国内最大規模といわれる「ジャパンキャットショー」が東京・池袋のサンシャインシティ文化会館ビルで開催された。
プレミアムペットフードブランドであるロイヤルカナン社が開催する本イベントは、今年で3回目を迎える。
会場には、計255頭もの猫が登場し、約2,500名が来場、ライブ配信では3,200名以上が視聴する大盛況のイベントとなった。
「ジャパンキャットショー2023」が池袋で開催され、約5,700名が参加。そもそも“キャットショー”とは?
“国内最大規模のキャットショー”といっても、そもそもキャットショーが何か、どんなことをするかを知らないという人も多い。
イベントの主催であるロイヤルカナン ジャポンによると、キャットショーとは、猫の品種ごとに定められた審査基準(スタンダード)に基づきながら、猫本来の健康美(猫種ごとの本来の骨格や毛色)を兼ね備えた猫を評価するものであるという。
キャットショーに参加する猫は「ショーキャット」と呼ばれ、「CFA(The Cat Fanciers’Association, Inc.)」と「TICA(The International Cat Association)のエリアに分かれて審査される。
CFAとTICAはどちらも歴史ある2大血統書登録団体であり、この2団体によるキャットショーを一度に見ることが出来るのは、ロイヤルカナンが開催するジャパンキャットショーだけだという。
計255頭の中から栄えある賞を受賞した美しく健康な猫たち
今年は、TICAのキャットショーに119頭、CFAのキャットショーに136頭が出陣し、昨年より40以上も頭数が増え、計255頭が出陳。会場には、美しい猫たちがリング(審査台)にのぼり、健康美を競った。
会場では獣医師や人気ペトグラファーによる特別セミナーも開催
さらに会場では、テレビでも活躍する獣医師やペットを専門に撮影するペトグラファーによるセミナーが開催された。
獣医師の服部幸先生(東京猫医療センター院長)は、「下部尿路疾患 病気のサインから再発まで 予防のポイント教えます」を講演。
猫に多い特発性膀胱炎の原因や症状、原因の一つであるストレスを最小限にするための環境改善等の予防のポイントも紹介し、愛猫の真の健康を育むための知識と行動を呼びかけた。
また、ペトグラファーの第一人者である小川晃代さん(アニマルラグーン株式会社 代表取締役社長)は「スマホでもカメラでも♪愛猫を素敵に撮るコツ教えます」という、愛猫をより上手に撮影するテクニックをレクチャー。
撮影時の構図や光の使い方、目線コントロールのポイントを解説したほか、来場者による撮影体験では、ステージに実際に登場した猫の撮影を通じてアドバイスをするなど、愛猫家には貴重な講演となった。
ロイヤルカナン特設ブースでは、クイズラリーで商品がもらえるコーナーも!
そのほか会場には、猫の健康について、必要な知識や情報を楽しみながら学ぶことができるロイヤルカナン特設ブースが登場した。
「キャットオーナーズ チャレンジ」では、『「猫の真の健康」を学び、実践する』をテーマに、参加者はブース内に設置されたQRコードからクイズに回答していくことで、楽しみながら猫に関する知識を身につけることができる仕組みだ。
さらに、「おすすめのキャットフード診断」コーナーでは、猫種やフードのお悩みを相談できるブースが登場した。
ロイヤルカナンはこれらのブースを通し、より多くのペットに真の健康を届けること、そしてペットオーナーに正しい知識を広め、真の健康とは何かを知ってもらうことを開催の目的としている。
ロイヤルカナン ジャポン社長の山本俊之は、オープニングセレモニーで次のように述べた。
「猫の真の健康はフードだけでは実現できません。猫の家族化、高齢化など、猫を取り巻く環境が変化する中、関わる全ての人が正しい知識を持ち行動することが大切です。
ロイヤルカナンは、猫の健康についての知見を高め合うパートナーであるキャットショーの運営団体と一緒に、猫の専門家であるブリーダーのサステナブルな発展を支援するとともに、一人でも多くの猫オーナーの皆様に猫の健康への関心・知識を身に付けていただきいと考えています」
キャットショーは決して敷居が高いわけでなく、一般の方も楽しめるイベントであり、会場・オンラインともに多くの愛猫家が参加して賑わいを見せた。
知識豊かなペットオーナーになるため、猫の真の健康を学べる本イベント。来年開催された際は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがだろうか。