業界初のデュアルバンド&円偏波GPSアンテナ、6つの衛星測位システム、ルートナビゲーション機能、150種類の内蔵スポーツモード、筋力トレーニングエクササイズの自動認識機能、内蔵マイク・スピーカーと Bluetooth 接続で通話機能……。

スマートウォッチで「この機能があればいいのに」というものをほぼカバーし、最新の OS を搭載して登場したのが、Zepp OS 2.0搭載「Amazfit GTR 4」「Amazfit GTS 4」。

Zepp Health Corporation の独自ブランド「Amazfit」の最新モデル2機種は、どこが新しくて、どんなシーンで頼りがいがあるか。

Amazfit 日本国内正規代理店のアースリボーンが説明会を開き、中国・深センの開発部門とオンラインでつなぎそのスペックと注目ポイントを伝えた。

グローバル展開する Zepp Health Corporation のプロダクト

東京・銀座で10月12日に開いた「Amazfit GTR 4」「Amazfit GTS 4」説明会には、Zepp Health Corporation Donny Tang マーケティングマネージャーや、アースリボーン 島田一セールスマネージャーが登壇。

Donny Tang マーケティングマネージャーはまず、Zepp Health Corporation の事業展開について説明。

同社がグローバル展開するスマートウォッチのほか、完全ワイヤレスイヤホン、スマートトレッドミル、スマート体組成計、スポーツギアなど、スポーツや健康に関連するスマートハードウェアを開発・ラインナップしていることを伝えた。

また、アースリボーン 島田一セールスマネージャーは、今回の「Amazfit GTR 4」「Amazfit GTS 4」の注目ポイントと魅力について説明した↓↓↓

デュアルバンド円偏波GPSアンテナ搭載&6衛星測位対応で精度向上

Amazfit GTR 4&GTS 4は、業界初となるデュアルバンド円偏波GPSアンテナテクノロジーを搭載。

すべての衛星から円偏波の信号を受信するため、木々が生い茂る山の中やビルが密集している都市部など、いままで衛星からの信号を受信しづらかった環境下で、位置測位の精度が向上。

Amazfit GTR 4&GTS 4は、発売段階ではアメリカのGPS、ロシアのGLONASS、EUのGalileo、中国の北斗(BeiDou)、そして日本のみちびき(QZSS)など合計5つの衛星測位システムに対応。

さらに今後のOTAアップデートでは、6つ目の衛星測位システムとしてインド周辺を対象としたNavIC(ナブアイシー)が追加予定。そして世界各地での高精度の衛星位置測位を実現している。

5種類のナビゲーション機能を新搭載!

2022年6月に発売した「Amazfit T-Rex 2」から導入されたナビゲーション機能が、 Amazfit GTR 4&GTS 4 にも搭載。搭載されるナビゲーション機能は次の5種類。

◆リアルタイムトラッキング―――旅の進捗を追跡してリアルタイムでウォッチ上に表示。

◆ダイレクトリターンナビゲーション―――現在位置からスタート地点までをつなぐ最短の直線をウォッチ上に表示。

◆ルートリターンナビゲーション―――辿ってきたルートを戻れるようにナビゲート。

◆ルートインポート―――Zeppアプリからルートファイルをインポートし、知人のコースなどを辿ることができる。

◆リアルタイムルートナビゲーション―――インポートしたルートをリアルタイムで表示し、ナビゲート。

※ルートインポート機能は、ZeppアプリでルートをGPX形式で出力したり、YAMAPやヤマレコといった外部サイト・アプリで作成/記録したGPX・TCX・KML形式のルートをZeppアプリ経由でAmazfit GTR 4&GTS 4に取り込むことが可能。

