1972年、フィリピン・ミンダナオ島で、スミフル(旧・住商フルーツ)が日本企業として初めて栽培を手がけたフィリピン産高地栽培バナナが、ことしで満50周年。

高糖度で甘く美味しさの際立つ高付加価値バナナの先駆けとして市場を開拓し、半世紀の時を経て、現在の国内販売量は約10倍へと成長を遂げている。

いまも人気のバナナブランド「甘熟王」(かんじゅくおう)シリーズを手がけるスミフルジャパンは、スミフル高地栽培バナナの輸入50周年にあわせ、消費者アンケートを実施。

その結果、「甘熟王」の認知は約7割に上り、もっとも認知されている高地栽培バナナブランドであることが明らかに。

また、「最も好きな高地栽培バナナブランド」としても24.3%でトップに。

「甘熟王ゴールドプレミアム」と合わせると、3人に1人が『甘熟王』シリーズを最も好きと回答する結果を得た。

また、『甘熟王』シリーズを普段から購入する人のなかには、“甘熟王歴”が10年以上という人も約1割いるなど、50年にわたる高地栽培の挑戦と日本市場での歴史の積み重ねが、日本で最も知られている高地栽培バナナブランド「甘熟王」シリーズへと成長したといえる。

「バナナの王様 甘熟王」が誕生するまでの歴史

フィリピンの最高峰アポ山系を囲む高地に位置する、標高700m前後の高地農園は、朝と夜の気温差が大きいため、育成期間が通常のバナナ約10か月に対して4か月ほど長く、その分多くのデンプン質が蓄えられることで、果肉がぎっしりと詰まった、甘くて美味しいバナナに育つ。

バナナに限らず、多くのフルーツについても「甘さ」を重視するようになってきた日本の消費者に対し、その先駆けとなったのが、スミフルジャパン(旧・住商フルーツ)がいち早く手がけたこの糖度の高い高地栽培バナナだった。

輸入開始当時は生産量が少なく、日本国内全輸入量の3%ほどでも、希少価値のある上質な高地栽培バナナは、「幻の美味しいバナナ」として流通業者の間で知られるようになり、百貨店や高級スーパー、果物専門店で「最高級バナナ」として販売されてきた。

その後、1990年代に入り、他社も標高の高い農園を開発して類似のバナナを栽培するようになり、輸入量が増えたことで、高地栽培バナナ(高糖度バナナ)が一般にも認知されるようになったことを契機に、スミフルでは1999年から「プレミアバナナ」として本格販売を開始、2006年4月には満を持して「甘熟王」ブランドが始動した。

甘熟王シリーズ極上ブランド「甘熟王ゴールドプレミアム」への挑戦

バナナの美味しさを評価するさいに、最も重要視されるのが「甘味」。

さらに「甘味・美味しさ」をとことん追求し、その高みに挑んだことで誕生したのが、甘熟王シリーズ極上ブランド「甘熟王ゴールドプレミアム」。

今回の調査では、バナナの美味しさを評価するさいに、甘味・酸味・旨味(コク、後味)・香り・食感の5項目のうち、どの食味を重要視するかを聞いたところ、甘味に配分された値の平均値が46.7%、50%以上の割合とした人も27.1%に上るなど、「甘味」を最も重視する傾向が明らかになっている。

超高地ミネラル栽培バナナ「甘熟王ゴールドプレミアム」も誕生

このように、フルーツにおいて「甘さ」という価値を重視する日本人の嗜好に応えるため、2006年6月には、スタンダードな「高地栽培バナナ」よりも 約1か月長く生育にかかる標高800m以上の超高地農園での栽培も開始。

さらに2014年5月には「甘さ」だけでなく、美味しさの黄金バランスを追求し、肥沃な土壌のみを限定した「ゴールドエリア」で、畑ごとに詳細な土壌分析を実施し、マグネシウム・チッソ・リン酸・カリウムなどのミネラルバランスを整え、有機質肥料を中心に施肥しながら、健康的な土壌を保つ、「ミネラル栽培」を実践。

これにより、まるで蜜が入っているかのような黄金色の果肉、甘熟王を超える「もっちり、濃蜜な甘さ」を実現した、さらに上をいく美味しさの超高地ミネラル栽培バナナ「甘熟王ゴールドプレミアム」が誕生。

今回、この美味しさへの挑戦とこだわりをわかりやすく伝えるべく、パッケージデザインを5月初旬からリニューアルも始める。

標高800m以上の超高地農園で「甘熟王ゴールドプレミアム」を栽培

濃蜜な甘さとコクが引き出す「もっちり・ねっとり」といった食感は、高地栽培バナナの特徴であり、とくに「甘熟王ゴールドプレミアム」では、「甘熟王」以上にもっちりとした食感が味わえる。

このもっちりとした食感や、濃蜜な甘さとコクを追求するため、スミフルでは「ミネラルバランスの良い土壌」と「バナナを育成するための管理体制」に徹底的にこだわっている。

またスミフルでは、標高800m以上の超高地農園で、定期的に土壌分析を行い、土壌の栄養バランスを整え、「有機質肥料」を中心に施肥。

そのなかで最もミネラルバランスの良い場所だけをゴールドエリアとして区画選定し、「甘熟王ゴールドプレミアム」を栽培している。

一般的なバナナよりも時間をかけてじっくり熟成

このゴールドエリアでは、徹底した栽培管理により、農園内にバナナ以外の雑草がなく、肥料の施肥と水分補給が効果的に行われるため、十分に土壌の栄養分を吸収できた甘熟王ゴールドプレミアムは、開花時に太い幹へと成長できる。

さらに、極上の美味しさを引き出す、最終的な決め手が「熟成加工」。

甘熟王ゴールドプレミアムは、果皮が厚く中身がぎっしりと詰まっているため、一般的なバナナよりも時間をかけてじっくり熟成させている。

こうしたこだわりと技術、細やかな配慮によって、雑味をできる限り抑え、他では真似のできない食味を実現しているという。

―――スミフルジャパンは、スミフル高地栽培バナナ輸入50周年を記念し、これまで50年にわたる挑戦の歴史を振り返る、特別コンテンツ「甘熟王バナナ ブランドヒストリー」を公開しているから、気になる人はチェックしてみて↓↓↓
https://www.sumifru.co.jp/kanjukuoh/highland/

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