これがなかった!
発見! まんなかを突くうまさ。ニッポンのシン・レモンサワー!
―――そうか。まんなかを貫くレモンサワーだと、こんなにいろいろな人たちが「これ!」って唸るのか。
これ、サッポロビール「サッポロ ニッポンのシン・レモンサワー」の新CM「これがなかった!」篇。
このとおり松重豊が本人役も含め、草野球の監督・京美人・農家さん・お祭り男・昭和の母・文化人・デザイナー・DJと、9人の「これ!」を見事に演じているとこに注目!
レモンの果実感とスッキリ感のバランスをさらに追求
「サッポロ ニッポンのシン・レモンサワー」は、“迷わず選べる「シン・定番」レモンサワー”をコンセプトに、飲み飽きないおいしさや飲み進めるほどにおいしくなる味わいが好評。
発売2年目で中味・パッケージをリニューアルし、レモンの果実感とスッキリ感のバランスをさらに追求、“真ん中を突くうまさ”に磨きをかけた。
パッケージは中央の文字を「新」から「真」へ刷新し、「ど真ん中」のレモンサワーを目指すブランドの姿勢を象徴的に表現しているから、詳しくは公式サイトをチェックだ↓↓↓
https://www.sapporobeer.jp/shin-lemon_sour/
メイキング映像も公開されてるぞ↓↓↓
―――CM 撮影の感想をお聞かせください。
自分自身の役を含めて 9 つのキャラクターを 1 日に演じ分けるということは、なかなかないので、それに合わせてメイクさんとか衣装さんとか、てんてこまいで。今、ちょっと祭りの後のような気分です。ちょっとした放心状態です。
―――様々な役柄を演じる企画を聞いた時の感想を教えて下さい。
前回が羊のキャラクターで結構自分自身でも気に入ってたので、 動物が変化していくのかなと思ったんです人間の変化球だったんで、こっちに来たかと思いました。しかも 1 球(の変化球)じゃなくて 8 球。自分を含めて9 球。どんな感じになるかなと思ったんですけど、次から次へ別のキャラクターになっていくので、1 つ 1 つを忘れて(しまい)、今日やった事を全部すぐに言えって言われても、思いつかないぐらいに慌ただしかったです。でも面白かったです。
―――撮影では様々な姿に扮しましたが、松重さん的に“どのキャラクターが一番ハマり役”と思いますか?
異性をやることの方が、僕らからするとちょっと乗り越えなきゃいけないものがいろいろとありますが、「昭和のお母さん」というのは 1 番印象に残ってます。
―――一番役になりきるのが難しかった役柄はどれですか?
時代劇はよくやっているんですけども、振袖を着たことはなかったんで。帯があそこまで長いというのに、ちょっと気を失いそうになりましたね。大変だなとあらためて思いました。男の帯はだいたい腰骨の下なんで「(帯が)下に下に」というところが、(振袖姿で)初めて「(帯が)上に上に」という感覚がちょっと驚きました。
―――お酒を美味しく飲む“こだわり”として、シン・レモンサワーと合わせたい“最高のおつまみ”は何ですか?
よく作るおつまみで、鶏皮ですね。鶏皮って、スーパーでも鶏コーナーでだいたい安く売っているんですよ。100 グラム、数十円ぐらい。それを買ってきて、家でちゃっと茹でて。それに、酢とごま油とラー油と、ちょっとポン酢でも入れて。それを、冷蔵庫で 1、2 時間冷やしておくと、味がなじみましてね。「鶏皮ポン酢」というやつです。あれは万能ですね、簡単だし。とにかく財布に響かないということが 1 番。それが家にあると、幸せな気持ちになるんじゃないかなと思います。僕は福岡出身なんですけども、向こうでは酢もつと鶏皮ポン酢というのは、スーパーのお惣菜売り場にだいたい置いてあるもんなんですよ。それが東京に来たらまったく見当たらなくて。皮をポン酢で食べるという食文化がまったくなかったんでしょうね。だから仕方なく自分で作ってたんです。東京来て、もう 40 年ぐらい前から自分で作ってました。最近は一般的になってきて、東京でも食べる人が増えてきたんでよかったです。昔は本当に、鶏皮なんてゲテモノ扱いでしたからね。本当に安かったんで、お金のない頃は助かりました。
―――CM は“発見!真ん中を突くうまさ”というキャッチコピーですが、“最近発見したグルメ”があれば教えてください。
この間仕事で、長崎県の五島列島に行ってきたんです。最近トビウオのだしとか、五島の食文化が結構取り上げられることが多いと思うんですけど、五島牛というのも美味しいんです。本当に五島って美味しいものがいっぱいあるなと思いました。中でも薩摩揚げ!さつま揚げっていうと、北部九州の人は怒るんですよね。「なんで薩摩なんだ」と。天ぷらと言ったら、こっちは普通の天ぷら屋さんの天ぷらだと思うんですけども、五島列島の薩摩揚げ的なのが非常においしいんですよ。なかなか五島の魚は東京では味わうことはできないですけど、あの薩摩揚げはちょっと家であぶるだけで、魚より美味しいと思います。あれはちょっと感動しましたね。
―――CM のオンエアは 3 月の予定です。3 月と言えば卒業シーズンですが、松重さんが“卒業したいなあと思うこと”はありますか?
この年で卒業というと、引退とか番組を降りるだとか、俳優業をもうやめるだとか、そっちの方になんか結び付けられそうで。卒業というと、寂しいイメージがあるんで。いろんなことを卒業してもいいですけども、次に入学したいですね。いろんなところにね。だから、3 月は卒業シーズンですけども、4 月からまた新しい何か挑戦が始まるというイメージで卒業したいなと思います。新しく始めたいということでの、いったん今までしがらみになっていたものを卒業して、それで別のものに挑戦してみるという。そういう節目だと僕は思います。このまま気づかなくて人生が終わってしまうかもしれないなというものでも、気づくとまた新しい自分の可能性が広がっていくかもしれないので、まだまだこの歳でも習い事というか勉強をしないといけないなと思ってます。