※ルートインポート機能は、今後実施されるOTAアップデートで搭載予定。

150種類の豊富なスポーツモードを搭載

Amazfit GTR 4&GTS 4 は、ウォーキング、ランニング、サイクリング、スイミングなど、150種類以上のスポーツモードから選択OK。

また、8つのスポーツ動作に加え、15の筋力トレーニングエクササイズ(今後のアップデートで25種類まで増加予定)を自動認識できる。

この新機能、筋力トレーニングエクササイズのスマート認識機能は、ファッション系スマートウォッチの中でもユニークな機能で、ユーザーのレップ数、セット数、レストタイムを自動的にカウントできる点もうれしい。

10種類のスポーツに対応したインターバルトレーニングのパーソナライズされたテンプレートを時計のディスプレイ上で直接作成することができ、 Zepp Health が独自開発したPeakBeats Workout Status Algorithm で、あらゆるワークアウト終了後にVO2 Max(最大酸素摂取量)などのパフォーマンスデータを取得。

スポーツデータは Strava アプリや新しいパートナーシップを結んだ adidas Runtastic「adidas Running」アプリと同期し、友人などとも共有できる点がポイント。

自社開発 生体光学センサー搭載、睡眠モニタリングも進化

Amazfit GTR 4&GTS 4 には、自社開発 BioTracker 4.0 PPG 生体光学センサーも搭載。

2LEDに強化されたこの新しいセンサーは、前世代よりも33%も多くのデータを収集し、アップグレードされた心拍追跡アルゴリズムと組み合わせることで、運動中の腕の動きによって起こりうる信号干渉を大幅に低減。

また、血中酸素レベル、心拍数、ストレスレベルを24時間365日モニタリングし、これら3つの指標と呼吸数を同時にテストするワンタップ測定。

さらに、睡眠モニタリングもアップグレードされ、夜間と昼間のどちらかの睡眠を自動的に「主睡眠」として認識し、カスタマイズされた睡眠スケジュールを作成できるように進化した。

スマートウォッチ本体に音楽データ保存し再生! スマホ要らず

Amazfit GTR 4&GTS 4 には、従来からあるBluetooth経由でのスマートフォン内の音楽を操作する機能に加え、前モデル Amazfit GTR3 にはなかったスピーカーが内蔵され、約2.3GB のローカルミュージックストレージも搭載。

ユーザーはスマートフォンを通じてお気に入りの曲を時計本体に転送でき、保存した音楽をスマートウォッチ単独で再生できるようになった。このあたりもうれしい進化。

ユーザーは、スマートフォンを持ち歩かなくても、いつでもどこでも好きなプレイリストを聴きながら運動できるように!

アップグレードされた Zepp OS 2.0 で

Amazfit の Zepp OS(オペレーティングシステム)も、この Amazfit GTR 4&GTS 4 から Zepp OS 2.0 にアップグレード。

スマートウォッチならではのスムーズな操作性、消費電力を抑えた UI に加え、アプリのメニューレイアウトを2種類から選択でき、カラーリングもよりナチュラルなものと鮮やかなものが選べるように。

また、ダウンロード可能なミニアプリケーションには、赤ちゃんの睡眠や授乳時間を記録できる「Baby Records」、2種類のダウンロード用ゲーム、GoPro 、Home Connect のサードパーティアプリが追加されている点も注目。

Amazon Alexa 内蔵、内蔵マイク&スピーカーで通話もOK

Amazfit GTR 4&GTS 4には、オンラインアシスタント Amazon Alexa が内蔵され、ダウンロード可能なウォッチフェイスのひとつにクイックアクセス可能なウィジェットとして搭載。

さらに、前モデルでは Amazfit GTR 3 Pro にのみに搭載されていた内蔵マイク&スピーカーで、Bluetooth 接続による電話の受発信ができるのもうれしい進化ポイント。仕事やプライベートで、より快適なコミュニケーションを実現させてくれる。

―――いよいよ10月13日から販売がスタートした「Amazfit GTR 4」「Amazfit GTS 4」。価格は3万1900円からで、その気になる詳細スペックや各機能、販売チャンネルなどについては、公式サイトをチェック↓↓↓

◆GTR4:https://www.amazfit.jp/products/amazfit-gtr-4

◆GTS4:https://www.amazfit.jp/products/amazfit-gts-4

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