「それぞれの現場環境にあったマニュアルとその更新を直感的にすばやく作成できないか」
そんな中小の製造業や運輸業、飲食店・販売店などであがる声に、マニュアル自動作成ツール「Dojo」を手がけるテンダが、新たなマニュアル作成ツールをリリースした。
その名も「Dojoウェブマニュアル」。使いやすさとわかりやすさを徹底的にこだわり、直感的に操作できるマニュアル作成ツールで、注目を集めるクラウドサービスのひとつ。
今回の「Dojoウェブマニュアル」は、PCが使えない現場でのマニュアル操作や、現場の生産性向上、動画マニュアルで教育コスト削減といったニーズに応えるサービスで、スマートフォンで直感的にマニュアルを作成・共有できる。
マニュアル作成ステップはたった4つ
たとえば、現場での作業マニュアルや機械操作の手順書作成なども、スマートフォンとこのDojoウェブマニュアルですぐにつくれる。
作成の流れは、作業を実際に行いながら、そのようすをスマートフォンで撮影。音声認識機能で説明文も自動入力できる。
作成したマニュアルはクラウドに保存でき、マニュアル閲覧者もスマートフォンでサッとチェックできる。写真や動画もあるのでマニュアルがわかりやすく、パソコンがない現場でも効率的にマニュアルが把握でき、生産性向上につながる。
マニュアル作成ステップはたった4つ。まずタイトル(マニュアル題名)を入力し、画像や動画を選択 or 撮影、音声で説明文を入力、公開範囲を選択して公開。それだけ。
文字で伝えにくいマニュアルを、音声と動画で直感的に
この Dojoウェブマニュアル の最大の特長は、「非IT企業でもスマホひとつで現場が求める情報マニュアルを作成できる」「社内に眠っているナレッジをかんたんシェア」「文字で伝えにくいマニュアルを、音声と動画で直感的に伝えられる」の3点。
これまで時間と工数がかかっていたマニュアル作成やITリテラシーが求められる作業も、スマホひとつで誰でも直感的にマニュアルが作成できるほか、スマホでチームの誰もがかんたんに業務指示・報告、気づきが共有できる。
また、製造の組み立てや厨房での作業など、文字で伝えにくい現場の作業情報を動画と音声で直感的に伝えられる。今後は多言語にも対応させ、「言語の壁」も解消していくという。
ペーパーレス化、教育コスト削減、業務改善・労働生産性向上も
この Dojoウェブマニュアル を導入することで、オフィス・現場の業務手順書や紙マニュアルなどのペーパーレス化も実現できる。
また、画像・動画による教育コンテンツを運用・更新することで、教育コストや問い合わせ件数を削減できるといったメリットも生む。
さらに、SOP (標準業務手順書:Standard Operating Procedures)にもとづく作業時間分析で、中小企業や店舗運営などにも大手企業と同等の業務改善・労働生産性向上が実現できるという。
―――テンダ 中村繁貴 代表取締役社長は、今後の計画についてこう語る。
「主要7か国のなかでは、日本の労働生産性は最下位が続いるが、テンダで提供している『Dojo』『Dojoナビ』のサービスの利用で、飛躍的な生産性の引き上げに成功した企業が多い」
「この『Dojoウェブマニュアル』は、日本のGDPで約65%を占める製造業・サービス業・卸売・小売業などの分野ではとくに効果的で、日本の付加価値労働生産性を飛躍的に高めることにつながると考えている」
「今後は、AI(人工知能)による多言語自動翻訳、マニュアルレコメンドなどの機能強化も図っていきたい」(テンダ 中村繁貴 代表取締役社長)