こんな日がやってくるとは、思ってもみなかった―――。
46歳で現役格闘家、「セクシー山」の異名を持つレジェンド 秋山成勲と、ブラジリアン柔術と柔道で黒帯を持つ現代最高のMMAファイターの青木真也が、アジア最大級 格闘技団体 ONE Championship で対決。
なにかと ONE の舞台で衝突しあった、因縁の2人が、リング上でガチンコでぶつかりあう。
しかも、ABEMA でも中継が決定したというから、3月26日の決戦まで、居ても立ってもいられない。
「ほんとうのケンカを観せてやるよ。まぁ待ってろ」
――― ONE Championship は、ONE10 周年記念大会『ONE X』(https://www.onefc.com/jp/events/one_x/)をシンガポール・インドアスタジアムで3月26日に開催。
この ONE10 周年記念大会『ONE X』の出場選手発表記者会見が3月2日、東京・渋谷で行われ、青木真也・秋山成勲をはじめ、大会に出場する日本人選手 山口芽生・池田仙三・澤田龍人・高橋遼伍・佐藤将光・平田樹・秋元皓貴・若松佑弥・ジヒンラズワン・アドリアーノモラエスらが登壇した(一部オンライン出演)。
ステージには ONE Championship 日本支社 秦アンディ英之のほか、スペシャルゲストとして、もと総合格闘家 須藤元気 参議院議員(超党派 格闘技振興 議員連盟 事務局長)が登壇、そして桜井マッハ速人までもが乱入し、会見を沸かせた。
「やるだけだ。心配するな。本質は変わらないから」
格闘専門誌やスポーツ紙 記者が大勢集まった会場で、格闘界のレジェンド 秋山成勲と青木真也は、こう語った。
◆秋山成勲「日本では注目を集める対戦だと思うけど、青木真也との戦いは世界からみたら何だこりゃな試合。
でもわたしは関係ない。普通に仕事だと考えれば仕事。ギャンブルといえばバカラじゃないか。ひとつの区切り、歴史の1ページとしてみなさんの記憶に刻まれる試合にしたい」
◆青木真也「なんもない。(秋山成勲と)やるだけだ。心配するな。本質は変わらないから。
フィニッシュは両者リングアウトじゃなくて、ギブアップだと思います。これがやりたいこと、ジャパニーズ格闘技なんで、世界がどうみようが気にしていない。
自分の格闘技を描けるかって思うだけ」
ONE X 3.26決戦は ABEMA PPV ONLINE LIVE でも中継!
また、ONE10 周年記念大会『ONE X』3月26日開催のもようは、ABEMA PPV ONLINE LIVE(https://abema.tv/payperview/BL7Ft2y2X7ykX9)でも中継!
ONE 初の試みとなる「ABEMA PPV ONLINE LIVE」中継では、長いときを経て実現した歴史的対戦「青木真也vs秋山成勲」をはじめ、破竹の5連勝で世界タイトル挑戦をつかみ、ついにアドリアーノ・モラエスと対戦する若松佑弥の試合なども中継されるから、要チェック!
