婚活、推し活、就活、終活―――ニッポンには「◯◯活動」略して「◯活」がいろいろあるけど、いまこの時期、「ラン活」というワードが注目されてるって、知ってた?

ラン活―――それはランドセルの購入(活動)のこと。

このラン活が、経済格差や家計に負担をおよぼしているということで、お金の相談サービス「マネーキャリア」やペット保険の比較相談サービス「MOFFME」を運営する Wizleap 谷川昌平 代表取締役が解説する。

過熱するラン活、逼迫する教育費

小学生になるタイミングで必須となるランドセルですが、実は、ランドセルの価格は右肩上がりに高騰しています。

わたしの友人で、来年小学生になる子どもがいる家庭では、『12万のランドセルを買ったよ』『1年前から予約してやっと買えた』『ランドセルの展示会をめぐってきたよ』といった声をよく耳にする…と聞きました。

そこで、加熱するラン活の理由と教育費における家計負担について考えてみたいと思います。

ランドセル価格高騰の理由は?

ランドセルの価格が上がっている要因は、少子化にともなう需要減に対して、ランドセル業界として生き残りをするための戦略的なものです。

日本国内の小学1年生の数は、20年前は140万人だったところが、2023年現在では100万人を割っている状況です。

ランドセルは日本の固有の文化であり、小学1年生の数が少なくなることは致命傷です。

ランドセル業界では、おもに次の3パターンによって、顧客に納得してもらいながら単価を上げる戦略をとっています。

◆1. ランドセルのサイズを大きくする(大容量化)ことで付加価値を上げる

◆2. ランドセルの数や種類のバリュエーションを増やすことで付加価値を上げる

◆3. ランドセルの素材が高性能化(耐久性・汚れ防止など)することで付加価値を上げる

もちろん、輸送費の高騰や、原材料(人工皮革がメイン)の高騰による値上げの傾向もあるようですが、付加価値を上げることで価格転嫁をしている状況です。

値上げしても「売れる」ランドセルの現状

ランドセルは、祖父母が孫に買ってあげる、という文化があるのも、ランドセル業界の値上げに一助しているかと思っています。

小学校に上がるお祝い事のタイミングで、一生にひとつ、6年間使うものですから、「孫にいいものを買ってあげたい」という文化も理解できるものだと思います。

ランドセル価格高騰の影響と課題

ランドセルは、数ある商品のなかから選べる分、経済格差が表れやすくなると社会問題とされています。

地域や学校によっては数千円から1万円前後で購入できるランリックやナップランドなどの軽いカバンを推奨しているところもあります。

また、経済的に厳しい家庭には自治体の就学援助があり、入学準備金として子ども1人あたり約5万円を支給してもらえるところや、中古のランドセルを寄付を集めて配布する団体もあるようです。

こういった取り組みが広がることで、ほんとうに金銭的に困る人たちに届くことを望んでいます。

ランドセル価格高騰に見る教育費の高騰

少子化にともなうランドセル業界の取り組みは、教育費全体から見るとごく一部です。

同様に、例えば制服・体操服を販売する会社や、学費で経営する私立学校なども、少子化の影響、原材料費の高騰を受けて、値上げされていますし、今後も高騰する傾向にあるのではないでしょうか。

お子さんが若いうちにはライフプランをしっかり立てること

わたしは、お金の相談サービスを運営しているなかで「教育費をどのように貯めるのが良いんだろうか」「投資などもやっていかないといけないのか」と不安の声を多くいただきます。

現状、その声に対してやるべきなのは「ライフプランを立てること」だと考えています。

企業では事業計画というものを作成して「いくらまでなら投資をしても良いのか」ということを考えるのが当然とされていますが、個人においても同様です。

「教育費をどのように貯めるのが良いんだろうか」以前に、「いついくら必要なのか」「いくらまでなら自由にお金をつかても良いのか(ランドセルにいくらお金を使っても良いのか、など)」を予め明らかにしておくことで、お金の不安はかなり軽減されます。

お力になれるかと思いますので、ライフプランの相談、教育費対策の相談をご希望の方は、ぜひマネーキャリアをご利用ください(Wizleap 谷川昌平 代表)。

◆マネーキャリア
https://money-career.com/

おすすめ記事