モータースポーツというグローバルなプラットフォームで世界中の新進気鋭クリエイターを支援し、彼らの作品を紹介する機会を提供するプロジェクト――― Driven by Change 。

2021年、BAT「Vuse」(ビューズ)と、英国を代表する名門 マクラーレン・フォーミュラ1チーム が共同で立ち上げた「Driven by Change」(ドリブン・バイ・チェンジ)は、中東出身の Rabab Tantawy が女性アーティストとして初めて、そのオリジナル作品がフォーミュラ1マシンのカラーリングに起用され、それ以来多くのクリエイターを支援し、Nujood Al-Otaibi、Anna Tangles、Luis Pablo、DAST、Delyafruz といった国際的なアーティストたちを輩出してきた。

そしてことし2024年は、「Driven by Change」4年目を記念し、日本人アーティストの起用だけでなく、新進気鋭なアーティストのクリエイティブな試みを追うクリエイティブ・コンテンツ・シリーズ「クリエイター・シリーズ」を展開するなど、才能あるアーティストたちのクリエイティブな探求をブーストさせる。

F1日本GP 鈴鹿サーキットを駆け抜けたマシンに日本人アーティストのクリエイティブ

この「Driven by Change」が本格的に日本に上陸し、新進気鋭アーティスト MILTZ(ミルツ)と1年間のパートナーシップを締結。

マクラーレン2024年型 F1マシン「MCL38」のカラーリングのアートワークを MILTZ がデザインするチャンスをつかみ、そのマシンが日本GPの直前に東京でアンベール。

会場はあっというまにオーディエンスで埋まり、そのすべてが拍手と興奮で沸いた。

MILTZ「より抽象的なパターンに」

「今回のカラーリングでは、まずアウトラインを描いてから塗りつぶすというアウトライン・アプローチを採用した。

わたしの作品は『レタリング』が特徴。F1マシンにはこのレタリングが適用できないため、文字に焦点を置くのではなく、より抽象的なパターンにすることでデザインの矛盾を回避した。

また、龍とドライバーには共通点を感じた。龍はスピードを競うドライバーを象徴し、雲は、F1マシンがアスファルトの上で空気を押し出すようすをイメージしてデザインした」(MILTZ)

――― 会場にはマクラーレン リザーブドライバー平川亮 も駆けつけ、鈴鹿サーキットを駆けるマクラーレン2024年型 F1マシン「MCL38」MILTZ デザインを讃え、ファンを沸かせた。

Mariel Markram「日本の文化や現代アートを世界に」

さらに会場には、BATジャパン マーケティング責任者 Mariel Markram(マリエル・マクラム)副社長、BAT Luca Angiolillo (ルカ・アンジョリーリョ) マクラーレンパートナーシップ責任者、マクラーレン・レーシング Louise McEwen(ルイーズ・マキュアン)チーフ・マーケティング・オフィサーも登壇し、今回の Driven by Change プロジェクトの歴史、日本上陸の背景、新カラーリングへの想いについて語った。

「Driven by Change の日本デビューにより、新進気鋭の日本のアーティスト、そして日本の文化や現代アートを世界に紹介できる機会を得られたことを誇りに思います。

また、日本で昨年ローンチした Vuse も、ここ日本において同じ新興の存在として、アーティストとともに成長していきたいと考えています」(Mariel Markram)

Luca Angiolillo「Driven by Change の理念を体現、世界最速で動くキャンバスの上で輝く」

「MILTZ は創造性と変革のレガシーを受け継ぎ、Driven by Change の理念を体現しているアーティストです。

彼のオリジナル作品が世界最速で動くキャンバスの上で輝くと思うと、とてもエキサイティングです」(Luca Angiolillo)

Louise McEwen「目立つことは間違いなし」

「MILTZ が手がけたマクラーレン2024年型F1マシン『MCL38』の2024 F1日本グランプリ専用カラーリングは、伝統とモダンを融合させた『江戸文字龍』のデザインによって象徴的なパパイヤカラーに命が吹き込まれています。

白と青を基調としたカラーリングは、雲を駆け抜ける龍を表現し、サーキットで目立つことは間違いありません」(Louise McEwen)

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