リアル店舗やネット販売などの集客に、Twitter や Instagram、Facebook、TikTok などが欠かせなくなってきたいま、 「チラシやキービジュアル、バナーなどをつくりたいけど、自分はデザインできない。デザイナーに頼む予算もない」といった人の声をよく聞く。

そうした個人経営者に立ちはだかる“デザインのハードル”を、一気に下げるオンラインモバイルデザインアプリ「Adobe Express」が注目を集めている。

その注目度を体感できるワークショップが、東京・下北沢で展開している。地元デザイナーが教える“映える画像加工術” 下北沢商店街×アドビ「街の広作室」だ。

10月26日には、イラストレーターの北沢直樹さんが登壇し、集まった下北沢の個人経営者たちに Adobe Express の魅力や操作性、可能性について伝授した。

数回タップするだけであらゆるコンテンツを完成

web とモバイルで利用できる Adobe Express は、ソーシャルメディアのコンテンツやロゴなど、プロがデザインしたテンプレートやアセットが数多く用意されたオンラインモバイルデザインアプリで、「信頼できるデザイナーの助けを借りているような気分になる」という直感的なツール。

背景の除去、テキストのアニメーション化、ブランドの追加などで、まさに数回タップするだけであらゆるコンテンツを制作できる画期的なツールといえる。

無料プランとプレミアムプランの2つから選べる Adobe Express 。無料版でも数千種類のテンプレート、デザインアセット、Adobe Fonts のフォントをすべて利用できるうえに、共同作業も可能だから、初心者はこの無料版からトライしてみるのがいい。

北沢直樹さん「Canvaよりも直感的で楽しい」

今回のワークショップ 下北沢商店街×アドビ「街の広作室」では、イラストレーター北沢直樹さんが Adobe Express の基礎から1つの作品を仕上げるまでレクチャー。

ログイン後にさまざまなテンプレートからお気に入りのデザインを選択し、テキストやキャッチコピーを入力、レイアウトも指先ひとつで変更できるなど、Adobe Express ならではの操作性を伝授。「Canvaよりも直感的で楽しい」とも教えてくれた。

およそ1時間半のなかで、参加者全員が作品を完成。「誰もが無料ですぐにクリエーターになれる」という Adobe Express の魅力を体感した。

「こんな便利なアプリがあるのも知らなかった。いままでは安く受けてくれるデザイナーさんに頼んでたけど、これなら自分でできる」と40代前半の女性も納得のようす。

Adobe は、Adobe Express をテーマにしたこうしたワークショップを、全国へ展開するという。

Adobe Express
https://express.adobe.com/sp/

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