東京2020パラリンピック競技大会開会式「片翼の小さな飛行機の物語」が、世界中の人々の心をあたたかな感動とまばゆい希望の光で包んだのは記憶に新しい。
その「片翼の小さな飛行機の物語」で主人公を演じた和合由依、主人公に光を与え背中を押す存在として重要な役割を演じた義足のプロダンサー・大前光市、車いすダンサー・かんばらけんたさんが出演する、一夜限りのライブ配信が、12月11日18時から、YouTubeチャンネル「しながわ2020ライブ」でオンライン生配信される!
それが、「Challenge & Move~多様性の輪を広げよう~」
12月11日18時から、YouTubeチャンネル「しながわ2020ライブ」でオンライン生配信されるパラスポーツ啓発イベント「Challenge & Move~多様性の輪を広げよう~」は、和合由依・大前光市・かんばらけんたが出演し、東京2020パラリンピック競技大会開会式のセンターステージで共演した3人のダンスステージ&トークショーを展開。
品川区はこれまで、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が掲げるビジョンである「多様性と調和」の実現に向け、パラスポーツをテーマとしたイベントを実施しきた。
東京2020大会が閉幕し、「共生社会の実現に向けて多様性の輪を広げたい」、そんな熱い想いを込めて「Challenge&Move」を開催。」
「新たな挑戦、そこからの心の動きを表現したプログラムをぜひご覧ください」(品川区)
和合由依
2008年1月10日生まれ、東京都出身。
生まれつき下半身と左手に障害があり、普段は電動車いすでの生活をしている。
東京2020パラリンピック開会式の「片翼の小さな飛行機の物語」では、演技の経験がない中、これまで出会った方々に感謝を伝えたいという思いからオーディションに参加。
5000人以上の応募者の中から見事に主人公の座を射止め、その豊かな表現力で多くの人を魅了し話題となる。
大前光市
1979年9月27日生まれ、岐阜県下呂市出身。義足のプロダンサー。大阪芸術大学でクラシックバレエを学ぶ。
プロダンサーとして一歩を踏み出そうとしていた24歳の時、交通事故で左膝下を切断。片足の身体で上手く踊るため、武道やピラティス、コンテンポラリーダンスなど、様々な分野の研究とトレーニングを経て、世界に二つとない独自のダンススタイルを築く。
ダンスの演目に合わせ、長短様々な義足を使い分け、滑らかで魅力的なダンスにより、観る者を惹きつける。
2018年6月に「しながわ2020スポーツ大使」に就任。リオデジャネイロ2016パラリンピック閉会式に続き、東京2020パラリンピック開会式にダンスパフォーマーとして出演。
かんばらけんた
1986年3月12日生まれ、兵庫県神戸市出身。
脊椎の機能が損なわれる先天性の「二分脊椎症」を抱えながらも、車いすの上での逆立ちなど、アクロバティックなダンスを繰り広げる。
「車いすでは踊れない」という固定概念を打ち砕いてきた、世界が注目するダンサーの一人。
リオデジャネイロ2016パラリンピック閉会式に続き、東京2020パラリンピック開会式にダンスパフォーマーとして出演した。