“池袋の名所”として、28年もの間、ファンに親しまれてきたゲームセンター「セガ池袋GiGO」が閉店し、ちょうど丸2年。
まさかここ池袋に、GiGO が進化を遂げて再来するとは。
しかも、オープン初日は500人ものファンの行列が―――。
それが、GiGO総本店!
池袋のサンシャイン60通りに9月20日にオープンした新生ゲームセンター『GiGO総本店』(GENDA GiGO Entertainment)は、“誰もが主人公になれる「舞台(STAGE)」”をコンセプトに、JR池袋駅東口35番出口を出てサンシャイン60通り方面へ徒歩2分、ロクマルゲートIKEBUKURO 地下1階・地上3階の4フロア、営業面積947坪で誕生。
機械構成はクレーンゲーム269台、体感音楽ゲーム118台、ビデオ大型カードゲーム72台、プリントシール機18台、キッズカードゲーム30台など、世界中の GiGO の旗艦店にふさわしい、圧巻のスケール。
また、人気コンテンツのコラボ企画も続々進行中の『GiGOのたい焼き』や、日本のグルメポップコーン『ヒルバレー』のコーナーも常設し、誰もが思い思いの時間を主人公気分で味わえるエンターテイメント施設として、ここからゲームセンターの楽しさを世界に発信していくという。
―――ってことで、ここであらためて、各フロアの魅力をチェックしていこう↓↓↓
キッズカードゲームは地域最大級
1階はクレーンゲーム専門フロア。入口から最奥まで38m続く迫力のレイアウトで、最新の機種や景品の豊富なバリエーションとあわせて、店内を回遊するだけでも非日常が味わえる、どなたでも楽しめるフロアに。
2階はクレーンゲームに加え、30台設置したキッズカードゲームは地域最大級。子どもたちも安心して楽しめる機種構成に。
新たな“池袋のひと休み空間”に
また、たいやき専門店「くりこ庵」監修のもと、さまざまな人気コンテンツとのコラボ焼きで話題の『GiGOのたい焼き総本店』や、日本発祥のグルメポップコーンブランド『ヒルバレー』の常設コーナー、それらをその場で楽しめるカフェスペースも設け、“池袋のひと休み空間”としても役立つ。
プリコーナー、太鼓の達人、ドライブゲームも充実
地域最大級のプリントシール機18台の「プリコーナー」は大型ミラーやドレッサーも併設。
「太鼓の達人」は11台設置し、同社店舗で台数日本一。
ドライブゲームやエアホッケーなど体を動かして、みんなでワイワイ楽しめる遊び場に―――。
e-sportsプロリーガーも納得のラインナップ!
地下1階は、KONAMI が主催する、e-sportsプロリーグ「BEMANI PRO LEAGUE(BPL)」「チームGiGO」の関東の拠点とすべく、BPL で使用する「beatmania IIDX LIGHTNING MODEL」(12台)、「SOUND VOLTEX -Valkyrie model-」(12台)、「DanceDanceRevolution 20th anniversary model」(3台)と、プロゲーマーも納得のラインナップに。
さらに、他にも話題の音楽ゲームや、ビデオ大型カードゲームを多数ラインナップしていくというから、こちらも大注目。
2階壁面に歌舞伎舞台を再現「CHIKIRI PROJECT×KANAI」
2階の壁面には、歌舞伎の舞台を再現した「CHIKIRI PROJECT×KANAI」も出現。
「誰もが主人公になれる「舞台(STAGE)」」という GiGO総本店 のコンセプトを、空間デザインでも具現化すべく、創業130年の『金井大道具』が手がける歌舞伎の舞台美術「松羽目」を『CHIKIRI PROJECT』が2階の壁面に原寸大で再現。
普段は近くで見ることのできない筆の質感まで伝わる再現性で、その前に立った瞬間誰もが主人公になれる空間をつくりだしている。
オープニングイベントにはこの舞台に、次長課長 井上聡・河本準一、すゑひろがりず 南條庄助・三島達矢、裏切りマンキーコング にしざわ学園・風次、GENDA GiGO Entertainment 二宮一浩 代表取締役社長、GENDA 申真衣 代表取締役社長らが登壇。ゲーセン愛や今後の展開について語った。
注目を集めるこの GiGO(ギーゴ)総本店には、3つのトレンドが吹いていることも伝えた↓↓↓
(1)復活開業
GENDA GiGO Entertainment は、旗艦店だった「池袋GiGO」を、施設の定期建物賃貸借契約の満了のため、多くのファンに惜しまれつつ2021年9月20日に閉店。
しかし、多くのファンに支持頂いている「池袋」は最重要地域で変わりはないことから、即時『池袋プロジェクト』を発足し、2021年10月20日に「GiGO 池袋1号館」、2022年4月「GiGO 池袋2号館」、同年5月に「GiGO 池袋3号館」を誕生させてきた。
そして今回、『アミューズメント施設の象徴である旗艦店を、池袋に復活させる』という、「池袋GiGO」閉館時のファンとの約束を果たすべく、『GiGO 総本店』を誕生させた。
(2)ゲームセンター業界
コロナ禍の2020年、ゲームセンター業界は、休業などで規模縮小を余儀なくされたが、コロナの影響が薄まりつつあった2021年には、2014年から2019年の5年の間に売上規模が1.7倍に拡大していた「プライズ」(ゲームにより獲得できる専用景品)が2019年度を上回った。
さらにアフターコロナとなった2023年は、2019年の売上規模を超える状況です。国内需要回復とともにインバウンドの拡大も追い風となりました。
当社がドミナント出店する秋葉原・池袋は日本発祥のゲーム・アニメファンの集まる聖地として海外でも有名で、入国の規制が緩和されて以来、多くの外国人観光客で賑わっています。
豊島区池袋
池袋は女性アニメファン(通称 乙女)の聖地として、サンシャイン60通り周辺に「アニメイト」を中心にして発展。
豊島区は2014年に区が「消滅可能性都市」(日本創成会議による)とされたことから、「アニメイトの本店」が池袋にあることに注目し、マンガ・アニメの普及・拡大を中心施策のひとつにすえて本格化。マンガ・アニメを活用したまちづくりを推進している。
そんななか、同社が閉館した「池袋GiGO」の時代から今日まで、最大2000人~、コロナ過でも数百人の行列ができるアニメIPのコラボキャンペーン(景品)やコラボカフェを誘致しながら、近年では豊島区の「まちづくり」を発展させる「チームとしま」に参加しているという。