ことし2021年、「最も革靴が似合う著名人」を選ぶ、第14回「日本シューズベストドレッサー賞」を受賞した俳優 稲葉友(男性部門賞)、モデル 江野沢愛美(女性部門)、政治評論家 東国原英夫(シニア部門)が、玉姫稲荷神社(東京都台東区)で11月27日に行われた授賞式に登壇。自慢の靴といっしょにランウェイを行く姿を披露した。

玉姫稲荷神社は、春の「こんこん靴市」、11月の最終週末に「靴のめぐみ祭り市」が開催され、靴にゆかりのある神社として知られる。

この日は、受賞者3名とクラフトマン部門の受賞者6名がコラボレーションし、それぞれ自身でデザインした「オンリーワンの自靴」でランウェイを歩き、その“歩き映え”を披露。東国原英夫は、受賞のさい、こんなコメントを残していたのが印象的。

「師匠のビートたけしから『芸人は足元を見られる』と教えられた。芸人が舞台に立つと、芸人の足元がお客さんの目線と近い高さになる」

「だから靴だけはきれいなものを履きなさいと。そこでよく靴代もらっていた。そこから足元はきれいにしておきたいというクセがついた。この受賞はそういう習慣を認められたものと思う」(東国原英夫)

靴のめぐみ祭り市 日本シューズベストドレッサー賞選考委員会 轟豊藏 会長、台東区 産業振興 河合卓治 担当部長、経済産業省 製造産業局 生活製品課 永澤剛 課長、朝日新聞 ファッション担当 高橋牧子 編集委員、城東職業能力開発センター 台東分校 木幡収治 分校長、ファッションジャーナリスト 日置千弓氏も駆けつけ、受賞者たちのランウェイを見届けた。

激安靴市、玉姫稲荷神社「靴のめぐみ祭り市」11月28日まで開催中!

毎年11月の最終土・日曜日に玉姫稲荷神社で開催される「靴のめぐみ祭り市」は、ことしで47回目。11月27・28日の2日間にわたり開催される。

毎年30数社のメーカー出店があり、市価の6~8割引きという安さで約10万点以上の品が販売されるとあって、東京近県から毎年3万人もの人が訪れるという。また、境内では宮司による古靴のお焚き上げなども行われる。

台東区は、職人によるモノ作りの伝統が受け継がれている街で、なかでも、靴やベルトなどの皮革製品では日本一の産地といわれている。

靴のめぐみ祭り市は、この靴の歴史と文化を受け継いでいこうと、玉姫稲荷神社の氏子の靴メーカーが「靴まつり」として靴のめぐみを感謝するという意味を込めて、毎年行われている。

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