど、ぼくにとってはすごく大きな支えでした。だから、こういうSNSなどのツールを誹謗中傷に使わないでほしいと思います」
「ぼく自身、SNSを通じて誹謗中傷を受けたことがあるんですけど、当時のことを考えるとすごく辛かった。社会問題として取り組むべき問題だと思います。著名人だけでなく、連鎖して一般の人も傷つく恐れがある」(三崎優太)
「たくさんのいい言葉があっても、ひとつだけ辛い言葉があるとそれが刺さってしまうこともある。文字が凶器になるってことをみなさんもうちょっとわかってほしい」(最上もが)
―――この夏から誹謗中傷撲滅をめざしてアクションを重ねてきた三崎優太。少しずつSNSユーザの意識が変わってきたことを実感しているという。
「フォロワーやTwitter上で応援してくれるみなさんのなかには、ぼくの想いに賛同してくれて『誹謗中傷をやめようよ』『誹謗中傷なんてかっこ悪いよ』と、少しづつ意識が変わってきていると感じました。それはすごくうれしいです。やってよかったと思っています」
「いっぽうで誹謗中傷が撲滅できたかというと決してそうではない。まだまだそういうことで傷ついている人がたくさんいる。ぼくひとりの力ではなくなるまでには至らなかった。ひとりでも多くの人が声を上げて、発信していくことで、少しずつでも、そういう誹謗中傷する人がいない社会になればいいと思います」
今回の花火大会で『死ぬな!生きろ!SNS 誹謗中傷撲滅基金』活動をいったん区切りをつける三崎優太。「誹謗中傷がなくなるように、引き続きできることはやっていきたい」とも語っていた。