「若者にとってロールモデルとなる農業者の選定・情報発信」「職業としての農業の魅力を知るきっかけとなるイベントの企画・実施」「メディアに向けたロールモデルの情報提供と取材協力」などの活動を通して、「職業としての農業」の魅力を全方位に発信している「農業の魅力発信コンソーシアム」に、また新たな強い味方!
農業バイトと旅をかけあわせたマッチングサイト『おてつたび』、産直通販サイト『食べチョク』のビビッドガーデン、移住雑誌『TURNS』の第一プログレス、『マイナビ学生の窓口』『マイナビ農業』のマイナビ、総合PR会社フルハウス、農業学校『アグリイノベーション大学校』のマイファーム、一次産業課題解決プラットフォーム『YUIME Japan』のYUIMEが参画し、100名超のロールモデル農業者といっしょに農業の魅力を発信している「農業の魅力発信コンソーシアム」に、日本航空(JAL)とANAあきんど(ANAグループ)が新たに加わった。
「就農人口の増加で地域活性」日本航空 本田俊介 地域事業本部長
「JALグループは人流や商流・物流における新たな流動の創出を通じた地域活性化に取り組んでいます。
なかでも農業を起点とした活性化、地方と都会を混ぜ合わせる活動には力を入れていきたいと考え、これまで地方移住や就農に関心のある方々を対象とした短期農業研修「JAL農業留学」などに取り組んできました。
本コンソーシアムでは、参画企業の皆さまとともに農業の魅力をより多くの人々に知ってもらい、就農人口の増加を通じた地域活性化の一助となるよう取り組んでいけたらと考えています」
「日本の農業の魅力や素晴らしさを発信」ANAあきんど 池田暢也 地域創生部長
「わたしたちANAあきんどは、地域の皆様、お客様、そしてANAグループの「三方よし」を実現するというミッションのもと、全国33支店の拠点を活かし、地域創生事業に取り組んでいます。
具体的には、産業・農業振興をはじめ、ワーケーション・インバウンドなどの地域への誘客事業、ふるさと納税サイトの運営などを通じ、関係人口・交流人口の拡大をめざしています。
農業に関しては、認知不足・後継者不足による耕作放棄地等の諸課題を解決すべく、地域の農産物を加工したデザートの機内食提供や収穫ツアーの造成など、当社グループの持つアセットを活かした課題解決を行っております。
今回のコンソーシアムでは、参加企業の皆様と日本の誇る農業の魅力や素晴らしさをより間近で感じ、多くの方々に発信できればと考えております」
農業とは縁がない人が「職業としての農業の魅力」を感じる機会を
「農業の魅力発信コンソーシアム」事務局を務めるYUIME 上野耕平 代表取締役社長は、コンソーシアムの活動内容についてこう説明する。
◆「ロールモデルとなる農業者」をリストアップ―――農業の現場にはいま、従来の生産するだけの農家ではなく、農業をビジネスとして捉え取り組み、成功している若手農業者が多く存在する。高収入、自分らしいライフスタイル、ユニークな作物の生産・販売など、彼らはそれぞれの目標を達成し、さらなる目標に向かってイキイキと農業に取り組んでいる。このコンソーシアムでは、各社のネットワークと視点から、若者にとって「ロールモデルとなる農業者」をリストアップする。
◆参画企業が連携した情報発信等―――参画企業のリソースを相互活用したイベントやメディア・SNS発信等を通じて、若者が「ロールモデルとなる農業者」の姿に触れ、若者が農業を魅力ある職業であることを実感できる機会を創出する。
◆マスメディア等への情報提供・取材協力―――「ロールモデルとなるような農業者」の取組やライフスタイルなどの特徴を取りまとめ、メディアに情報提供するとともに、メディアのニーズに応じた農業者の紹介、取材アレンジなどの制作協力していく。
活動事例:新規就農希望者向け参加型オンラインイベント
ロールモデル農業者から新規就農を考える人たちへの具体的な就農時のエピソードやその歩みを伝える参加型オンラインイベント『AGLIVE DAY』を開催。学生・農家・就農希望者など70名以上が参加した。
「若手×女性」「第三者継承」「SDGs農業」「農福連携」「農業体験教育」など、多様なロールモデル農家から、自分らしい農業を聴き、参加者も交えてアウトプットする企画会議も開催。
そこから生まれた出会いや、アイデアが自走しながらすでに次の新しいプロジェクトへとすすめていく。
―――イベントから生まれたプロジェクト
◆ROSE LABO×浅小井農園×学生団体によるSDGs活動プロジェクト
◆百生一輝×大学関係者による農業が心身に与えるデータ収集プロジェクト
◆あんばい農園×参加者の作業・農体験学習のお手伝い
URL:https://myfarm.co.jp/times/agliveday/
活動事例:学生がロールモデル農業者のもとで農業を経験
学生がロールモデル農業者のもとで農業を経験する『食べチョクおてつたび』を開催。
これまで千葉・石川・佐賀・沖縄など、全国5軒のロールモデルとなる農業者のもとで「食べチョクおてつたび」を実施し、10名の農業に関心を持つ学生が参加。
それぞれの生産者のこだわりや農業に対する思いを、働きながら感じてもらうことで農業の魅力発見の場を提供した。
(画像は おてつたび 永岡里菜 代表取締役)
