いまだ新型コロナウイルス感染が収束しないなか、がん検診の受診控えで約1.4万人超のがん発見が遅れる可能性があるという。

こうしたがん検診受診控えが続くいま、自宅でかんたんにがん・生活習慣病のリスクチェックができる「おうちでドック」が検査数7万件を突破したという。

この「おうちでドック」を提供するハルメク・ベンチャーズの松尾尚英代表は3月4日、メディア発表会で同サービスの特長についてこう話した。

「まず、病院で行う採血・採尿検査を自宅でできること。自宅で数滴の血液と尿を採取し郵送することで、が
ん・糖尿病などの生活習慣病のリスクチェックができる点」

「検査は病院と同じ腫瘍マーカー検査、生化学検査、尿検査を実施。検査精度は病院と同等である点も特長」

「ハルメク・ベンチャーズは利用者獲得や事前事後の利用者サポート、販売行為にもとづく利用者むけ責任、スキームの法的整理全体を担当する点も特長」

「また、サポート内容は一般の郵送検査と比べ各段に充実。しかも無料。希望者全員に、電話やチャットで医師に検診結果を相談できる点も注目されている」(松尾代表)

また同社は、この「おうちでドック」のほか、新たな個人むけ健康サポートサービスをスタートさせた。

線虫でがん検査ができるN-NOSEに健康相談・医師紹介サービスを付帯

ハルメク・ベンチャーズは、HIROTSUバイオサイエンスが提供する「N-NOSE」の受検者にむけた健康サポートサービスを展開する。

HIROTSU社が開発・運営する N-NOSE は、全身のがんを尿で高精度に調べられる世界初の線虫がん検査キット。

この N-NOSE に、ハルメク健康サポートによる「医師との電話相談」「医師紹介サービス」「看護師との健康相談チャット」という3つのサポートを付帯したのが「N-NOSE 健康サポートプラス」。

この独自パッケージ「N-NOSE 健康サポートプラス」のほか、3月10日からはハルメク健康サポートを単体でも取り扱うという。

認知症診断サービス「おうちで認知機能チェック」も提供開始

同社はこのほか、日本初の事業者むけ認知症診断サービス「おうちで認知機能チェック」も提供開始。

「医療機関での検査受診を阻むハードルは、時間・意識・身体的心理的負担・金銭的負担の4つ。そこを、自らのリスクに気づいていない健常者に対して早期リスクアラートを行い、適切な受診をすすめていく」と松尾代表はいう。

松尾代表はまた、この事業者むけ「おうちで認知機能チェック」の特長について、「健診データを深層学習し、MMSEを高精度に推定」「過去の健診結果データを入力するだけ、検査負担ゼロ」「東京大学 酒谷特任教授の研究・発明をベースに事業化」「検査料は1000~2000円と安価」などをあげていた。

◆N-NOSE 健康サポートプラス
https://dock.ouchide.biz/n-noselp01/

◆ハルメク健康サポート
https://healthsupport.ouchide.biz/products/detail/3

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