これまで、当たり前のように使ってきた名刺・履歴書・職務経歴書……これって、いるか? このままでいいのか?
そんな漠然とした思いに、解決のヒントが散りばめられた展示が、東京メトロの駅構内で行われる。
それが、従来の形式に縛られた名刺・履歴書・職務経歴書の在り方を問う「ビジネス界の遺物展」。
2021年の仕事始めを目前にひかえたきょう1月4日から、東京メトロ丸ノ内線 新宿駅 プロムナードと、東京メトロ日比谷線 六本木駅で始まった。
この「ビジネス界の遺物展」は、ビジネス上のつながり方をアップデートさせるプロジェクト「#つながり方改革」を始動したウォンテッドリー(Wantedly)が手がけた展示会。
「激変する社会において、依然として従来の形式で使われ続けている名刺、履歴書、職務経歴書というツールの有用性について、いま一度、考えるきっかけをつくりたい」(ウォンテッドリー)
この展示会には、「ウォンテッドリーのビジネスSNSが、こうした従来のビジネスツールを代替し、個々人の魅力が自由に伝わる世界をつくっていきたい」という決意が込められているという。
新宿駅・六本木駅で始まった「ビジネス界の遺物展」は、1月10日まで。
仕事初め、駅であらためて名刺や履歴書を考える……
また、ウォンテッドリーは、20~40代のビジネスパーソンを対象に「名刺や履歴書、職務経歴書を活用したビジネスコミュニケ-ションに関する調査」を実施。
その結果、約6割が「名刺交換相手のことを思い出せず困ったことがある」「名刺交換相手のうち約7割の人とは交流がなく、約9割が履歴書・職務経歴書では伝わりづらいものが多いと感じている」と思っていることが明らかに。
これまで当たり前に行われていた名刺交換や、履歴書、職務経歴書を使った採用活動に対して、つながりが持続できていない、本来の自分の魅力を伝えきれない、という課題を多くのビジネスパーソンが感じていることがわかったという。