発行部数1700万部超、あの「汗と涙と家畜の酪農青春グラフィティ」の世界観を体感できる空間が、東京・松屋銀座8階イベントスクエアで体感できる―――。
松屋銀座は、あの人気マンガ「銀の匙 Silver Spoon」の週刊少年サンデー連載10周年を記念し、初の大型展覧会「銀の匙 Silver Spoon 展」を3月8~21日に期間限定開催。
同展では、会場でしか観覧できないオリジナルムービーをはじめ、作者 荒川弘氏が本展覧会のために特別に描き下ろしたイラストを含む約200点の貴重な直筆原稿やカラー原画、初公開の制作資料などを展示。
各展示資料のレイアウトは、主人公の八軒勇吾とその仲間たちが大蝦夷農業高校(エゾノー)で酪農や農業などさまざまな体験を経て成長していく姿を体感できる構成に。
「春・夏・秋・冬〜四季、Anotherとセクションを分け、みて歩くことでエゾノーの世界観を存分に実感できる」(担当者)。
荒川弘「アシスタントへの指定をみて当時を振り返った」
開催に先立ち、作者 荒川弘氏はこうコメントしている。
「会場内はとても柔らかいイメージで、落ち着いて鑑賞できる雰囲気。原画を季節ごとに展示している点など、楽しめるよう工夫した内容です」
「わたし自身は、原稿に書かれていた“アシスタントさんへの指定”などをみて、当時を思い出しながら楽しめました。なかでも『エゾノー青春シアター』は、物語の流れを振り返ることができ、オススメです」
「展示会場のショップには、おもしろくてかわいいグッズがたくさん。ぜひ会場でご覧ください。会場限定のオリジナルおみくじを引けます。わたしは「末小吉」でした(笑)」
「会場は感染症防止対策がしっかりしてあるので、安心してお越しいただき、『銀の匙 Silver Spoon 展』を楽しんでいただければ」(荒川弘)
―――では、荒川弘氏も「物語の流れを振り返ることができ、オススメ」という「銀の匙 Silver Spoon 展」のみどころをチェックしていこう。
会場入り口を入ってすぐのエントランスでは、作品タイトル「銀の匙」が。作中の世界に引き込まれるセリフとシンクロするショートムービーや、登場人物の等身大バナーが来場者をむかえる。
次に、春・夏・秋・冬~四季」の展示コーナー。エゾノー入学から感動のラストシーンまで、主人公の八軒勇吾の成長を追いながらモノクロ原稿とカラー原画を展示。八軒が変化していく姿が感じられるセリフの数々に、見ているだけでおなかの空くエゾノーの食べものなど、コーナーごとの演出もみどころのひとつ。
八軒のメガネや駒場のグローブなど作者が実際に作画の参考にした小物をはじめ、「銀の匙」のリアルな世界を描くのに欠かせない資料写真を初展示。普段みることができない資料を通して、荒川弘氏の制作の秘密に迫れる。
ほかにも、過去のイベント用に描かれカラーイラストや、震災支援企画のコミックス「ヒーローズ・カムバック」に掲載されたスピンオフ作品の原稿、本展のための描き下ろしイラストとそのメイキング映像など、ここでしかみることのできない貴重な資料を一挙に紹介中。
また、会場内には複数のフォトスポットがあり、大蝦夷農業高校(エゾノー)のみんなと集合写真を撮影できたり、スマートフォンの待ち受け画面にすると厄除けになる八軒父が登場したりと、展示鑑賞以外の楽しみ方もいろいろ。
さらに、この展覧会でしか手に入れることができないオリジナルグッズも多数販売中。作者 荒川弘氏の直筆サイン入り複製原画や「大蝦夷神社お守り」「卒業証書焼きかまシート」など、ユニークなグッズ、文具や雑貨、お菓子など約200種を会場で購入できる。
◆銀の匙 Silver Spoon 展
主催:朝日新聞社、MBS
特別協力:小学館
協力:TOKYO MX
期間:2021年3月8~21日
会場:松屋銀座8階イベントスクエア
所在地:東京都中央区銀座3-6-1
入場料:一般1300円、高校生800円、中学生600円、小学生300円