「5歳からミュージカルにのめり込んで、高校時代に本格的にミュージカルに挑んでいたので、ミュージカルが勉強できる現在の玉川大学 芸術学部に決めました」(藤井結夏さん)
「わたしは小さいころからヒップホップとかのダンスから入って、高校生のときに帝国劇場 ミュージカル『エリザベート』を観たときに衝撃を受けて、「わたしもこの舞台に立ちたい」とそのとき思って、玉川大学 芸術学部 をめざしました」(谷口雪菜さん)
―――そう話し始めた2人は、玉川大学 芸術学部に入学。2020年に卒業したばかり。ここで学んだ4年間を振り返り、玉川大学 芸術学部だけにしかない、魅力や特長を教えてくれた。
まずはその最新情報を。玉川大学 芸術学部は2021年から、音楽学科のほか、アート・デザイン学科、演劇・舞踊学科という3つの新学科体制に刷新。
総合大学の芸術学部というメリット、学生主体の制作も特長
「舞台に立つ側のほかに、舞台を裏側で支える側の技術や理論も学べるところが、玉川大学 芸術学部のいいところですね」(谷口雪菜さん)
「1年生のときは幅広く学べて、年次が上がるごとに、自分のめざす分野がみつかる点もこの芸術学部の特長です。わたしはミュージカルをめざしながらも、イタリア歌曲やオペラを学んだ経験が、いまも舞台活動に活きています」(藤井結夏さん)
―――玉川大学 芸術学部は、学生主体の舞台制作などのプログラムが特長という。
「たとえばコンサートの運営も学生が主体で、構成や振り付けも自分たちで考えながら実現できるのもよかったですね」(藤井結夏さん)
「指導してくれる先生たち、舞台環境やレッスン環境などが、玉川大学は充実しているので、やりたいって手をあげて動けば、なんでもトライできる点もよかったですね」(谷口雪菜さん)
「大学の授業という枠を超えて、プロの世界と同じく厳しく指導してくれるので、プロの舞台現場と同じ緊張感で挑める時間は貴重でした」(谷口雪菜さん)
「個人レッスンで久保田先生に審査してもらう歌唱の時間が30分。その30分があっという間に終わってしまった記憶がいまも思い出です。もう、まさに秒でした」(藤井結夏さん)
プロの舞台に直結! 大学の枠を超えたつながり
―――藤井さんが語る“久保田先生”こそ、玉川大学 芸術学部の久保田彩佳先生。久保田先生は、東京芸術大学を卒業し、劇団四季へ入団。プロの舞台に立ちながら、第一線で活躍するアーティストの経験を活かして、ここ玉川大学 芸術学部で、プロの目線で学生たちと向き合い、指導している。
「わたしは「彩佳さんと出会うために玉川大学に入ったんだ」って思うぐらい、(久保田先生のレッスンが)大事な時間でした」と谷口さん。
谷口さんらは、いまも久保田先生とつながりながら、プロの舞台に立つべく、レッスンや指導を受けているという。だから、呼び方も「久保田先生」から、自然に「彩佳さん」と……。
久保田先生も、「本気でミュージカルや俳優の世界をめざす学生とは、卒業後も相談にのってますし、オーディションに向けていろいろフォローできます」と語る。
「本気の学生には徹底的に教える」 プロへの最短ルートへ
―――久保田彩佳先生は、玉川大学 芸術学部のような総合大学のなかのクリエイティブ系学部のメリットについて、こう教えてくれた。
「わたしは芸術系の専門大学で学びましたので、こういう総合大学の場に入ってみて新鮮でした。芸術分野だけでなく、他学部のいろいろな分野を学べるうえに、ひょっとしたら、自分がめざしていた設計図と違ったコースやチャンスをつかめるかもしれない。そこが総合大学のいいところですよね」
「だから逆に、3年生になったときに、ミュージカルに本気で挑む学生、プロの俳優をめざす学生がはっきり見極められる。そんな彼らには、遠慮なく徹底的に、プロの舞台というものを教えます」(久保田彩佳先生)
「今後も、自主性のある学生中心の舞台制作の中に、さらに彩佳先生のようなプロの世界で活躍する俳優や演出家などの指導を取り入れて卒業後すぐにプロの舞台に直結していく学びへと進化させたい」
プロレベルの施設と指導を充実、プロ直結の道を拡充
―――また、大学施設の枠を超え、プロの舞台と同レベルの施設・レッスン室などを拡充させるという。
「いま話しているこのMarbleホールも、実践トレーニングの場として毎日のように学生が授業でも使っている。こうした舞台トレーニング環境が整っている大学はめずらしい」
クラシック専⽤ホールとして優れた音響設備を備えたMarbleホールのあるUniversity Concert Hall 2016。レッスン室が22、演習室を含む教室が12室もある豊かな音楽教育の空間がある。
「今後もさらに、照明やはけ口といった、舞台現場と同じ環境をさらに整えたい。施設面での拡充も、プロ現場に直結した指導へとつながりますから」(久保田先生)
―――谷口さんはいま、久保田彩佳先生のアドバイスも得ながら、ミュージカル俳優が出演する“踊るレストラン”(東京・池袋)の現場に入り、スキルアップを重ねている。
玉川大学 芸術学部 学部長の小佐野圭教授は「総合大学の“幅広い学び”も拡充させながら、芸術学部はより専門性、プロの現場に直結した実践的な学びのプログラムを進化させていきたいですね」とも話していた。
芸術学部の学生は、就職率が高く、教員採用試験の合格率も高いのも特長のひとつ。
学科を刷新する玉川大学 芸術学部に注目!
―――ワンキャンパスで学べる玉川大学。その芸術学部はことし2021年4月から、音楽学科、アート・デザイン学科、演劇・舞踊学科という3つの新学科体制へ。
従来の音大・美大といわれる芸術系大学ではなく、ワンキャンパスの総合大学で学ぶため、専門分野の芸術系科目のほか、教育学部・文学部・経営学部・観光学部・リベラルアーツ学部・農学部・工学部といった、他学部の幅広い学問を共有し学べる点も特長のひとつ。
とくに、科学技術と芸術の融合を図る独自の ESTEAM教育 を推進。農学、工学、芸術の学部の枠を超えた学際的な学びも始まっている。
既存コースも刷新し、技術と知識と感性をバランスよく兼ね備えた表現者養成、芸術力と教育力で社会に貢献できる実践力、上演芸術のよき理解者を創出していくという。
◆玉川大学 芸術学部2021から新学科体制
音楽学科、アート・デザイン科、演劇・舞踊学科
https://www.tamagawa.ac.jp/college_of_arts/