活動事例:大学生向け、農業の魅力を伝える記事を掲載
大学生に「きっかけ」を届けるメディア『マイナビ学生の窓口』の掲載。
3月末開催の「食べチョクおてつたび」を取材し、農業体験を通して感じた職業としての農業の魅力や、ロールモデル農業者が語る就農エピソードや農業の魅力を伝える記事を掲載し、就農潜在層の若年層へ就農を身近に考えるきっかけを提供した。
記事第1弾:https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/59046
記事第2弾:https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/59150
(画像はマイナビ学生の窓口 降旗靖夫 編集長)
活動事例:マイナビ農業では「食べチョクおてつたび」レポート掲載
農業情報サイト『マイナビ農業』では、連載記事「若者の農業回帰」で、農業に興味を持ち始めている人たちの参考となるようなコンテンツを掲出。
第一弾として、『マイナビ農業』では「食べチョクおてつたび」のレポート記事を掲載した。
記事:https://agri.mynavi.jp/2022_05_31_192829/
また、YUMIE公式サイトでは、ロールモデル農業者の就農エピソードや各農業者が考える農業の魅力をインタビュー記事として掲載中。
記事:https://yuime.jp/nmhconsortium/
(画像はマイナビ農業 池本博則 農業活性事業部長)
今後の展開:食べチョクおてつたびを展開
◆島根県邑南町
実施日:7月18日(月) 〜 7月22日(金)
受入生産者:「和(なごみ)ファーム」戸津川 良さん
<夫婦2人で小規模ながらも持続可能な農業を推進>
内容:収穫ピークを迎えた夏野菜を収穫~食べチョクからの注文の発送作業販売など
プロフィール:https://www.tabechoku.com/producers/20485
詳細:https://otetsutabi.com/plans/1259
◆長野県 安曇野市
実施日:8月15日(月) 〜 8月23日(火)
受入生産者:(有)安曇野ファミリー農産 中村隆一 さん
<2年連続 食べチョクアワード果樹1位、幻の林檎“ピンクレディ”を生産>
内容:夏りんごの収穫、発送作業
プロフィール:https://www.tabechoku.com/producers/21528
詳細:https://otetsutabi.com/plans/1288
◆栃木県 大田原市
実施日:8月下旬実施予定
受入生産者:YOZE FARM 後藤啓介さん
<脱サラして農家を継承。新たに土づくりからこだわりアスパラを生産>
内容:アスパラ収穫や選別、雑草抜き、食べチョクからの注文の発送作業など
プロフィール:https://www.tabechoku.com/producers/20262
(画像は食べチョク 秋元里奈 代表)
今後の展開:TURNS で農家のインタビュー記事を毎号掲載
移住雑誌『TURNS』にて、移住×農業を軸に「農業をはじめる 農家の新星」というテーマで農家のインタビュー記事を6月20日発売号から毎号掲載。
農業をはじめたきっかけから、農ビジネスのイロハまで、分かりやすく紹介。これから地方に暮らし、「農」に携わりたい人にピッタリな情報を届ける。
掲載予定号:TURNS Vol.53(6月20日発売)/ TURNS Vol.54(8月20日発売)/ TURNS Vol.55(10月20日発売)/ TURNS Vol.56(12月20日発売)/ TURNS Vol.57(2月20日発売)
(画像はTURNS 堀口正裕 プロデューサー)
今後の展開:マイナビ農業 連載記事「若者の農業回帰」を展開
農業情報サイト『マイナビ農業』では、連載記事「若者の農業回帰」を展開。
具体的には、今春に農業学校の門をたたいた、もとプロ野球選手を始め、就農という夢に向けて歩みを進めた若者たちの姿を紹介。
さらに、既存の農業ビジネスを進化させた取り組みを手がけるロールモデル農業者を取り上げていく。
いま注目するロールモデル農業者3人が農業の魅力を語る
また、いま注目するロールモデル農業者、ベジLIFE!! 香取岳彦 代表、ROSE LABO 田中綾華 代表、たけもと農場 竹本彰吾 代表の3人がトークイベントに登場。農業の魅力についてこう伝えた。
「農業の現場では、娘が皮をむいて、おばあちゃんが袋詰するといった、老若男女いっしょに仕事が楽しめる。垣根を超えた大学生が集まって情報交換したり。ふだんだったら会えない人たちと畑のなかで情報交換できる」(ベジLIFE!! 香取岳彦 代表)
「魔法使いになれる。一次産業で自分たちで育てられるので、どうやっても変化させられる。可能性が詰まっている」(ROSE LABO 田中綾華 代表)
「農業には再現性がない。毎年土も状態も天候も変わる。そこに飽きが来ない。つらいところでもあるけど、社員みんなでいつも考えながら取り組むのが楽しい」(たけもと農場 竹本彰吾 代表)
―――「農業の魅力発信コンソーシアム」記者発表会 2022年6月9日 農林水産省で開催。
フルハウス 佐野悦子 取締役社長
マイファーム 西辻一真 代表取締役
農林水産省 就農・女性課 平山潤一郎 課長