同配信チケットは、4月2日17時まで、通常チケットを ABEMAコイン 3,750コイン(4,500円相当)で、ONE 公式Tシャツが付いてくる特典付きチケットを ABEMAコイン 6,250コイン(7,500円相当)で販売中。
また、ABEMA PPV ONLINE LIVE が「GOTO キャンペーン」に適用されたことから、お得に視聴できる点にも注目。
チケット購入者は、4月2日23時59分まで見逃し配信にて試合を視聴できるほか、テレビで視聴することで大画面で試合を観覧できる。これもうれしい。
対戦相手に宣戦布告! 決戦前に戦術・闘魂をぶちまけ
この ONE10 周年記念大会『ONE X』の出場選手発表記者会見では、山口芽生・池田仙三・澤田龍人・高橋遼伍・佐藤将光・平田樹・秋元皓貴・若松佑弥・ジヒンラズワン・アドリアーノモラエスらが、対戦相手に宣戦布告。
決戦を前に、自らの戦術・闘魂をぶちまけた。
山口芽生:DANIELLEKELLY(アメリカ)はグラップリング(組み技)が高い選手。いろいろなところから攻撃してくる相手。総合格闘技のよさを出しながらアグレッシブに攻めたい。
澤田龍人:池田仙三はボクシング力が強い。最後まで諦めない選手。リーチ差があるので、相手の間に入らないように、自分の責の距離を保ってフィニッシュしたい。
池田仙三:澤田龍人はオールラウンダーで、打撃や寝技もスピードもあるいい選手。自分がやることは決まっている。打撃でがんがん倒して、KOでしっかり勝ちたい。
高橋遼伍:アキレス腱を切るぐらい戦う。アミール・カーン(シンガポール)に対してはとくになにも思っていない。自分は打撃が得意。そこが ONE が思ってるところ。真っ向勝負したい。
佐藤将光:ユサップ・サーデュラエフ(ロシア)はパワーがある選手。彼になくて僕にあるもので勝負していきたい。
ジヒンラズワン:平田樹は若い。無敗の選手。テイクダウンが早い反面グラップリングが試されてない。
平田樹:ジヒンラズワンに対しては、グラップリングテイクダウン。一本で決めたい。ボコボコにしてやろうと思います。
秋元皓貴:カピタン・ペッティンディー(タイ)はパンチが強くて、ガンガン圧力をかけてくる選手。いちばんは真っ向からパンチと蹴りで打ち勝ちたい。
若松佑弥:アドリアーノモラエス(ブラジル)はトータル的に全部できる選手。グラップリング能力に長けてる選手。メンタルも強い。戦略は数パターンある。狩りに行くような、殺しに行くつもりで戦う。打撃で位置ラウンドで倒してチャンピオンになる。
アドリアーノモラエス:若松佑弥はオールラウンダーですごい日本人ファイターだと思っている。レガシーを守って3月26日にチャンピオンでいると確信している。試合自体は長い、カポエイラや空手などいろいろな手を使って挑みたい。楽しみにしている。
対戦直前の秋元皓貴「追い込んで追い込んで」インタビュー
―――シンガポールに拠点を移して成長した点は?
日本にいたころはフィジカル面は完全に自分で勉強して、自分でトレーニングするというスタイルだった。シンガポールに来てからはトレーナーをつけて、フィジカルもメンタルもサポートしてもらうようになった。技術面も自分にあったコーチをみつけて、かなり成長してきたと思う。
―――メンタルの強さ、ジェントルさはどう手に入れたか?
秋元皓貴:子どものころに通った厳しい道場でメンタルが鍛えられたと思う。折る鼻がなくなるぐらいへしおられた。どんなことがあってもくじけない、弱気にならないといういまのメンタルは、その子どものころの道場で身につけたと思う。
―――プレッシャーとはどう向き合ってるか?
秋元皓貴:プレッシャーというよりは試合が始まると、試合が怖いというのは毎試合ある。2か月前に試合が決まるなか、決まるとだいたい怖い。その怖いという気持ちはトレーニングで打ち消すしかない。追い込んで追い込んで、自分のしっかりとした強いメンタルをつくっていく。まずは3月26日「ONE X」でしっかりチャンピオンになって、そこからまた新たなスタートを切りたい。
―――いよいよ火蓋が切られる、世紀の大決戦 ONE10 周年記念大会『ONE X』(https://www.onefc.com/jp/events/one_x/)。
日本 MMA にさんぜんたる足跡を残し、ときに歴史的事件をも巻き起こしてきたレジェンドによる禁断対決が、いよいよ ONE 10 周年記念大会の舞台で実現。
MMA15勝、HERO’S 2006ライトヘビー級世界チャンピオンの秋山か、ONEライト級世界チャンピオン4度獲得、47勝9敗(1無効試合)、現在4連勝中の青木か―――。
その世紀のガチ勝負を、この目で見届けたい。
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画像:ONE Championship